« 流体機械で落語 | トップページ | ずんだスイーツ参上 »

吸収石油(泣)

-----------引用
新日石が九州石油を吸収合併へ、売上高は出光の2倍 3月18日10時36分配信 読売新聞
 石油元売りで売上高トップの新日本石油は18日、同7位の九州石油を10月1日をめどに吸収合併すると発表した。両社の売上高を単純に合計すると7兆円超となり、2位の出光興産の2倍以上の規模となる。国内元売りの合併は、2002年のエッソ石油とモービル石油以来となる。
 九州石油は非上場で、筆頭株主の新日本製鉄が35.97%、新日石、三井物産、丸紅、昭和電工の4社が2位でそれぞれ10%ずつ保有している。新日石は株式交換などで全株式を取得する。また、九州石油のガソリンスタンドは「ストーク」ブランドを掲げているが、合併後は新日石の「エネオス」ブランドに切り替えていく。
 九州石油は、九州や関東を中心に系列のガソリンスタンド681店を展開し、1日に原油16万バレルを処理できる大分製油所がある。新日石は九州に製油所がなく、補完関係が期待できる。
 国内のガソリン需要は、2年連続で減っている。原油価格の高騰でガソリンスタンド側への価格転嫁も進まず、元売り各社の石油製品販売部門は、業績が急激に悪化していた。このため、新日石は合併で事業規模を拡大、製油所の再編などを進めて経営効率化を図る。
------------
ブログランキング・にほんブログ村へ

新日本石油が九州石油を吸収合併 2008年03月18日10時38分 アサヒ・コム
 石油元売り最大手の新日本石油が、7位で資本関係にある九州石油(本社・東京)を今秋にも吸収合併することが分かった。18日午後発表する。新日石は製油所を七つ持つが北海道と本州だけで、大分に製油所を持つ九州石油を合併すれば精製・販売の効率を上げられると判断した。
新日石は九州石油株を10%持つ2位株主。株式をすべて取得する方針で、筆頭株主の新日本製鉄(36%)や、同じく2位の昭和電工、丸紅、三井物産などすべての株主と交渉を進める。九州石油の筆頭株主の新日鉄も、石油事業の収益力が低下傾向にあるため、本業の鉄鋼事業に経営資源を集中する方が得策との判断が働いた。
 原油価格が高騰する一方で販売価格は低下傾向にあり、利幅は急速に縮小中で、両社とも経営の効率化を迫られている状況があった。07年3月期の売上高は新日石が連結で6兆6242億円、九州石油が単独で7261億円。
-----------
九州石油を吸収合併=10月めど、シェア25%に拡大-新日石発表 2008年3月18日(火)13時48分配信 時事通信
石油元売り最大手の新日本石油は18日、10%の株式を保有する業界7位の九州石油と経営統合すると発表した。10月をめどに新日本製鉄や丸紅などの株主から九州石油の株式を取得し吸収合併する。歴史的な原油高で国内ガソリン需要が減少する中、規模の拡大と経営の効率化を進め、競争力の強化を図る。今後両社で統合準備委員会を設置し、細部の検討に入る。
合併により新日石の国内ガソリン販売シェアはこれまでの22.5%から25%にまで上昇し、2位のエクソンモービル(19%)、3位の昭和シェル石油(16%)、4位の出光興産(14%)を大きく引き離すことになる。九州石油のブランド「ストーク」を合併後も存続させるかは未定。
----------
新日石が九州石油を吸収合併へ、業界の厳しい将来性を反映 2008年3月18日(火)15時40分配信 ロイター
[東京 18日 ロイター] 石油元売り国内最大手の新日本石油<5001.T>は、同7位の九州石油を10月1日をめどに吸収合併する。両社は18日、「経営統合の検討に入ることで合意した」と発表、同日昼の記者会見で新日石の西尾進路社長は「合併を基本に考える」と述べた。
原油価格の高騰が長期化する中、国内での石油精製・販売事業の将来性の厳しさを反映し、今回は九州石油が規模で大幅に上回る新日石に統合を申し入れる異例の展開となった。両社は今後、統合準備委員会と専門委員会を設置し、合併に向けた作業を進める。会見で九州石油の木原誠社長は、給油所で掲げる看板などで使うブランドマークが新日石の「ENEOS」に統一されるとの見通しを語った。新日石は既に九州石油に10%出資し、九州石油に36%出資する筆頭株主の新日本製鉄<5401.T>も合併に賛成。商社など他の株主も合併賛成に回るとみられている。 
西尾社長は会見で、国内の石油産業の現状について「原油高騰が、(需要家の)燃料転換や省エネルギーに拍車をかけ、燃料油内需の減少スピードが加速している。一方、供給面では内需の減少に見合った精製設備の廃棄は行われていない」と指摘し、設備廃棄も含めた構造改革が必要との認識を示した。その上で西尾社長は「昨年末に九州石油から経営統合の打診があった。国内精製販売の競争力強化と石油・石化製品の輸出拡大の2点で戦略が一致した」ことを明らかにした。木原社長は「経営資源を将来に生かすには、より広い場での活用が必要で、創業以来つながりのある新日石との統合以外はないと考えた」と強調した。
合併により年間50億円の経済効果が見込めるとしている。両社は今後、九州石油大分製油所での重質油の精製能力向上や石油化学製品の増産などを検討するほか、石油・石化製品の輸出拡大を目指す。また、新日石で7カ所ある製油所の廃棄も将来の検討課題としている。
 (ロイター日本語ニュース、浜田 健太郎記者)
------------終了
参考:http://www.kyushuoil.co.jp/corporate/news/2008/pdf/080317.pdf
今回の報道ですが、細かいところはまだ見解が報道ごとに異なっているんですよね。統計的なところも異なります。そのうち統制の取れた見解が出てくるものと思います。現段階では大分スポーツ公園総合競技場(2006年3月1日から通称:九州石油ドーム(略称:九石ドーム))なんかの問題もありますね。
九州石油は非上場で主要株主 が

