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エンジン工場

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トヨタ、宮城にエンジン工場 10年操業検討   2008年03月22日土曜日 河北新報
 トヨタ自動車が宮城県内に乗用車用エンジン工場の新設を検討していることが22日、分かった。2010年に生産子会社のセントラル自動車(神奈川県相模原市)が同県大衡村で本社工場を稼働させるのに合わせて操業を始め、セントラルと関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)にエンジンを供給する方向で調整している。
 新工場の建設地は、仙台北部中核工業団地(宮城県大和町)でブレーキ関連部品などを生産するトヨタ自動車東北の敷地内とみられ、トヨタ東北が受注生産する方式が有力視されている。同社は、以前からエンジンの生産に意欲を持っており、トヨタ本社に委託の働き掛けをしていた。
 エンジンは、関自工岩手工場やセントラル自動車が生産する排気量1500ccクラスの小型車向けで、年間20万基前後を予定。投資総額は300億円規模とみられる。
 原油高を背景に燃費の良い小型車は世界的に需要が高まっている。トヨタもロシアや北米、欧州向けにエンジン供給が追いつかない状況で、一部を中国から国内に逆輸入していた。
 東北ではセントラル稼働後、関自工岩手工場と合わせた完成車が年産50万台近くになる見通しで、トヨタは物流コスト削減や人材確保の面から、東北での立地を検討していた。トヨタグループは、東北を東海、九州に次ぐ「第三の拠点」と位置付けており、デンソー(愛知県刈谷市)、トヨタ紡織(同)など大手サプライヤーの進出も加速している。
 トヨタは現在、国内では愛知県の3工場、福岡県の1工場でエンジンを生産している。
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トヨタ、宮城にエンジン工場・年産20万基、東北を主要拠点に。(2008年3月22日07:00 日本経済新聞)
 トヨタ自動車は宮城県に乗用車向けエンジンの新工場を建設する。2010年をめどに稼働し、当初の生産規模は年間20万基前後を計画する。投資額は200億―300億円とみられる。宮城県や岩手県で生産する小型車に搭載する。燃費効率の高い小型車は国内外で需要が増加する一方で、競争が激しくなっている。トヨタは完成車生産が拡大する東北に基幹部品の生産を集積させて物流費などを圧縮、世界規模で小型車の競争力を高める。
 新工場はブレーキ部品などを生産するトヨタ自動車東北(宮城県大和町)の工場の近くに立地する方向で最終調整している。トヨタにとって国内5カ所目のエンジン工場で、東北では初。
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色々聞いていると、東北地方でも最近は仙台一極集中の傾向が強まってしまいそれに伴い東北地方の中で産業格差が出ているという話が出ていますね。
一般的に東北地方が工業に対して疎遠という形ではいままででも決してそうでないのでして、仙台地区は素材工業に関しては割りとありますし(ただし、水産業が目立っており、その加工工程の工業もおおいから存在が希薄になりがちですが)福島県は浜通りには石炭化学起源の工業・中通りには機械部品工業が割とあります。その流れで、宮城県南部は機械部品は工場が多いですし、一定の工業の蓄積がありますね。宮城県北部は、電子工業の加工組立もある。更に岩手県は盛岡以南は鋳造工業については歴史・実績が高いです。そして少し飛んで、八戸というのがあるわけで。そのほか鉱業というともっとありましたし、見事に白河から八戸まで「白河以北一山百文」と揶揄された地域ではベルト上につながってはいるんです。
けど、も一つ考えなければならないのは、これらの工場には現業部門として貴重な実践例ではあるものの、開発研究など工業で重要な要素がくっついてきていないということが、なんか地域にとっての満足度が低く、モチベーションが上がらない問題の一つではないでしょうか。もちろん、宮城県・福島県に限っては研究開発部門が最近は立地してますし環境としては良くなってきていますが
いま愛知県では人材不足が深刻で、もう他県に配慮できる状況でないということで、以前は遠慮してきた人材の他県からの導入を推進しているそうです。しかし、もう移動できる人というのは地方には少ない。なぜか東海圏一人勝ちの形相ですが、そのうちの「かなり成熟した製造ラインを東北・九州に分散」という形で持っていく、そして機関開発部門は外さない以上、利益無き繁忙というような外見が本質以上に目立ってしまうのではと思うのです。
もう一つは開発研究に関する基礎インフラである、情報がやはり集中しているのが関東だということは逃れないようです。最近は関西の地盤が低下傾向にあり、多少東海地域のランクがあがりつつありますが、それは東京と言うものに引き寄せられている側面もあると思います。
この情報という意味は、インターネットに乗るようなものでなく、ターゲットを絞ったコアな限定情報であるのですね。営業情報としても、技術情報としてもそうなるんです。逆にITに情報が(質の良否は議論しないとして)あまねく広がることによって、コアな情報が非常に鋭角的付加価値を持つようになってきたともいえましょう。誰しもIT環境の普及で情報取得が平準化されると思っていたのに、こんどは情報の持つ稀有な特性が変質してしまう現実を、だれが想定したでしょうか。
資産は一人勝ちするというのはどうやらこういう所にもあるんですね。やれやれ。

