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OBAMA IS BEAUTIFUL WORLD(2)

(承前)
関西地域の人間には、観光地(海水浴)で有名な地域。また古くから由来のある寺社が多いことから有名な地域であり、近くは高井麻巳子の出身地で、2007年10月1日から放送されているNHK連続テレビ小説『ちりとてちん』の舞台の一部となってる、オバマ(爆)がいますごいことになっているのです。これにヒラリー・クリントン上院議員(60)が絡んではきますし、対抗がマケイン上院議員ですからねえ。
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『ちりとてちん』は小浜出身の主人公が女流落語家として活躍する噺です。上方では女性は以前から地道に活躍してますが、江戸ではそんなに多くなかったのです。最近は活躍が目立つようになりました。古典などで廓物などはさすがに難しそうですが、その特色を生かした人情物などは、いい味を出す人も多いです。なお「ちりとてちん」は関東では「酢豆腐」と言う噺であらすじは知られています(下げや舞台はかなり変わる)が、比較的基本的技術が詰まっていることと鳴り物の組み合わせの習熟からか、前座噺として多く語られているようです。
というわけで、根問いモノでこのような噺をいじくってしまいました。この噺は「平林」という話でやはり前座話としてよく使われます。その韻律の陽気さからかテレビ創成期の落語番組にはよくかかっていました。ですが、文字が読めないということを前提にしてる上に、かなり元来は(今でいうと)危ない落ちですのでので、少しあたらし目に触っていくほうが今後の話としていいかと思われます。
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-----------------<平林>--------
お付き合いの程を願います。
このところ、外国の言葉を聞いて日本語風に読むと、とんでもない言葉になるというのを、お遊びでされる方が非常に多くございます。

●「最近、小浜に行ったんですよ。ええ海水浴と文殊詣で」
★「文殊だと宮津だとか、桜井だろうに・・・それ、敦賀にある「漏れた」のかい。そういう物見遊山で半分かりの文句をつけるやつが、ようけおるからなあ。まあいいわ。お前が言ってもなんの薬にもならんから。」
●「で、さすがに観光都市ですな。海は綺麗で韓国の北の国からも人がくる。最近はイリノイ州の国会議員が出るだけのことがある。」
★「・・・まてよ、なんか勘違いしてるな。」
●「なんか、パブリックビューイングとかやってましたぜ。挙句の果てに特産品を配ってまして・・・」
★「おい、それアメリカのオバマさんだろ。欧米か
まあ、このようなのはまだいいとしまして「この唄はこんな風に聞こえる」であうとか「空耳アワー」とか言うのが結構お酒の席等で出るようになりました。当然ですね。皆さんが英語を話したり聞いたり、中国語を理解したりとか言うことは日常の行動になってました。特別な事情があれば別ですが、日本語でさえ文字が読めない・書けないといった時代ではないんですよね。だから、キットカットというお菓子は日本では「きっと勝つ」という縁起物になって、世界で売られてるこの製品シリーズでは特異な物だそうですが、これなんぞはまさにそうです。
それをいうと共和党のマケインさんとかたまらんですな。その上、旦那の「不適切な関係( I did have a relationship with Ms.某 that was not appropriate.)」を「不倫は文化だ」・・・いやいや「遊びは芸のこやしです」で見事かわした、ヒラリー・クリントン女史(違)など、おいおいと言う話になりそうですな。
ともかく半分かりは怖いです。
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■定吉、さだきちぃ~おるか。
●へーーーーい
■そこに居たか。返事がいいのう。
●へ、よろしゅうございます。
■奉公人は返事が身上だよ。昔から「立つよりも矢声」なんてえこというもんだ。とにかく返事が大事、返事は一番にしたらいいんだぞ。朝でも「定吉起きなさい」と声を掛けたら、もし起きるのが少々遅くなっても返事は一番にするもんです。
●わかりました。では、明日の朝から返事してそのあと昼まで休ませていただきま・・・
■こら、そういうことを言う。・・・で、今からお使いに行ってもらおうか。
●また使いですか。
■「また使いですか」と言うやつがあるかい。だいたい奉公とは「きみ」に「たてまつる」と書くんだぞ。
●奉公とは「公に奉る」と書くか、そんなこと知らんけどねえ、♪朝から晩まで使い奉(たてまつ)られたらうちも往生(おーじょー)し、奉(たてまつ)るう・・・・
■こら、何をぶつぶつ歌っとる。
●で、旦那さんどちらへ行くんです?
