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あーそれ、そんなの関係ねぇ

空幕長「関係ねぇ」に違和感=石破防衛相   2008/04/22-11:25時事通信
 石破茂防衛相は22日午前の参院外交防衛委員会で、航空自衛隊のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決に関し、田母神俊雄航空幕僚長が「『そんなの関係ねぇ』という状況だ」と述べたことについて「大変人気ある芸能人の発言(決まり文句)を引用して述べたことが適切だったかどうか、やや違和感を持つ」と指摘した。
 ただ、石破氏は「(違憲判決で)現場の隊員に迷いが出るとすれば、政府の立場に変わりはないということを述べたものだ。気持ちを引き締める心情においては理解できる」とも語った。民主党の浅尾慶一郎氏が「責任ある立場の人間の発言としていかがか」とただしたのに答えた。
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「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断 2008年04月17日20時44分 アサヒ・コム
 自衛隊イラク派遣差し止めなどを求める集団訴訟の控訴審判決のなかで、名古屋高裁(青山邦夫裁判長)は17日、航空自衛隊が首都バグダッドに多国籍軍を空輸していることについて「憲法9条1項に違反する活動を含んでいる」との判断を示した。ただ、結論は原告側の敗訴とした。
 各地で提起された同種訴訟で違憲判断が示されたのは初めて。「実質的な勝訴判決」と受け止めた原告側は上告しない方針を表明している。勝訴した被告の国側は上告できないため、今回の高裁判決は確定する見通しだ。
 判決は(中略)「武力行使を禁じたイラク特措法に違反し、憲法9条に違反する活動を含んでいる」とした。
 さらに判決は、原告側が請求の根拠として主張した「平和的生存権」についても言及。(中略)平和的生存権には具体的権利性があると判示した。
 ただ、今回のイラク派遣によって「原告らの平和的生存権が侵害されたとまでは認められない」と述べ、1人1万円の支払いを求めた損害賠償は認めなかった。また、訴えの利益を欠くなどとして、違憲確認や差し止め請求はいずれも不適法な訴えだと指摘。原告側敗訴とした一審・名古屋地裁判決の結論を支持し、原告側の控訴を棄却した。
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自衛隊空幕長をクビにしろの声 2008年4月24日(木)10時0分配信 日刊ゲンダイ
●憲法なんか守らないと宣言して軍隊の危険な正体を完全に暴露
 これほど傲慢で危険な発想の人物が、なぜ、航空自衛隊のトップに座っているのか。イラク空自の違憲判断に「そんなの関係ねえ」と言い放った田母神俊雄・航空幕僚長のことだ。
 名古屋高裁は、航空自衛隊が活動するバグダッドは「戦闘地域に該当する」としてイラク特措法に違反していると判断。そのバグダッドに多国籍軍の兵士を空輸する活動は、「他国による武力行使と一体化した行動で、武力行使を行ったとの評価を受けざるを得ない」と、憲法9条にも違反していると指摘した。
 それを田母神・空幕長は、海パン一丁のお笑い芸人の流行フレーズでちゃかしたのだ。
「これは恐ろしい発言です。自分たちは、裁判所の判断も憲法も守らないと言っているわけです。裁判所も、裁判所に訴えを起こした国民も、自衛隊に文句を言うな、と。こんな理屈が通るなら、自衛隊はやりたい放題やっていいということになる。民主主義は根底から崩壊です。武器を持っている自衛隊が暴走すれば、戦前の日本軍と同じ。シビリアンコントロールは有名無実化し、戦争に向かって一直線ということになります」(立正大教授・金子勝氏=憲法学)
 田母神氏は昨年5月にも、人道上問題になっているクラスター爆弾について、日本国民が被害を受けることになっても、「島国日本の防衛に有効」と言い放っている。一体、どういう神経をしているのかと思ったら、自衛隊のサークル誌に寄せた論文では、親自衛隊派と反自衛隊派の日本人を同じに扱うのはおかしいとして、「親自衛隊派をえこひいきしろ」と書いていた。「我々は今、日本国内において反日的グループとの冷戦を戦っている」という認識も披露しているから気味が悪い。
