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「混浴を守る会」(2/2)

(承前)
混浴中に「ジロジロ見ないで」 女性のクレームでマナーアップ運動 2008年4月29日(火)19時53分配信 J-CASTニュース
混浴での女性のクレームが多いとして、青森にある温泉の常連客らが、連休期間中にマナーアップ運動を繰り広げている。混浴でのマナー違反には、ジロジロ見るだけに終わらないトンデモ事例があるようなのだ。
勘違いしたふりをして女性側に入る人もいる
「きれいな女性がいたら、あなただって目がいくでしょ。見えても、知らんぷりするぐらいならいい。それが、ずっと凝視するお客さんがいるんですよ
青森市の酸ヶ湯温泉のある従業員は、混浴でのマナー違反をこう嘆いた。
同温泉は、八甲田山中にある混浴の大浴場「ヒバ千人風呂」で知られる。約320年以上前に開湯したとされ、国民保養温泉地の全国第1号でもある。そこで、ここ4、5年、男性客のマナーが低下しているというのだ。
「10人ぐらい一斉に凝視することもあるんですよ。堂々と入ってきて、堂々と見ているんです。大きな浴場なので、隠れる場所もありません。これでは、女性客は、なかなか入れませんね」
マナー低下を防がないと、伝統ある混浴文化が守れない。そう考えて、温泉の常連客らによる「混浴を守る会」が2005年に発足した。「見ればまいね 見せればまいね(見たらいけません 見せたらいけません)」と大書した看板を入り口に掲げたり、守る会のたすきをかけたメンバーの番台が監視したりする活動をしている。現在は、全国で8000人を超えるメンバーがいるという。特に連休期間は、観光客が多数来て、マナーが非常に悪くなる。そこで、期間中の08年4月26日から5月6日まで、マナーアップ運動を行っている。運動では、たすきをかけたメンバーが館内でマナーを呼び掛けるなどしている。
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館内で4月29日に記念講演をする温泉観光士の谷口清和さん(青森市)は、さらにひどい酸ヶ湯温泉でのマナー違反を挙げる。
「入り口から女性が階段を下りてくるのが見えます。そこに居座って、ずっと見ている男性客がいるんですよ。若い女性なら、男がそんなところで待っていると、引いてしまいますよね。それで入れずに、入り口のところで引き返すのがパターンなんです」
女性が無事入れても、まだ難関が待っているという。
「隅にある札で浴槽が真ん中で男女に分かれていると知らせているんですが、お湯に入ると、勘違いしたふりをして女性側に入る人もいるんです。また、女性の洗い場には、見えないようについたてがあるんですが、これも勘違いのふりして入ってしまうんですね」
富山市の温泉は混浴を止める
混浴では、「凝視」といった女性客のマナー違反はないという。なぜ、最近の男性客は、マナーが悪くなったのか。酸ヶ湯温泉の従業員は、「教育や生活環境が変わってきて、辛抱とか苦労とかが死語になったからかねえ」と首を傾げる。
温泉観光士の谷口さんは、「最近は、団体客が少なくなって、ネットの検索で混浴が目に留まって来る男性客が多い。そして、その伝統などを知らないために、本当に体験してみるとびっくりして女性をまじまじと見るようです」と分析する。ただ、さすがに女性の裸に触れたり、写真やビデオを撮ったりする犯罪行為はまずないという。
こうしたマナー低下は、ほかの混浴でも問題になっている。
例えば、岡山県の湯原温泉にある露天風呂「砂噴き湯:砂湯」。混浴の川湯になっており、谷口さんによると、無料で自由に入れるため、特にマナー違反が深刻だという。「温泉なので魚もいないのですが、勘違いしたように釣りざおを持って女性の方へ寄ってくるんですね。また、広くてあちこちに岩があるので、隠れながらそっとそばに寄って盗み見る人もいます」
マナー低下から、混浴を止める温泉も出てきている。富山市の「越中山田温泉 玄猿楼」では、こうした理由もあって、5年ほど前に内湯の混浴をなくした。「快楽秘湯表編」というサイトの温泉体験談コーナーでは、こんな利用客の投稿が出ていた。
半年程前テレビで紹介されたこともあり他府県からも来るようになって、ゲームセンターの所で若い女性が混浴に入るのをじっと待っている奴らが増え、女性客からクレームもあり客が減ってくるようなので長く続いた混浴を中止したそうです。こうして混浴が減っていくのですね
前出の谷口さんは、寂しそうにこう話した。
「温泉なので、水着は禁止ですし、バスタオルでは物足りないでしょう。このままでは、浴場内に仕切りやブラインドを設けるしかありませんね。のどかで和気あいあいとして、寛容で協調的なのが、混浴の文化なのですが
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と言うわけで、明らかに男湯と女湯が分かれていない所は、(地方自治体の指導にもよるが)こと温泉地の浴場では結構ありますし、地域の組合で管理している入浴者が限定的な浴場には混浴はあります。問題は上記のような、場所をわきまえない人が増えてきているようです。多くなったのか顕在化したのかはわかりにくいですが。