■行くんですじゃない、「お伺いするんですか」といいなさい。本町の平林(ひらばやし)さんとこ、分かるか。
●本町の平林さんですか。で、平林さんとこ行っててなにをどう言います?
■そうせかなくとも。今日はここに手紙が書いてある。これを相手さんへ持って行て、丁寧に挨拶をして来るのじゃ。
●といわれても、手紙に書かれても読めるものでなし・・・
■分かった分かった。字が読めないんだな。どうせ身になる口上。この際に知ってもらおうか。「こんにちは結構なお天気さんでございます。ご家内お揃いあそばしてご機嫌よろしゅうございますか。一度、佐兵衛が伺いますはずでございますが、ご無沙汰をいたしております。委細はこの手紙にしたためてございますので、お返事を頂戴して帰ります」といって、返事をもらって着なさい。
●へ、よろしゅございます。で、どこへ行て来まんの?
■本町の平林さんとこだっというに。
●本町の平林さん、へ、よろしございます。で……、向こうでどう言います?
■おい・・・尻から尻へ忘れたんではどうもならん。こうなりゃ口移しだ。
●そのような関係を奉公人にされると、さてはパワーハラスメントとかいいうもんちがいますか。なんと旦那様。こうなれば、死んで両親にお詫びを・・・
■お前・・・なんか間違うてないか。そこでいっぺん稽古してみなさい。まず「こんにちは結構なお天気さんでございます」
●「へぇ、こ、こんにちわ、けっこうなお天気さんでございますと
■いやいや、そんなとこに「と」は要らん。
●戸が無かったら、障子にしときましょ?
■戸も障子も要らん。
●けど、開けっ放しでは用心が悪いし、情報漏えいの罪でで懲役5年とか。ああおそろしや、IT時代。なんまんだぶなんまんだぶ・・・
■余計なことをかんがえなくていいわい。だから「こんにちは結構なお天気でございます」でええ。
●少なくとも目隠しぐらいは必要ですな。壁に耳あり障子に目あり、うちの外にはカメラ有りっと。
■いらんことを。も一度いうぞ。「こんにちは結構なお天気でございます」
●こんにちは結構なお天気でございます
■おぉ、そうじゃ
●「おぉ、そうじゃ」
■いらんことを。「ご家内お揃いあそばしてご機嫌よろしゅうございますか」
●「ご家内お揃いあそばしてご機嫌よろしゅうございますか」
■「一度、佐兵衛が伺いますはずでございますが、ご無沙汰をいたしております。」
●「一度、佐兵衛さんが……」
■待ちなさい「佐兵衛さん」と、さん付けするやつがあるか。先さんに失礼に当たるんだぞ。
●けど、何ぼなんでも主人つかまえて呼び捨てにしたら罰が当たって、口がゆがむ……
■おお。けどな、そういうとこで義理立てしなくてよろしい。今日はかまへん。
●今日はかましまへんのですか?
■おお。
●ほたらなぁ、佐兵衛
■何が「佐兵衛」じゃ
●せやさかい、わたいが「佐兵衛」言ぅたらいかんちゅうのに「佐兵衛」がかまへん言わはったさかい、「佐兵衛」言うた。せやろ佐兵衛。それを佐兵衛がゴチャゴチャ怒ったら丁稚の立ち場がないわ佐兵衛。佐兵衛も歳を取ったなぁ佐兵衛・・・。
■何をいう。もーええ。ゴチャゴチャ言わんとこれ持って早く使いにいって来い。
●へーい。
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●やれ、おちょくったら仕舞いに怒りよった。やっぱりだわ。けど、丁稚使いが荒いのう。金使こたら減るもんと、朝から晩まで丁稚使うのにかかってけつかる。これ、丁稚やさかい持ってんねんで、蝋燭やったらもう何も残ったらへん……あっ、えらいことした。ブツブツぼやいてる間にまた苗字忘れてしもた。帰るか・・・待てよ、これからすぐ帰ったら何ぼ怒られるや分からん。ここに書いてあるけど字が読まれへんし……、そうだ、京都、行こう・・・ではなくてだ、本町に行ってこの手紙誰ぞに見せて読んでもらったら、そしたらすぐに分かる。
●さあてこのあたりが本町だな。え~ッと、どこかに字の分かりそうな人が……、おおこの人に聞いてみよ。「ちょっとお尋ずねします、えらいすんまへんけどこの手紙読んでもらおう。・・・えらいお易いご用です。・・・ありがとう。」
◆「お易いご用」とはこっちの言う台詞……、子どもさん、こらなかなか綺麗に書いたる。こら上の字「たいら」という字、下が「はやし」・・・「たいらばやし」と読むんやな。
●ああ「たいらばやし」ね。で、その人の家どこでっしゃろ?