 軍事評論家の神浦元彰氏が言う。
「イラクに派遣されている空自隊員の家族も、田母神発言は受け入れられないでしょう。隊員は、戦闘地域にもかかわらず、『戦闘地域ではないんだ』と派遣され不安を抱えているのです。それが間違いだと指摘されても、関係ねえ、と派遣を続ける。これでは、補給も考えず南方に向かわせて多くの日本兵を餓死、病死させた大本営参謀と同じです」
 田母神・空幕長もバグダッドの怖さを知っているらしい。昨年12月に自衛隊機で着陸しているが、その寸前に「ミサイル警報装置が鳴り、緊張した」と言っていた。
 それでも憲法違反の派遣を続けるのだ。
「田母神氏には責任を取って辞めてもらいたい」(神浦元彰氏=前出)という声は当然だ。
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「キャンディーズを見習え」=石破防衛相、省内確執を戒め 2008/04/04-12:06 時事通信
 「みんなが熱狂できた。あの時代をすごく懐かしく思う」。石破茂防衛相は4日午前の記者会見で、3人組のアイドルグループ「キャンディーズ」の解散から30年を迎えたことに関し、防衛省改革を絡めながら感想を熱っぽく語った。
 キャンディーズの大ファンだったという石破氏。「3人は本当に心を一つにしてやっていた」と振り返ると、自らが進める組織改革をめぐって省内の確執が伝えられることに関し「政治家、背広組、制服組が『いつも一緒にいたいね』というのが多くの人の共感を得るのではないか」と、省内の「ハーモニー」を重視する考えを示した。
 不祥事が相次ぐ防衛省は、世論の批判にさらされている。キャンディーズは解散の際に「普通の女の子に戻りたい」と語ったが、会見後、防衛相周辺は「普通の役所に戻りたい」とつぶやいた。
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近年キャラが立ちすぎて・・・という言葉を述べた某政治家の方がいらしゃるが、これも程度問題で、私はあるいみキャラが立ちすぎてるのも石破氏の持ち味だと思います。おしゃべりが過ぎるとか、言語明瞭・意味不明とか言われ方もあるようですが、今までの問題が「政治家、背広組、制服組が『いつも一緒にいたいね』という・・・」所に問題の本質を持ってくる以上彼がその雰囲気を融和に持ち込もうとすることは分からなくもないです。
同じ仕事を有る程度同じ目的で志向するのは、企業としてならあるべきですが、ディフェンスというところを考えるとどうしてもシビリアン・コントロールの基本姿勢では軋轢が出るようですね。これはお互いの仕事がパッチリ分かれていて、相互に判りえないようなところもあるようです。
私の知り合いでも制服組の人が何人かいますが、制服組とはいえみな人事や総務・技術の人で、比較的背広組の人とお付き合いが居る人です。彼らの話を聞いていると、「我々の仕事を聞いてくれない」という意見もあります。ところが、別に最近防衛医科大の先生から、市谷の本庁に動いた人もいまして、これなんかは制服組の上級職員から文官の上級所員にかわったというのか私にもわかりかねますが、交流がないわけでもないらしいです。とはいえ、お互いの仕事が分かれており理解しにくい側面があるといえるのでしょう。
じつは、民間企業でも 経営陣・事務職(いわゆるホワイトカラー)・現業職(工業なら工員さん。鉄道業では駅員さんや運転手さんなど・・・が判り易いですか)でこのような傾向が強い会社もあります。その問題点はあるんですがここでは言わないことにしておきましょう。
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防衛省職員のうち、政府の公式見解で文民ではないとされている自衛官等を除く常勤の職員、すなわち防衛事務次官、参事官、書記官、部員、事務官、技官等を「文官」と呼ぶ場合があります。軍事行政は国や組織によって武官が行なうところと文官が行なうところがあり、旧日本陸海軍では武官が行なったが、議会政治との軋轢から弊害が生じ、自衛隊では文民統制の見地から文官が行なう。軍政を文官が行なうこと自体は問題は無いが、日本の場合、「文官が行なう」というより「武官に行なわさせない」という説もある。