酸ケ湯温泉の広さ約260平方メートルの大浴場はヒバ千人風呂といいます。いまは違うようですが、私が行った当時夏季は八甲田山から降りてきたバスはここで運転手が休憩するので、バスから降りて観光客がそばなんぞを食べます。もちろん酸性の湯質が湯治としても効果があるということで(肌の悪い人にはちと滲みるが)、全国から大勢のファンが訪れている上に病気の人も多いです。だから看護婦さんの駐在もあるんですよね。ここも入口、脱衣所は別々となっているが、湯船が一緒となっている。施設によっては、脱衣所付近から少しの間に目隠しをして奥の方で両方がつながっているようにしたり、浴槽は一緒だが洗い場を男女別にしたり工夫しているケースもある。なかには湯着を貸し出したりと、女性に心の負担をかけないようにしてるところもあるとかいいます。
私も、腰痛に苦しんでいたころ、よく湯治にいきましたが、なにぶんにも長期休みをとることは難しく、おまけに長期滞留はコスト面もつらくどうしても、自炊に偏ってしまう。鉛温泉・台温泉・大沢温泉・青根温泉と自炊するところは多かったですが(前者は横浜から花巻まで高速バスがある)最近は、男女分けている浴槽と、共通の浴槽が並立しているようだ。一番自炊宿が多いのは、鳴子温泉郷でしょうが、 別府市鉄輪温泉も捨てがたいですね。また鳴子温泉郷には特別なのがあります。
宮城県農民の家農業協同組合
日本唯一の温泉保養施設専門農協。収容人数は旅籠部約150人、自炊部約900人。混浴がメイン。男湯と女湯が純粋に分かれているのは1つだけ。女性客から、混浴だと入りづらいという声が大きくなり、大浴場には女性だけ入浴できる時間帯を設定。混浴にしているのは、夫婦で介護しながら入る必要がある場合が結構多いから。・・と明示しております。
神奈川で湯治宿を探すとなると、箱根・湯河原に少し。後は伊豆半島(大場・伊豆長岡・修善寺・静岡市)になるのですが、自炊のところはまったくありません。じつは上記のところもPCを持ち込んで文章を書いていたりしてたので、文筆家気取りの別荘と言う感覚なんですがね。どーだインテリらしいだろう(爆笑)。
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その意味で私は、こういう環境は人と人とのふれあいで物事が成り立つ事象を身にしみて感じている経験もあり,やれやれと言う言葉になってしまうのです。確かに混浴は目のやり場に困る場合がたしかにありますね。
あるとき河原の浴場に男女のカップルがこられて、年配の方がみな端の方に固まってるのをみました。いや、温泉を楽しまれるのはいいのですし、どうも男女のカップルもマナー違反と言うことではない人のようですが、さすがに美形の方で、パートナーがご一緒だとやはり遠慮してしまうのですね。実は、気が付くと後から来た私も、この女性に「ロックオン」しそうになったので慌てたことがあります・・・
特に日ごろ来ていないところですとお互いに慣れがないから、なお更不自然になると思います。銭湯に行くのも最近は少ないですから特にそうなるのかなあと、お互いにかわいそうに思うのです。確かに混浴での温泉でも、混浴時間・男性のみ・女性のみという時間わけをするところも最近は多いです。
もちろん、それ以上に考えなければならないのは、「のどかで和気あいあいとして、寛容で協調的なのが、混浴の文化なのですが」ということ。そもそも文化が文化として認識されるのは、幅広い許容範囲が人間に形成されはじめてのことだと思う。そのような、客観的な認識訓練が出来ていないからであるが、では、それがあまねく人に備わってるかと言うと、備わりようのない人も有る。じつは、読み方によっては「寛容で協調的な混浴の文化」を理解することが出来ない人がいるということがいることが、判りえないのかもしれない。会のメンバーは「貴重な混浴文化がなくなるのはもったいない」と言うところとて淘汰と言うことから考えれば、当然の摂理とさえいう議論さえおこりうるまず混浴ありきという事では、基本的にわからぬ人にはどんなに頑張っても分かり合えない。残念なのだが・・・・
要するに、とどのつまり現下の国会の如く成る果てることのないこんにゃく問答とて、別に私利私欲だけの問題でなく、価値観規範があっては進歩しない文化「という物」の下で翻弄される人々の、フリーな行動原理になる結果、当然の帰結するところであろう。
(PS)
このところ津軽地方で古くからある温泉でかつ観光客が多くても倒産するところが増加しています。特に名湯クラスが増えているとか。宿泊客が減ったと言っても日帰り客が増え、その分来訪客の循環が良くなっているのですが、収益の割には繁忙に成る側面もあり人件費が掛かるそうです。更に現下では短期融資を求めようとしても銀行にも資金がなく、融資できないと言う資金ショートの傾向もあるそうです。今回この近所の有名温泉・ホテルが複数閉鎖になっており、酢ヶ湯温泉の繁忙も起きており、そのトラブルが顕在化してる可能性もあると思います。

