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設計技法で理論武装する技術者(3/3)

(承前)
但し、理論武装は「武装」であって、攻撃材料でない。外部的には一緒のように見えるが、骨子が違うと主張できる。自衛隊が軍とは言わないように。(おい)その理由を明晰にわからず使うとなんのこっちゃということになる。
-----------引用
http://www.consultantnavi.com/archives/50388303.html
3Cとか4Pというマーケティング知識はコンサル転職に必要か
3C=顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)
4P=製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)
です。
マーケティング関連本などでは目にしますし、MBA関連や戦略関連本でも目にする言葉です。いかにも戦略系コンサルタントが使いそうな言葉ですが、これらの言葉をはじめとしたビジネス用語を知らないとコンサルティング業界への転職は不可能なのでしょうか。
答えは否です。知らなくても転職できるでしょう。
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これらは考え方のあくまでも手法でしかありません。コンサルタントが、目の前の問題に対してどう認識し、仮説を立てて解決策を練っていくのか。その認識、仮説のところで用いる枠組みでしかありません。コンサルタントは、知っている・知らないで決まるようなことで解決策を提供・実践しているわけではありません。あくまでも問題の発見から解決までのフレームワークを持っていることが強みであり付加価値を提供できる部分なのです。
選考でも同じことが言えます。戦略コンサルタントの選考で課されることが多いケーススタディはあくまでも考え方のプロセスを作れるかどうかで可否の判断されます。確かに3Cや4Pを知っていると進めやすい問題もあるかもしれません。しかし、その手法ありきで対応するような方は選考が通りにくいこともあると思います。
ITコンサルタント、業務コンサルタントの選考では、ケースは課されませんがこれまでの経験の中で、何をやってきたのかということを問われます。その受け答えで、その方の思考プロセスや行動プロセスを見ているのです。
MBA的なマーケティング、戦略用語を知らなかったとしても、しっかりとした考え方の筋道を持っている人であれば、選考は通ります。経営についてのマーケティング、戦略的な知識は後から必要に応じて身につければいいのです。頭の中の知識量よりも、頭の使い方が重要であることをもっと意識してほしいと思います。それが端的にロジカルシンキングなどと呼ばれていることなのかもしれません。
----------終了
3Cとか4Pというというと余計なことを(以下自粛)
そーなんですよね。勿論、頭の中の知識はそれは知っていても損にはなりません。むしろ知っておいたほうがいいというとたしかにそうですね。但し、そこを制御する術、つまり発想力・論理力・想像力というところをSEさんは高く持たないと、顧客の求めるものにズバッと入り、「感動を与える製品」は出来ないと思うのです。勿論企画部門等もおなじことですし、そこを意識しなければならないのは全てのビジネスパーソンに共通でしょうね。
ところで、工業系大学や学部は、社会の要求に対応して存在価値を高めるため、どうしても最近習熟させなければならない項目が増えてるそうで、事項の蓄積と言うことに腐心することになっているようです。ではカリキュラムを触って新しいものに入れ替えなければということですが、有る程度はその考え方を入れられても、基礎的項目にこれを入れることがいいのかということがあります。
例えば、3DCADが世の流儀であり、生産現場では基本的ツールになっています。ということで2DCADを教えないということは選択肢としてあるかもしれない(実際は、そうだとしても研究室で教えてるようですが)但し、だからと言って図面をドラフターなどをつかったとしても手書きを全く教えないと言うことにはならないんですよね。幾何公差の概念などは、3DCADに特性付けされる項目ですが、そこの思考形態・表記形態・習熟は基本的に紙ベースなんです。
医療系でもにたようなことを経験しているようで、医学部の教科書はこの10年で厚さが1.5~3倍になっていると聞きます。看護系・薬学系もそうですよね。薬学系・獣医学系は大学のカリキュラムがが4年から6年になりましたが、もうカリキュラムはパンパンです。一方授業時間は元々余裕がないから、教えるほうは難しい判断に成ると聞きます。そういう「市場」要求が世界各地で行われている以上、基礎的項目を抜かさないわけに行かないのですが、実用上は専門的人材に固まってしまうことになり、全体の俯瞰が出来る人材は当人の素質依存でしかという焦りがあるそうです。
さて、某氏とネット上でやり取りしてますとこんな話がでました。

某氏:貴殿がおっしゃる「芸術をする人を育てる」というのは芸術全般を制作する技能ということかと思いますが、それは専門学校で教えることであっていやしくも大学に通うものは自ら体得すべき、という思想が色濃くあります。大学で教え学ぶべきものは発想力・論理力・創造力ということが、様々な場面で繰り返し強調されます。
デハボ:ふーむ。やはりそうでしょうね。工学教育のみならず、高等教育全般が発想力・論理力・創造力(構築力とも言い換えても)の育成が本筋だと思います。しかし大略の世界の大学のカリキュラムにその発想が乏しくなってるのですよ。

獲得したものとしてノウハウを積むのもいいですが、何が本質的な要件かを見えないことが多いのが今の人たちの悩みなのかもしれません。たとえば、「要件定義」なんですが、これとてマニアル的に運用すると、実は如何様にも解釈されてしまうということが判ると思います。大学の存在意義という矮小化をすることでなく、すべての知識には、「発想力・論理力・創造力」の裏打ちを出来る限り持つようにしたいものです。

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