« 工作の時間 | トップページ | バーチャルピアノの裏に »

仕事した気って素晴らしい

-------引用
http://portal.nifty.com/2008/04/11/a/
どうでもいいことをプレゼン資料にする
パワーポイントで作った横長のプレゼン資料をよく見かける。
図を多用し、独特のパステルカラーで着色されている。不思議なイラストもちりばめられている。会社勤めをしている人には一般的だが、やっぱりあれは独自の風習だと思う。
独自の風習よばわりしてしまったが、嫌いじゃない。面白いと思う。むしろどうでもいいことさえあのフォーマットで表現してみたいと思う。妙な説得力が出たりしないだろうか。(林 雄司)
たとえばある日の昼食にサバを食べたこと
夜は海鮮居酒屋になっている店に入った。ランチメニューも魚中心である。年々魚好きになっているのでやっぱり魚を食べたい。体のこともちょっと考えている。しかし刺身定食980円は高くないか。うーん、あ、でも日替わりと焼き魚がなんだったか入り口で見てくるの忘れた。煮魚は確かサバだった。
迷っているがもう注文を取りに来ている。早く決めなければならない。ハンバーグが唐突だけど魅力的。でもなあ…。 もう隣の同僚は注文をしている。
ブログランキング・にほんブログ村へ
煮魚定食にした。サバの味噌煮である。このサバに至るまでの過程をプレゼン風に表現するとこのようになる。
(略)
すべて脳内で行われていることだが、説得力が出た気がする。「コンセンサス」などというカタカナ語、「及び」の多用。仕事した気になってすばらしい。サバ食べただけだけど。

サバのうまさを満喫していると、向かいの同僚が食べている食事が魅力的であることに気づいた。鶏の香味ソースだ。 肉とは言っても鶏ならばよかったのではないか。やっぱり肉は魅力的だ。あっちにしてもよかったかもしれない。さっきの過程がいきなりつまづいてしまった。次回からは海鮮居酒屋だってことを気にせずに肉を頼んでみようか。この過程をプレゼンするならばこうなるだろう。
(略) ------(おい。デミングサイクルを用いて説明するかよ!!!)
僕は朝と昼を兼ねているので1日2回しかごはんを食べられない。そのうち1回を失敗するとすごく損した気になる。失敗したから別のものを食べなおし、ということができない。からあげにすればよかったなーと思いつつ職場に戻る 。そんなリスクを避けるためにも、ランチ(兼 朝食)を選ぶ際の指針をまとめておきたいところである。5つのポイントを共通の頭文字をとって整理してみた(よくこういうのあるよね)。 (略)
隙間が空いたのでクリップアートで埋めてしまった。よくできたプレゼン資料でも1枚ぐらい、こんな気の抜けたスライドがあるものである。
かつて「インターネットは5つのCである」という資料をまとめていた知人が、Contents、Commerceなどまではよかったが最後のひとつで苦しんで、Calendarと入れていたのを思いだした。カレンダーかよ。
----------------------------
これを論じた有る人のBLOGを読んでいて、大うけしてしまった。 http://blog.goo.ne.jp/kunihiko_ouchi/e/66edd5e21570c8f089ef844fa24298ac   
確かにこのようなことってある。事実大半のプレゼンテーションというのは、何らかの提案がなければ成り立たないし、そんな遊びのようなことはまずしないであろう・・・と思う。だからこんなのはお遊びだよと。
ところが逆に言うと、そこで、実はこのように理論と見えるものに裏打ちすることにより、なんかあるんだなという幻影を描くようなことをすることが出来る。これはなんと人の心理の裏の裏・・それじゃ表じゃん・・という冗談はおいて置いて、まさかそんなことをしないと思うことをする相当なずうずうしい技に掛かったというわけ。つまり、このような「理論の衣を着たお遊び」が混ざっていた場合、そして貴方のボスがこれに感銘をうけてる場面に遭遇した場合、貴方はこれを無視出来るであろうか。
要するに貴方の隣のプレゼンも・・・こんなのかもしれない・・・・おお怖。
---------------
故中島らも氏が広告代理店に勤めていたころの随筆に、「広告文案を考える人(クリエーター)が、椅子に座って足を投げ出して考え事をしているように見える。けれどもその実、さっき食べた昼ごはんのおかずが何だったか思い出してるだけだったりする」というのがある。なにかそれを思い出す話だ。
ただ、私も下記の意見に賛成である。
--引用---

語っているメッセージは別段たいしたものではなく、文章化すると実にプアーな内容であっても、相手を納得させなければならない場面は結構あるわけで(苦笑)、そのためのツールとしてのパワーポイントの技法を私も処世術の1つとして身に付けなければならないかもしれません。

そうなんですよね。コンサルというのは、時にアジテータにもなる。そうなると、このような事もしなければならないということになる。研究者は芸者であるという言葉もある。(いつ何時都合のいいような踊りを踊らなければならぬという意味。MOT(技術経営論)の古典的考え方で語られることがある。)こういうスキルは積み重ねていくと世俗の垢にまみれていくようで・・・なんとなくねえです。生きてる以上しかたがないかな。
まあ、「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや(by 親鸞)」、(「歎異抄」)。そうでなければ、「わかっちゃいるけど、やめられない(by 青島幸男)」とか語ってむなしく晩酌をしながら自己満足を得ますかね。
まあ、善人と世間から言われている人は自分は善人であると信じて疑わず、悪人をさげすんでいるものだそうです。自分の力を過信して、自分を客観的に見ることができないのという見方ですね・・・って考えるほどに自分が小さきものに見えるわ。

|

« 工作の時間 | トップページ | バーチャルピアノの裏に »

コメント

おはようございます。
TBありがとうございます。さすがデハボ1000さん、いつもながらの深い考察はさすがですね。現在とある提案書を作っているのですが、やはり私はワードで文章主体のものを作ってしまいます。だから打率が(採用される率が)良くないのかなあ。困ったものです。

投稿: kunihiko_ouchi | 2008年4月22日 (火曜日) 07時06分

ありがとうございます。
>現在とある提案書を作っているのですが、やはり私はワードで文章主体のものを作ってしまいます。
論文ばかり書いていた時代は、Wordで文章と言うのがほとんどでしたが、社内設定様式に図のみの営業・総務部門向けのプレゼンを、(A3.1枚)半年に1回(土日に会社に行って・・・orz)書いたのが、後に役に立つとは思わなかったです。官庁向提案(補助金申請)だと嵩が言うことを聞いたりする。使い分けをやってマスターしたのは最近です。
今日は一日展示会の場立ちでしたが、これも結構プライベートプレゼンですから、疲れましたあ・・・

投稿: デハボ1000 | 2008年4月22日 (火曜日) 20時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100146/40900792

この記事へのトラックバック一覧です: 仕事した気って素晴らしい:

« 工作の時間 | トップページ | バーチャルピアノの裏に »