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コメント

こんばんは。
「混浴文化」は日本だけかと思っていた私の固定観念を破ってくれたのが、ドイツの温泉です。海外出張のついでに立ち寄った、ヘッセン州の州都ヴィースバーデンで温泉に入ったことがあるのですが(こちらhttp://partyaminal.blogspot.com/2006/06/therme.html)、混浴、しかも水着非着用でした(古代ローマからの伝統なのだそうです)。
信じられない光景に最初は焦りましたが、ドイツ人の男女はアッケラカンとしたもので、慣れればどうってこともなくなります。若いドイツ人女性の実に麗しき御姿を間近に拝見しても「別にどうってことないもんね」とクールに振舞う余裕があったのですが、なぜか同胞らしき東洋人の若い女性を見かけたときはかなり気まずい思いをしました。あれは何故なんでしょうね。

投稿: kunihiko_ouchi | 2008年5月29日 (木曜日) 21時44分

いやいや。これは勉強になりました。ローマの影響で温泉が開かれたが、混浴は後年亡くなったということを聞いていましたが、なんと温泉湯治の研究が進んでいる地域&ローマから離れた地域ではそうなんですか・・・。
考えればここにせよ、バーデン・バーデンにせよ「浴場」と言う字が入ってるんですよね。
さて、この町郊外のネロ山に、水動力の鉄道・ネロベルク登山鉄道が走っていまして、これはまた世界でも珍しい水の利用方法です。いってみたいものですね。

投稿: デハボ1000 | 2008年5月30日 (金曜日) 00時09分

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