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冷凍食品の周辺技術(1/2)

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日清食品が冷凍事業の新会社「日清冷凍食品」を設立・JTとの統合計画解消の結果 2008年03月04日 08:00
日清食品は3月3日、10月1日付けで行われる持ち株会社制に移行する際に行なう組織再編において、冷凍食品事業を継承する新会社「日清冷凍食品」を新設すると発表した。先に予定されていたJTとの冷凍食品事業の統合問題が白紙になったための措置と思われる(発表リリース、PDF)。
日清食品はJTが加ト吉を合併した際に、冷凍食品事業を両社と統合する予定だった。しかし例の中国製冷凍ぎょうざ問題においてJT側の姿勢に疑問を感じた日清食品側とJT側に意志の食い違いが生じ、この統合計画を2月に解消した。
そこで日清食品側では組織再編成に伴いさらに本社を現行の大阪から東京に移管すると共に、持ち株会社の日清食品ホールディングスの100%子会社として冷凍食品事業を継承する受け皿会社「日清冷凍食品」を新設。日清食品の松尾昭英常務が社長に就任することになった。なお日清冷凍食品の資本金や本社の場所は現在未定。また本社の東京への移管は経営・総務・財務・法務・内部監査などの「本社機能」のみで、登記上の本社は現行の大阪のままとなる。
中国製冷凍ぎょうざ問題自身はいまだに未解決のままだが、多方面に影響を及ぼしつつある。今回のように加ト吉の経営不振を救う形で行なわれるはずだった、日清とJTをあわせた食品業界の再編においても、運命の歯車をずらされたことになる。これが吉と出るのか凶と出るのかは、時間の経過と共に明らかになるだろう。
-----------終了-----
ちょっとややこしいのは、日清冷凍食品という会社がすでにあるんですよね。(注:5/1をもって四国日清食品㈱となりました)この会社は香川県三豊市詫間町に本社があります。で、そうです。香川県観音寺市のとなり町でして冷凍トンカツ・冷凍うどん・冷凍シューマイの製造(主に業務用)と冷凍給食食材の供給事業を行っています。(さらにここの子会社が、日清ブランドの一般販売用の どん兵衛ブランドの冷凍うどんの内、うどん玉の供給をしているようです)位置的には加ト吉と競争相手になる。上の新会社の位置付けがよく分からないのですがまだ未確定なのかもしれません。但し、日清食品の子会社のなかでもかなり高い位置を占めてますので、社名変更などの操作をするのかもしれませんね。
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受け皿会社としてどうなっているのかがわからない上に、日本の冷凍うどん業界を日清食品Grが寡占状態になることに成るわけです。(のみならず、明星食品の冷凍食品部門もこの傘下にはいる)
うどん大好きな方には、旧社名、ピギー食品株式会社という名前で気が付くかもしれません。
-----------引用(参考:http://www.sanuki-udon.net/freeze.html一部整理している
あの恐るべきさぬきうどん(第2巻)現在はこれに記載)にも「冷凍うどんて、意外とうまいんちゃうん?」と登場している冷凍うどん。
讃岐うどん信奉者の中にもその実力を認める人も多い。しかし所詮は冷凍うどん。「冷凍うどんもいけるよね」ぐらいの扱いだ。そこでここではその冷凍うどんに光をあて、断面をズバーっと斬ってみたい。
因みに冷凍うどんの食べ比べとしては上記第2巻に紹介されている読者の感想がある。「加ト吉、日冷はまあまあ、某大手スーパのは×、ピギー食品がダントツにおいしい」
(注)「ピギー食品」は日清に吸収され(注:会社が傾いたとか言うことではなく、会社の業態拡大を考える上で、主要顧客である日清が価値を見出し、資本導入をしたのが正しい)現在は「日清冷凍食品」となっている
麺を比較するには生醤油うどんが良いなどと言う人もいると思うが、ここでは讃岐うどんのもっとも一般的食べかたであろう「かけ」で試食してみた。また麺のみの味、固さを見るため、断面を見る時につかった冷水にさらした麺も同時に試食した。
# 普通ならかけは麺を茹でる->冷水でしめる->かるく温める->出汁をかけるとなるが、今回は一度ゆでた冷凍麺の為、1分間茹でる->出汁をかけるとしている。
  冷凍うどん比較データ
●カトキチ 本場 さぬきうどん (加ト吉KF25)
モチっとした腰、やわらかいが腰のあるゴム系の麺。表面には結構ヌメリがありまた噛んでいるとヌメリが増してくる。粉を水に溶かしたようか感じのヌメリだ。
