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ムダとりをすると時間が使える

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”プロフェッショナル”な人々の時間の使い方  2008/04/24 16:52池松 由香=日経ものづくり
 生産現場のムダとりで知られる山田日登志氏の指導現場を取材させていただくようになって,もうすぐ4年がたちます。その山田氏が先週,NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられました。その中でも少し触れられていましたが,山田氏が岐阜県の自宅で過ごすのはほぼ週末のみ。平日のほとんどは,日本全国の工場を巡ってカイゼン指導をされています。そんな山田氏の行動を拝見していて,「さすが凡人とは違う」と感心することがあります。「時間の使い方」です。
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 山田氏の平均的な平日の1日はこうです。


5:00 出張先の宿泊先で起床。散歩や出版社から依頼された原稿の執筆などをして過ごす。
7:00 朝食
8:00 指導先の工場で,前日の指導内容がきちんと実践されているかどうかをチェック。追加の宿題を出す。
9:00 次の指導先へ移動。
12:00 指導先工場に到着。お弁当を食べる。
13:00 生産現場でのカイゼン指導会。約3時間にわたって工場中を(猛スピードで)歩き回り,熱弁を振るう。
16:00 宿泊先へ移動。入浴などでしばしリラックス。
17:00 指導先工場のメンバーと「無礼講」の懇親会。
19:00 経営陣と二次会へ。経営相談に乗る。
21:00 部屋に引き上げて書籍を読むなど一人の時間を過ごし,就寝。

 スケジュールを見る限り,あまり大変そうには見えないかもしれません。でも,よく中身を見てみると,普通なら何気なく過ごしてしまいそうな時間まで「大切に」使っていらっしゃいます。例えば,移動中。大阪駅での電車の乗り継ぎに10分の時間が空いていたとします。私なら,ゆっくり歩いて次のホームへ行き,ボーっと電車が来るのを待つところですが,山田氏は違います。しっかりとお気に入りのカレー屋さんへ行き,注文をして,運ばれたカレーを食べ,代金を払ってホームへ走るのです。
------------------中断
「トヨタ生産方式」を柱 とした工場改善をされてる人です。岐阜県をベースに動く経営コンサルタント。業界では『工場再生請負人』の異名をもつカリスマ的魅力を持ってる人のようです。指導をされた会社が堂々とHPに書くぐらいの方らしい。山田さんが十回、大型工場に指導に行けば、三百人近い人手が余ってくるとか聞いています。
●ベルトコンベア撤去…『一人屋台(セルフ屋台とも言う)』生産方式・・・『(たった1人で行う)一人屋台』により生産に活かしていこうというもの。……多能工の育成により生産性向上を図る。
●一人屋台…作業員1人の周りに必要部品+工具類が全てあり、たった1人で1つの商品を完成させる。ベルトコンベアにとって替わる生産方式。
●『大量生産が安くなるという理論を覆さなければならない』…お客さんの欲しい時につくるのが一番の高付加価値だと気付けば、経営が変わる。つくり過ぎる製造業と安売りし過ぎる小売業、使い捨てをするユーザーで地球に人が住めなくなる。工業社会の行き過ぎを気付かせるのもムダとり。
要するに頭の切り替えと言うところに価値を見出す手法です。
さて、スケジュールは大変そうには見えないかもといいますけど、実はこれむちゃくちゃハードです。
指導先の工場で,前日の指導内容がきちんと実践されているかどうかをチェック・・・なんて1時間で思い切りまくし立てるし頭の切り替えを必要とします。このとおり、普通なら何気なく過ごしてしまいそうな時間をあえて大切に使うのがノウハウ。不肖私もよくにたことをします。移動中の駅での電車の乗り継ぎでもいつ昼ごはんがとれるか判らないから、10分の待ち時間があれば、立ち食いそばやさんに入ってしまいます。時間がなければ駅弁を買ってしまいます。その分,朝昼が食べられない事だって平気にある。 (これが太る元でもあるんですが)
-----------------再開
 山田氏の「時間への執着」は,とかくルーズになってしまいがちな懇親会や二次会でも同じ。例えば「滞在時間は2時間」と決めてそれを守ることはもちろん,最初から明確な目的を持って望みます。「今日は現場で元気のなかった,あの梱包担当者のやる気を引き出そう」「できない理由ばかり並べる工場長に喝を入れよう」などです。
 常に目的を持って時間を過ごす。これはどうやら,「仕事のプロ」と呼ばれる人たちにとっては必須条件のようです。経営誌に在籍していたときに取材したワタミ社長の渡邉美樹氏も,「経営者の時間の使い方」について,こんなことをおっしゃっていました。「常に仕事をしている必要はない。テレビを見てだらだら過ごしたっていい。ただ,最初から『これから1時間はテレビを見てリラックスしよう』と決めておくことが大切だ」。
 実は,山田氏には本誌5月号の巻頭コラム「私が考えるものづくり」にご登場いただいています。その中身をちょっとだけばらしてしまうと(編集長,ごめんなさい),編集長の「山田氏にとってムダとは?」との質問に,彼はこう答えていらっしゃいました。
 「一番のムダは,ただ何気なく時間を過ごしてしまうことだ」。
 人間に与えられた時間は1日24時間。この点で不平等はありません。その決められた時間をいかに過ごすかで,人生は良くも悪くもなる。この事実に早く気付き,しかも,あきらめずに夢に向かって努力し続けられる人だけが「プロフェッショナル」となり得るのかもしれません。
-----------------終了
別に、このコンサルさんのことをどうこう言うわけではないどころか、彼の本をよむと、人材育成を骨子としている見方は日本人の志向に沿った方法とも思います。人間に与えられた時間は1日24時間。ということは不平等はありません。時間をいかに過ごすかで,人生は良くも悪くもなることに気が付き、有効な時間の使い方をしたいものですと自戒をこめていいます。決して気分転換を否定していないところが、好感がもてます。

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コメント

こんばんは。
>移動中の駅での電車の乗り継ぎでもいつ昼ごはんがとれるか判らないから、10分の待ち時間があれば、立ち食いそばやさんに入ってしまいます。時間がなければ駅弁を買ってしまいます。
忙しい時期は私も昼食をまともに食べる余裕がないことが多いですね。コンビニでサンドイッチやおにぎりと飲み物を買って、電車(特急などではなく首都圏の通勤電車)の中で食べることもあります。しかし、電車の中で飲み食いすることは迷惑行為扱いされることがあるんですよね。判断基準はクロスシートだとOK、ロングシートだとNG、でしょうか。

投稿: kunihiko_ouchi | 2008年5月29日 (木曜日) 21時56分

>電車の中で飲み食いすることは迷惑行為扱いされることがあるんですよね
さすがに、食べるのがつらい場合は多いですね。ある意味大船軒・崎陽軒・東華軒という弁当なら、まだ「とにかく食うぞ」ということで免罪符になるんではないかと。
最近、駅弁やさんの減少が伝えられています。のみならず、一部の駅のように駅ナカビジネスが成り立つところとはともかく、その他のところでは絶食になってしまいます。こういうところにはロングシートの車が増えたところが多いんですよね

投稿: デハボ1000 | 2008年5月30日 (金曜日) 00時24分

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