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設計技法で理論武装する技術者(2/3)

(承前)
心まで 鋼鉄に 理論武装する」という行為の事例として国歌の要件定義から第二国歌の概念設計という冗談行為をしています。え、落ちがわかりましたあ?

●機能:固定観念の少ないことで、旧来の日本国歌の印象を薄くすること。但し君が代の文言と競合をしないこと。
●品質:日本らしさという独自性の高いもの。なお国策として「マンガ文化」をセールルポイントにしたい。
●性能:国内式典に用いるため、和楽器・洋楽器双方のアレンジができること
●セキュリティ:海外の国からすでに日本由来のものとして認識されていること
●安全性:思想的に誤解を招かないような考慮をしていること。特に中国など東アジア圏内の配慮では、その地域でなじむことが立証されていること。

これがちがちですよね。となると既存の歌曲を使うのが既定路線になってしまいます。まあ似たような事由でSEさんは新規ソフト開発するといっても、その実既存パッケージソフトの上に構築することは多いんです。
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さて単純に考えると、日韓ワールドカップで有名になった「島歌」というのがいいですよね。たしかに名歌で国際的にも評判がいいし、日本音階(沖縄音階)ですから、演奏の問題はないでしょう。(但しですね、「島歌」は沖縄民謡由来ではないんです。そこを突かれると痛い。)それから、もとが反戦歌であるからですが、君が代の文言と競合する文言があるんです。
------------引用(部分)
>ウージの森で あなたと出逢い  
>ウージの下で 千代(チヨ)にさよなら
・・・・・・
>ウージの森で 歌った友よ
>ウージの下で 八千代(ヤチヨ)の別れ
・・・・・・
>海よ宇宙よ 神よ命よ
>このまま永久(トワ)に 夕凪を
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(※ウージはさとうきびの意)解釈では、勿論歌詞を変えればいいことですが、この場面はとうきび畑に設置した防空壕が沖縄戦で破壊され、共に避難した人が帰らぬ人になったという解もあるようです。これは君が代の「千代に八千代に」を逆説的に使っっている巧みな構成です。反面「歌詞を変えればいい」というのは楽曲の存在意義を損ないます。
勿論この歌は独自に存在価値があるのは当然ですが、要件定義ではあわないということになってしまいます。(とかく要件定義に作為性を求めることは、開発設計者・研究者側の技術者には良く見えることです
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というわけで、こういう仕様(爆)を提案してみましょう。

●近年(10年前から連続的)の普及で、中国・フランスなどで以外と若年層に好まれている。(中国甘肃兰州でのローカルイベントなどもあったようだorz)但し原作自体は帝国主義を想起する意見も有る。(この曲は中国語歌詞など海外仕様がある)
●歌劇という設定は、海外の文化と類似性があるうえに第二国歌に用いられてる事例も多いが、女性のみのレビュー・歌劇は日本独自の文化であるという認識がされている。
●行進曲風で、オリンピックの表彰式ではきついが、鼓舞する目的がある場合は意外と使える。
●君が代の文言と競合をしない上、同一作者による改作実績(変奏曲化に近い)がある。(著作権の課題はあろう)
●47抜き日本音階がベースで邦楽展開が容易。(間奏部には破格あり)オーケストラ演奏もある。
●マンガ外交という国策に近似する(アニメもある上、ゲームソフトもある)

ということで、著作権確保を前提に
檄!帝国華撃団 (改)作詞:広井王子 作曲:田中公平の歌詞・楽曲を改作を提案することが出来ますよね。(ばれましたあ・・・・)
(「檄!帝国華撃団」 は補作詞・補作曲・編曲が繰り返しおこなわれています。歌謡ショー仕様でなく初期「ゲキテイ」バージョンをベースしました。)しかも、サクラ大戦というなら、防衛省も喜ぶ(以下自粛)
なおオリジナル歌詞は掲載しませんが、参考リンクで音曲共に確認してください。http://www.youtube.com/watch?v=qSt8gOFdUvA&feature=related(注:タイトルだけ大陸簡体になってますが誤字も有る)

歌詞の改作は本来は掲載するかと言うと難しいでしょうが、いわゆるMAD画像のように原作の好意的オマージュを意識したものは、著作権保護上グレーゾーンで、黙認が行われているので、その事由を明確にした上、試みに作ったものを掲載してみようと思います。
<変更点>
音曲:間奏を省略する。(じつはファンにはこの部分の評価が高いのだが・・VERで内容が度々変わってることでもあり、あえて色を弱める)
演奏状況によっては1番で最後の2行を繰り返し終了。(TVアニメの仕様
歌詞:女性のみのところを両性に取れるイメージにし、かつ帝国主義的表現を替える。間奏部分の台詞も省略する。なお、中国語版の歌詞も参考にした。
一、
引き裂かれ 闇が吠え 震える大地に
愛の歌 高らかに 躍りでる戦士たち
心まで 鋼鉄に 武装する我ら
邪悪を滅ぼし 正義を知らしめよ
走れ 光速の わが同胞(はらから)よ
唸れ 衝撃の わが同胞(はらから)よ
二、
街の灯が 消え果てて 脅える祖国に
虹の色 染め上げて 躍りでる戦士たち
暁に 激情を 照らし出す我ら
邪悪を滅ぼし 魂 知らしめよ
走れ 光速に わが同胞(はらから)よ
唸れ 衝撃を わが同胞(はらから)よ   
三、
夢さえも ちぎれ飛び 凍てつく世界
愛の灯を 抱き止めて 踊りでる戦士たち
命さえ 鋼鉄に 誓い合う我ら
愛憎を切り捨て 大儀に身を焦がせ
走れ 高速に わが同胞(はらから)よ
唸れ 衝撃に わが同胞(はらから)よ

このようにまじめに遊んでみました。さて、このように、要件定義の実施は手戻りの少ない製品化には有効ですが、これをもって革新的な製品群を創出するものではないと言えましょう。しかし周辺部の実績を固めていくということにはなろうと思います。少なくともこれによって、創造設計・創造開発に仕事を割く時間を作り出したということが効果ではないでしょうか。
しかし同時に、意外なウイークポイントもあることが見えました。要件定義をする人の知性・感覚・志向によって製品特性を完璧に変わらせてしまうことですね。要するにその人員配分・素質が設計品質を極めて高くも低くもするということでしょう。
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さて、最近この曲を大正琴で練習し引けるようになりました。やはりこの曲にこの楽器ですかね。(おい)
(続く)

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コメント

こんばんは。
第二国歌ですか。。。これはどうでしょう。(もちろん冗談ですw)

愛國戦隊 大日本のテーマ
http://jp.youtube.com/watch?v=lM6tO0icvqk

サクラ大戦の動画を使ったMAD動画もあります。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm217853

「愛國戦隊 大日本」は大学生の自主制作映画でしたが、かなり話題になった作品でした(当時私は高校生でした)。右も左も笑い飛ばすという内容だけでなく、特撮がアマチュアにしては非常にクオリティが高かったということで高い評価を得たようです。ちなみに特撮担当は若かりし頃の庵野秀明氏です。

投稿: kunihiko_ouchi | 2008年6月24日 (火曜日) 23時54分

>愛國戦隊 大日本のテーマ
うーむ・・・・これは、趣旨を理解しても、また東欧諸国から文句がきますな。(爆笑)
そーなんです。あえて設計要件という持って行きかたをしたのは、設計拘束・・横槍がこの手のことをするとあまりにも多いんですよね。

投稿: デハボ1000 | 2008年6月25日 (水曜日) 00時59分

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