●味の素KK 本打ち さぬきうどん(国産小麦100%) (味の素株式会社AFSG)
推奨ゆで時間1分~1分半のところを1分にしたせいか他の2つに比べて若干太めのせいか結構固めの麺である。断面のところで説明したまわりの白い部分はわからかいが中心の黄色い部分が歯にゴチっとくる。ゴム系というよりは攻撃的な麺である。表面の白い部分のおかげかツルツル感も結構ある。
●SAVINGS 熟成包丁切り さぬきうどん (株式会社ダイエーB161)
食間的には加ト吉に近いモチっとしたゴム系である。表面はあまりツルツルしていない。断面が正方形なせいか、もしくは断面が正方形の方が口当たりが軽いと恐さぬに書いていたせいか、口当たり(舌に乗る感じ)が軽いように感じられる
●本場さぬき 包丁切りうどん (日清冷凍食品)(---別のチャンネルもあり)
表面の透明感のある部分のせいか非常にのど越しが良い冷たくして食べるならまったく噛まずにツルツルと食べる事も可能である。ただし、冷やして食べる時には今回試した60秒では固くなり過ぎたため90秒ほど茹でる必要があるかも知れない。そして噛んだときの食感であるが表面部分に粘りがあり中心部分がごちっとくる。飲み込んで喉でも、噛んで歯でも味わえる麺だと感じた。
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日清冷凍食品自体は元々ローカルブランドと言う事もあり、香川県のいろんな「讃岐うどん」のチャンネルの販売もあるようだ。最近はメーカーサイドから直販もしている。この感じだと「讃岐うどん」という既存イメージの食品には日清冷凍食品製品は非常に近いかもしれない。従って駅売りの立ち食いうどんに在庫管理の容易さから日配品の製麺所うどんより使いやすいということもあって、かなり玉うどんを駆逐する地域もある。(個人的意見だと 「SAVINGS 熟成包丁切り さぬきうどん 」は時間をかけてゆでるとのび易い。讃岐うどんでは欠点であるが、大阪のうどんではこれはあり。体調の悪いときに食べる「かぜうどん」は逆にこの欠点をつかえるかもしれない。)
但し、大阪や博多のうどんという「消化のいい食べ物」という事だと、他のうどん会社のほうが向きかもしれないですね。例えばキンレイの鍋焼き冷凍うどんのシリーズは、もともと大阪瓦斯の子会社であった関係で大阪風味にこだわっているから本当に柔らかい。(このキンレイの話は食品工業の考え方として非常に示唆に富むので改めて語る)
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加ト吉の経営的問題の救済として日清食品が入るというのは、仕方がないであろう(しかも加ト吉はカネボウ食品の即席ラーメン部門を継承したので、これを日清食品が確保するということもある)勿論、日清食品自体が外貨の資本が入る(というか、外資が資本を入れたという敵対的な環境もある)事もあるから、拡張基調を取らなければならないという側面もあろう(外資側は、加ト吉への資本投入は会社の評価損を招くため反対と明言している)
けど、日清冷凍食品は冷凍技術の高さに関しては、冷凍食品業界でも一定の位置を持ってるのは事実のようだ。
かねてからピギー食品のうどんは冷凍しても玉が伸びないということで不思議られていたが、混ぜている澱粉(これ自体はどれでもいいもの)が、「タピオカ澱粉」を使っていることがノウハウであった。これを見出したところに技術を感じる。勿論加ト吉も黎明期にチルド製品の開発に際し、魚介加工と一体になったラインナップを構築した力を持つし、業界には冷蔵倉庫からの展開という装置産業としての視点もある。M&Aをしないと、国際的競合に勝てなくなっているという解釈に支配されている現状、資本の集中、選択と切捨てがあろう。どちらかといえば消極的にせよ、資本集中を意図せざるを得なかった現実がある。従って対策として明星食品を連結し、加ト吉を取り込みということをするしかなかったようである。
気になるのは、基本技術が確立されたというとはいえない冷凍技術の現実に対峙している技術に関しての投資評価が行えないことである。勿論製品販売のマーケッティングの技量、経営的指針をメインに会社経営が進んでいくのが世界の趨勢。だが、その周囲にある工業的技術に企業の付加価値を見つけにくくなっている、ないしは価値を見出さないことが趨勢ということは、冷酷にうけとめるしかないようだ。
(続く)

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