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コメント

こんにちは。楽天は仙台を拠点として山形など、東北全体を盛り上げるように頑張っているようですが、どのくらいうまく行っているのでしょうか。ちなみに2軍は今日から湘南と山形で3連戦です。

投稿: KADOTA | 2008年4月18日 (金曜日) 07時15分

こんばんは
福島県相馬にIHIのジェットエンジンの工場がありますね。私はまだ行ったことがないのですが、むしろ仙台に近いと聞いています。私の教え子が毎年行っています。
MRJの工場を苫東へ誘致したいと北海道が動くようですが、どうなのでしょうかね。

投稿: SUBAL | 2008年4月19日 (土曜日) 00時05分

>楽天は仙台を拠点として山形など、東北全体を盛り上げるように頑張っているようですが、
そう考えると、以前ロッテの本拠地だったり、大洋の準本拠地だったりしましたが、盛り上がり方がないに等しい状況でしたね。それに比べると・・・その昔の広島みたいになってる気も。山形と仙台がいまは思いっきり時間距離が短くなりましたからね。
>福島県相馬にIHIのジェットエンジンの工場がありますね。
仙台の通勤圏・商圏の南限が相馬市・南相馬市でして特に相馬市・新地町は仙台の放送局のエリアです。苫小牧と比べてこちらも空港にちかいことを考えると、どっちもどっちではと思っています。海外に認証を取り直す必要もあるでしょうし・・・(それ以上にIHIさん、今いろいろあるし)

投稿: デハボ1000 | 2008年4月19日 (土曜日) 01時16分

確かに言われてみると、相馬⇔仙台空港が35km程度、苫小牧⇔新千歳空港は20km程度で、航空機部品産業にはなかなかいい立地なんですね。
(もっともそれを言うと川崎臨海部の某自動車工場跡ならわずか1kmなのではありますが、まあ地価や賃金水準が違いますしね。)
ところでMRJのエンジンはP&Wの新型になるようですが、日の丸ジェットに搭載するとなるとやはり石播が生産協力するのでしょうかね?

投稿: TX650 | 2008年4月19日 (土曜日) 10時50分

>確かに言われてみると、相馬⇔仙台空港が35km程度、苫小牧⇔新千歳空港は20km程度で、航空機部品産業にはなかなかいい立地なんですね。
そういえば、相馬第二工場の元になった旧田無工場・瑞穂工場は東京近郊です。羽田基準で30数キロですね。後者は横田基地の至近ともいえる。そこで、HPを見て比較。
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相馬第一工場・相馬第二工場(航空エンジン・ガスタービン・宇宙機器)
昭島事業所・瑞穂工場 (航空エンジン・宇宙機器)
呉総合事務所・呉第二工場 (航空エンジン・ガスタービン)
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うーむ。呉も、既存インフラと空港の近さを考えるとまんざら立地は悪くないですね。

投稿: デハボ1000 | 2008年4月19日 (土曜日) 13時45分

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