新日本製鐵(株) 35.97%
昭和電工(株) 10.00%
新日本石油(株) 10.00%
丸紅(株) 10.00%
三井物産(株) 10.00%
九州電力(株) 7.14%
伊藤忠商事(株) 5.00%
(株)みずほコーポレート銀行 5.00%
(株)みずほ銀行 5.00%

です。これだと意志が確かにまとまらない可能性があります。(丸紅・三井物産・伊藤忠商事は石油流通経路を持っています。伊藤忠は合弁事業もあるからなおさら・・・)
国内の市場縮小という具体的問題があります。それもあってか、またスケールメリットがある装置産業という側面も否定できず、従ってこの市況に対応できるのかというと、問題があるのかもしれません。
----------
石油に限らず燃料産業は、縮小再生産のような傾向が出ており、拡大基調であっても「利益無き繁忙」の環境が強くなる傾向にあります。供給面では内需の減少に見合った精製設備の廃棄は行われていないということはあるので、過去会社統合と併行で設備廃却が出てきました。これは設備の管理コストが割合に高いという事もあり、それが安全に対するコスト削減をすることで事故を起こすぐらいなら設備の選別と整理になるということですね。さらに縮小された市場にて、最小限の利益を取るためには、業界のプライスリーダーになるしかないというのも事実であります。どうしたものか。そうなると二重投資(技術面・リテール営業など)の削減を図ると言う方向性はどうしても出てくるのです。
但し非常に気になるのは、新日石は得意なところの投資は非常に多いが、周辺領域に関しては投資をあまりしないところがある点。例えば潤滑油等の統合整理ではかなり困った記憶があるのですよね。(油自体の品質保証はメーカー側に責任があるが、例えば油をつかったエンジンや機構に関する保証は「油メーカーはサポートする」ものの、基本はあくまで機械メーカーである。従って製造中止で他社相当品となっても簡単には変更出来ないことがある)こういったことまで考えると、なかなか難しい問題なのであります。

|

« 流体機械で落語 | トップページ | ずんだスイーツ参上 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100146/40545267

この記事へのトラックバック一覧です: 吸収石油(泣):

« 流体機械で落語 | トップページ | ずんだスイーツ参上 »