(注:シビリアン・コントロール・・文民統制・・とは、ざっくりいうと
(誰が?:国民が)→(どうする?:コントロールする )→(何を?:軍隊を)→(どうやって?:選挙で選ばれた国民の代表(政治家)を通じて)ということ。)
となると、普通、「背広組、制服組」という括りに対し、さらにこれを支配することにしている、「政治家」を分けて3点セットで別れたのは文民統制を前提にした、非常にバランスがとれた表現でしょうな。
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さて、航空幕僚長が「『そんなの関係ねぇ』という状況だ」と述べたことですが、これは実務をしている人間としては士気というか、命令権を持つ事によって具体業務を「粛々と」行うという使命感を持つ・・というか持たざるを得ない職務では、下手に文民統制を批判する発言は出来ないでしょうな。但しこれはもっと上に立つと、三権分立の上にのるところですから、直接的な指摘を受けることはない。むしろ、司法も業務自体については、「ただ、結論は原告側の敗訴とした。」と言う分けですから、直接的影響を最小限にしてる。だからなにも幕僚長が言わなくてもだんまりを決め込んでいいと思うのです。但し、それでは黙っていると「統率者としていいのか」という認識を、部下(あえて会社組織風に書くとです)に疑念を持たせる。これものもいかがかとなるでしょう。
私はこの幕僚長が選択肢として考えた最適の状況は、どう解釈されてもいい文言にするという形にしたのだとよみました。姑息といえるならいえますが、どうとでも言い訳が効きますよね。それでも、どう解釈するかというと、色々有る。上記のようにシビリアンコントロールでの考え方ではこの言葉でさえ言ってはいけないという意見もある。案の定と言うか、なんというか。
上に「「そんなの関係ねえ」と言い放った」 「田母神・空幕長もバグダッドの怖さを知っているらしい。昨年12月に自衛隊機で着陸しているが、その寸前に「ミサイル警報装置が鳴り、緊張した」と言っていた。それでも憲法違反の派遣を続けるのだ。」という記載を引用した。これを批判することは簡単だ。けれども、彼は自分の仕事に確信と信念をもつからこそ言わなければならないし、信念を通す発言は全体最適化の行動をしなければならない幕僚長では職責としては許されない。けど言わなければ統率が取れない。良い事も悪い事も価値基準の確定しない現代では、何をしても文句が出る立場である。「そんなの関係ねえ」と言い放ったといえばそうだが、それをいえないということを小島よしおに託して自分はいわない姿勢とよんだ。
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勿論この言葉を野党が文句をつけるのは至極当然。しかも、切れ者で浅尾慶一郎氏が文言を出すのはあり。それを文句を付ける気はないです。けど、あえて見事に切り替えしたな。
大変人気ある芸能人の発言(決まり文句)を引用して述べたことが適切だったかどうか、やや違和感を持つ」と指摘した。ただ、石破氏は「(違憲判決で)現場の隊員に迷いが出るとすれば、政府の立場に変わりはないということを述べたものだ。気持ちを引き締める心情においては理解できる」とも語ったと言うが、これYES(浅尾氏の意見に対し)-BAT(持ちを引き締める心情)と言う意味では、言質を与えないし、幕僚長の意図を踏んだと見えるわけで、どうも石破氏が一枚上ですぜ。
但し、こういう世事に関しては思い込みの激しい方のようですからね。「キャンディーズ」の解散から30年を迎えたことに関し、防衛省改革を絡めながら感想を熱っぽく語ったというところや、自他共に認める軍事オタクとしても知られ、少年時代は自動車、タクシーが大好きな車マニア、SLが大好きな鉄道マニアでもあったとかに、多少麻生氏と同じ姿を(以下自粛)。(かといいながら浅尾慶一郎氏もアニメにかなり精通してるということも聞きますがね・・・)
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とはいえ私は思わず粋な発言でわらいました。
大臣も幕僚長も『そんなの関係ねぇ』という言葉を言いながら、『そんなの関係ねぇ』という行動をしなかった。

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