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貧民の貧民による貧民の為の食堂

当然のことであるが、私の大学生活≒貧乏学生時代はかなり昔のことである。 カネのないときは安いどんぶり飯というまあ当然の挙動はいまでも私はそうであるが、今も貧乏学生の生態はさほど変わらないようですね。
いしいひさいちの漫画「バイトくん(関西のアルバイト情報誌「日刊アルバイト情報」で連載された)」に

①腹がすいたままで「大学前」から電車に乗る
②次の駅「とよつ」のアナウンス・・・とよすのあられ(http://www.toyosu.co.jp/index.html)のCMが頭の中を駆け抜ける。(当時このCMが関西では良く流れていた。)
③その次の駅「すいた」のアナウンス・・・・腹が空いたと聞こえ、むなしくなる。
④降りる駅は「しもしんじょう」のアナウンス・・・・「ひもじいよう」と聞こえ、ほうぼうの体でアパート「仲野荘」に帰る。

なんだなんだとも思いますが、阪急千里線の駅は、「関大前-豊津-吹田-下新庄」となってまして、しかもいしいひさいち氏は関西大学出身、本当にモデルとなった同名の建物が東淀川区下新庄4丁目に実在したそうです。なんとなくどういう学生生活をすごしていたか・・・いやいや青春ですのう。
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高校のころは、学生食堂で100円の中華そばを食べていた。(そのころは、某駅で素うどんが100円というのが最も安かった。最近この駅そば(立ち食いではない)屋で同じものを頼むと250円した。東京に比べると安い。)当時この高校は、昼には食堂が開いておらず、夕方クラブ活動が終わったころに開店していた・・・というのは元来同じ校舎の定時制生徒のために開いていたのだ。近くに県庁があるが、当時は高等学校に進学できない人の中、意欲の高い県職員が主に通っていたと言うことらしい。というわけで、その時間になると背広を着た人や、「土木事務所」の制服を着た人が、中華そばやうどんを食べて授業に臨むのが普通だった。このような人が、更に(大検を受ける必要があった学校もあったようだが)大学の2部に進学する人も居り、中には卒業後県職員から県立高校教員を経て赴任したり臨時講師を兼任する人もいた。
さて、この食堂は後に昼間にも営業するようになったが、学校としては基本は弁当持参を推奨しており、メニューは惣菜パン・カレー・中華そば・うどん・牛乳であった。早弁だいすきの生徒がよく昼ごはんを採っていたが、学校の周りの食堂が立地の関係上かなり高価な価格設定(勿論有名な食事どころも混ざっているので、仕方がない)だったので選択肢がない。
ところが、ここで出てくるのは、上に書いた県庁の職員食堂である。これがまた安いんですよ。定食が200円台だったかな。上記の事情で、県庁には母校の定時制課程に通っていた経緯のある人もおおかった上に、高校は私服からか、お目こぼしを受けていたのだが、さすがにあまりにもと言うことになったらしい。後年、さすがに自粛せいというお触れが出てしまい、その見返りに学校の食堂のメニューが増えた記憶がある。
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さて、過日TVを見ていたら立教大学からの中継があり学食のメニューを写していた。
カツカレー350円 カツどん350円  安いですねえ。
ということでふと思いたって自分が出た大学の食堂の値段は、今はどうなっているのか当ってみた。なにぶんにも昼はカレー専門の食堂で食べることがほとんど。この建物がプレハブ。米はかなり手を掛けて炊いていたようだ。大学の学生食堂でカレー専業というのは日本国内でも稀有な存在らしい。
当時の価格が載っていた。

普通カレー 具はタマネギと肉の切れ端
 (大盛)200円,(普通盛)170円,(小盛)140円 
おふくろカレー 普通カレーにジャガイモとニンジン
 (大盛)220円,(普通盛)190円,(小盛)160円
チキン辛口カレー 辛口のルー+チキン・タマネギ・マッシュルーム
 (大盛)230円,(普通盛)200円,(小盛)170円
インドカレー これまた異なったルー
 (大盛)260円,(普通盛)230円,(小盛)200円
 その他セイロンカレー,タヒチカレー

という時代。
この通称「貧食」は40年の間この建屋、この形で営業してきたが、工事に掛かるらしく今年7月末に取り壊しになるという。とはいえニーズは高く、近接する場所に立つ建物に新たな食堂ができる模様。有る程度メニューは考慮するようだが、さてはて・・・。では今の値段は
カレー大盛り 283円
ということらしい。+70円と消費税ということですね。あの雰囲気であのカレーを食べるのはもう不可能・・・というOBの嘆きの声もあるようだが、さすがに良くあの建物が持ったなということもある。一度用事を作るかね。
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隣接する学食の項目を見たら、どんぶり物用のメニューを載せてるところがあった。こちらも私にとっておなじみのところである。徹夜明けに・・・と言う事も多かった。

チキンカツカレーM 367円  ビーフカレー 315円
南インド風カレー 315円  チキントマトカレー   340円
おふくろカレー  241円  なすドライカレー   378円
チキンストロガノフ  350円  鶏チリ丼 378円
豚味噌丼 399円 月見牛丼  367円
ビビンバ丼  360円 牛とろ丼  409円
キムチ丼  367円 さんま蒲焼丼 367円
チキン竜田丼 340円 ハラルチキンカレー 320円
ZAMZAMカレー  480円(ハラールカレーです。野菜、マトン、キーマなど交互に提供します)

をを、ここにおふくろカレーが・・・ 241円ですか。230円+消費税とすると40円アップですねえ。ところでここで目を疑ったのはハラルカレーなんです。イスラム文化圏からの留学生が多いんでしょうね。国際化ということで非常に真っ当なことですが、驚きではあります。
そう考えてみると、一度仕事がらみで母校に行って、食事をある先生方としたのだが、そのときは接待用のレストランだった。その後食堂に行く時点で、インドの人や東南アジアの留学の人が非常に多いことに気が付いた。この食堂は研究生や国費留学の研究者なども使うからだろうが、時代が完全に移り変わることを感じたものです。

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コメント

 学生時代、学食のカレーにはお世話になりました。何しろ一番安くて腹にたまるメニューでしたから。でもほとんど肉は入ってなかったなあ。。。
 学食にハラルカレーが登場する時代になったとは時代は変わったものですね。

投稿: kunihiko_ouchi | 2008年5月25日 (日曜日) 21時00分

>でもほとんど肉は入ってなかったなあ。。。
このおばちゃんは盛りがいいとか、盛りが悪いとか査定したりしてましたね。
>学食にハラルカレーが登場する時代になったとは
逆にいうと、イスラム文化圏の研究員や学生を呼ぶことが現実問題国際的な流れになっているのだろうと考えます。

投稿: デハボ1000 | 2008年5月25日 (日曜日) 21時38分

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