◆ううむ、わしは近在のものでないしなあ。通りがかりのもんではこの辺りの事は知らん。見たところ使いらしいなあ。間違がって主人に怒られてもなんだろうに、他の人にも尋んねてみなはれ。
●分かりましたおおきに。「たいらばやし」さんやな。けど親切な人やったなぁ「間違がって主人に怒られてもなんだろうに、他の人にも尋んねてみなはれ。」ちゅうてた。聞いてみよ。・・・えらいすんまへんちょっとお尋ねしますけど、この辺りに「たいらばやし」さんちゅう家はありましゃろか?
★当方かね。「たいらばやし」? そんな名前、聞いたことないなぁ。そら間違いと違うか?
●今、これ読んでもろたんねんけど、これ「たいらばやし」と読むの違いますか?
★おぉ、手紙があるのかね。こちらにかしてみよ。……。ははあ、こら子どもさん「たいらばやし」と読んだらいかん。
●へっ、間違いですか? どう読みますのん?
★ううむ、上の字「たいら」といわず「ひら」と読む。で、下が「りん」。而して「ひらりん」さん。
●「ひらりん」でっか、その家、どこでっしゃろ?
★わしもその名前、聞いたことない。ではさらばじゃ。
●ああいってもーた。あら今度はなんか変にひげの濃い人がきたな。
▼なんだ、おめえ、探し人か。その手紙貸してみい。
●ああ・・・取っちまいやがった。
▼これは林家三平のぺえだ。下の字? 林家のはやしとも読むんだが、この場合はりんと読んだほうがごろがいいんじゃねえかい。ぺえりんって読むんだよ。
●ぺえりん。
▼そうじゃあねえよ、ペエリン(中国語風に発音する)ってゆうんだ。この手紙は中国へ届けるのかい。この町内?。じゃあ、ひらりんにしときな。ほい。
●ああ、いっちまいやがった。なんだい、分かってないじゃないか。とはいえ2人に同じことを言われたわけだな。
▼おおい坊主、ここの先の四つ角を右に回ったとこにタバコ屋がある。そこで聞いてみやがれ。
●さよか、おおきに。なんや結局「ひらりん」さんやな。でこの角を・・どっちだったけな。こっちだったけな。
◆May I Help You?
●また、山高帽をかぶったのが・・・難儀やなあ、道まよてるんですわ。
◆ミチ、マヨテルンどすカ。
●どうやら、親切な人のようだな。聞いてみよ。このあたりに「ひらりん」さんの御宅があるとか。
◆ヒラリンサンデスカ。ヒラリンサンなら、ウミノムコウでユウメイデス。クリキントンをツクッテマシテ。ヒラリン・クリキントンとイウナマエどす。
●海の向う・・ちゃいます。この町でさがしてますねん。
◆Oh,I’m Sorry. Good Bye.
●あ なんかしらんがいってしもた。どうも、ご親切は分かるが、紅毛の人たちは押し付けて教えていくがいつものこと。いい迷惑だわな。けど苗字と名前が分かったのはありがたい。さて、この角を回って、ここやここや、ここで聞いてみよ……。えらいすんまへん、ちょっとお尋んねしますけど、この辺りに「ひらりん くりきんとん」さんちゅう人、おまへんか?
▲「ひらりん」さん? そんな名前、聞いたことないなぁ。しかも、下の名前が「くりきんとん」そら菓子屋か惣菜屋ではないか。町内に菓子屋はねえぞ。
●先ほど紅毛のヒトから聞いたんですわ。そしたら「ひらりん」さんで探してほしいんですわ。
▲いやあ、それとておかしいわな。もしかして間違ごうてんのんと違うか?
●へぇ、いっぺん間違ごうたとこでんねんけど、これ「ひらりん」と読むのんと違いまんのん?
▲おぉ、書いたもんがあんねやがな、それをこっち……、ははあ、こら「ひらりん」と読んだら間違ごうてる。
●また間違ごうてますか? どない読みまんのん?
▲え。なんですか。あなたねえ、この宛名を読めって言うんですか?そりゃあ、読めますよ。字ぐらいなんてことはないん・・・ほー達筆で・・・これは本字ですよ、こりゃりっぱな本字です。・・・近頃ひらがなは流行らないのかね。
●なんですねん。そのひらがなとかいうの。
▲え、あー、うー、読みますよ、読みゃぁいいんでしょ。達筆だし(ひとりごと風に)画数が多いや。こういうときは・・・こう・・・分解しましてね・・・あっ、一八っつあんだよ。こうくっついてるてぇと読みづらい。気をつけてほしいもんだ。え~、読めました。一八です。その下は十文字屋の十。これがひと組になったる。へへ、読めますよ。どんどん読めます。
●はぁ、ひと組でっか。で、その下はどない読みまんのん?
▲え? 下の字? ひつこいね、あんたも。・・・これは日めくりでよく見る字で。こんちは。どーも。え~、木曜日のもくですよ。はは、♪ふたつならんでお神酒徳利にさも似たり、あこりゃ。これで続けて「いちはちじゅうのもくもく」と読むねや。
●「いちはちじゅうのもくもく」でっか。で、その御宅、どこでっしゃろ?
▲わしもそんな名前、聞いたことないわ。もっと先で聞いてみなはれ。
●ああ、さよか、おおきに。・・・「いちはちじゅうのもくもく」ねえ、なんか陸蒸気みたいで聞けば聞くほどケッタイな名前やなぁ……、もっぺん誰ぞに聞いてみよか。えらいすんまへん、ちょっとお尋んねしますけどね、この辺りに「いちはちじゅうのもくもく」さんちゅう家、おまへんやろか?
◆「いちはちじゅうのもくもく」?そら日本人か?
●日本人やと思てますけど、くりきんとんが名物で。・・・そうそう。これ「いちはちじゅうのもくもく」と読むのん違いまっか?
◆手紙があるねんがな、それを早うこっち……、あのなぁ、これ「いちはちじゅうのもくもく」と読んだら間違いだわ。
●やっぱり間違ごぉてまっか、どない言ぅて読みまんのん?
◆ううむ。こらなぁ、一番上「いち」と読んだらいかん「ひとつ」や、その下が「やっつ」それから「とう」木が二つ書いたぁる「ひとつとやっつでとっきっき」ちゅうねや。わかるか。
●「ひとつとやっつでとっきっき」でっか、段々ややこしなってきたなぁこれ。で、その家、どこでっしゃろ?
◆そんな名前、聞ぃたことないわい。ベつん所で聞き。
●すんまへん、おおきに……、いろんな名前教せてもろたなぁ「ひとつとやっつでとっきっき」に「いちはちじゅうのもくもく」「ひらりん」「たいらばやし」……、やれやれ。どれがホンマやら分からへんがな。困ったわ。
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●せや、これみな言ぅて歩いたろ。そしたら誰ぞ親切な人が「定吉どんこっちこっち」言うて呼んでくれるわな。そないしょ。え~ッと「た~いらばやしかひらりんか、いちはち~じゅ~のもぉくもく、ひとつとやっつでとっきっきぃ~」……お、オモロイなぁこれ「♪た~いらばやしかひらりんか、いちはち~じゅ~のもぉくもく、ひとつとやっつでとっきっきぃ~」・・・ホンマにオモロなってきた。まあどうせ今から帰ったかてまた用事や。今日は一日中こないして歩き回ったろ。あっそれ「♪た~いらばやしかひらりんか、いちはち~じゅ~のもぉくもく、ひとつとやっつでとっきっきぃ~」♪……
★なんか繰り返し騒々しいのう。物売りかちんどんやか、おーーーい、ちょっと見て来い。・・・え、若いのが町内を回って唄を歌ってる。昼間から何やケッタイなこと言うて歩いてるなぁ……。どれ一つみてこよか。・・・おや、これ、佐兵衛さんとこの定吉と違うか?おーい定吉。定吉。
●あっどーも、「ひらばやし」さん、こんちわ?けっこうなお天気さんでございますと。ちょっと待っとくなはれ……「た~いらばやしかひらりんか」……「たいらばやし」?「ひらりん」? 惜しいなぁ、「ひらばやし」さんちゃいますねん。そうだ、これはいい方に会った。この町内で下の名前が「くりきんとん」って人しってはりますか。
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(PS)昔の速記録はでは平林さんは最後まで出てこない。
<例>
巡査が呼び止めた。
□「小僧さん。気がちがったのかい?」
●「いえ 違います。字ちがいです」
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俗で言う差別用語が出てきます。だから、この落ちはNHKでは放送禁止。見られなくなったし、考慮する時期に来てるかもしれません。
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というと、このため放送用は途中で、「平林の一席でございました」とするか、
●惜しいなぁ、「ひらばやし」さんちゃいますねん。
が落ちだったり(ABCでの例)
★「定吉、お前祭囃子の稽古してんのか」
●「んーん平林です」
(NHKの例)
というようにしている。

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