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ネーミングライツ

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新名称は「Kスタ宮城」=日本製紙が命名権獲得-プロ野球楽天の本拠地 [時事通信社:2007年12月21日 12時40分]
 宮城県は21日、プロ野球楽天の本拠地、県営宮城球場のネーミングライツ(命名権)を製紙メーカー大手の日本製紙(東京)が獲得し、新名称が「日本製紙クリネックススタジアム宮城」に決まったと発表した。短縮表記は球界初のアルファベット文字を使用する「Kスタ宮城」。来年1月1日からの3年契約で、契約額は年2億5000万円(県と楽天球団が1対3で分配)。
 県は9月末、人材派遣大手フルキャスト(東京)が厚生労働省の業務停止命令を受けた影響で同社と命名権契約を解消。新たな売却先を探していた。楽天の島田亨球団社長は「アルファベット表記は斬新。『K』は野球用語で三振の意味でもあり、相手から多くの三振を取れるチームになってほしい」と語った。 
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日本製紙は県営宮城球場の近くに石巻工場岩沼工場という重要拠点を持っています。貨物時刻表を見ると、石巻線の専用貨物は仙石線(貨物支線)経由で紙の出荷を行っていますが、これが日本製紙石巻工場の貨物がほとんど、東北本線岩沼駅発着の貨物も日本製紙岩沼工場関連がメインです。
クリネックススタジアム」って、間違うと使い捨てされそうな名前でもありますね。(英語圏においては "Kleenex" 自体で商標に関係なく「ティッシュペーパー」を意味するほどに一般名称化すほど定着しているとか。)もともとティッシュペーパーは、第一次世界大戦中、脱脂綿の代用品として開発され、さらに吸収力を高めたものをガスマスクのフィルターとしても使用したとか。(ドイツへの対策?)それが戦後民生用に回ったと言うものらしいです。略称はそういう可能性は薄そうですが。
それにしても、公的施設の命名権利って商売になるのですねえ。http://www.meimeiken.com/こういうサイトを見てますと本当に沢山あるんですね。駅名にせよそうですし(請願駅もそうですね)これらのHPに載ってるリストとは別に、駅の設置費用を持って結果的に命名権利を得たに等しいものもあります。(例:近江鉄道;フジテック前・京セラ前・スクリーン/天竜浜名湖鉄道:アスモ前/東京メトロ:三越前)完全ではないですが、本庄早稲田駅もその分類になるかもしれません。大学はこの手が多いみたいです。
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日華化学前駅(えちぜん鉄道三国芦原線)のように、上のような設置費用全額負担という形ににしなかった事例もあるのは、第3セクター運営と言う意味もあるかも知れません。(インテック本社前駅:富山ライトレール富山港線もおなじですかね。こちらは約1500万円で永年契約。)ちなみにバス停や駅の副称(次は○○ 。××商店前です)というのも、バス会社の収益としてそこそこの利益を上げています。

これだって問題になる。
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踊場駅:横浜市泉区にある横浜市営地下鉄1号線の駅。関東の駅百選に認定(既報)。一時期「○○○○○前」の副名称を持っていた
というのはここに、ある美容外科(の創業地)があったのですが、診療報酬請求の問題で免許取り消しとかもめまして、結果的にここの病院は転売(その後病院自体が廃業)となりました。最も他の同系列のクリニックのうち2つは今でも盛業中です。この時も、報道翌日は、(公営交通ということもあるからか)即刻副称記載の上にシールを張ることをしてました。車内放送でもテープのは音声を手動でカットしてました。
ということを考えると、
>人材派遣大手フルキャスト(東京)が厚生労働省の業務停止命令を受けた影響
というのが命名権の譲り渡しの理由なんですが、このあたり本当に会社がいわゆる公明正大な事業を行ってるかと言う判定は、一体どういう風に定義付けられているのでしょうか。たしかに、そのためにCSR・IRという指標制度が構築されているのは分かります。ところが、人材派遣業界にとって有る意味つらいなあと思うのは、事業が拡大したからこそ、功もあるけど罪もあるという意味が出てきたわけです。こういう先を読むとか言うことが必要になってると言うことは分かりますが、基準と言うところにあいまいさがどうしても残ります。
今後博物館などに展開しようと言う事例もあるんですが、バランス取りとお互いのリスク回避の問題は残ります。

また、
■ 4■ 西武とライオンズ 球場名と2軍名命名権契約を解除(交通新聞2008/1/12)
西武鉄道と西武ライオンズの両社は8日、昨年1月からグッドウィル・グループとの間で結んでいた「命名権スポンサー契約」(ネーミングライツ)について合意解約確認書を締結した。
てのもありましたから、今後もちょくちょく起きるかもしれません。というのは・・・
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4社が偽装コピー紙の販売中止[共同通信社:2008年01月17日 22時25分]
富士ゼロックスなどコピー機やプリンターのメーカー計4社は17日、コピー用紙などの古紙配合率を偽装していた日本製紙から供給を受けている再生紙の販売中止を決めた。一方、業界最大手の王子製紙も、コピー用紙で偽装していたことが分かり、18日に記者会見し発表するという。さらにほかの製紙会社でもコピー用紙の偽装が明らかになる可能性があり、偽装問題が各社の業績にダメージを与えるのは必至
製紙業界のエコ偽装はどこまで広がる 2008/01/18 18:57 【高田 憲一=日経ものづくり】
数年前に製紙業界の環境対策を取材したことがあります。どの製紙メーカーも「森林乱伐防止や古紙リサイクルは本業に組み込まれており,こうした取り組みをしっかりやらないと事業存続にかかわる重大な事態になる。このため,環境対策は最重要の経営課題の一つである」という内容を明快に語りました。
また,紙の製造が森林破壊の原因という見方に対しては,少なくとも日本メーカーに関する限りは根拠のない誤解と強調し,その理由を定量データに基づいてアピールしていました。「紙の原料になる木材は,植林樹や持続可能性を確保した森林で伐採量を管理しながら切り出している。製紙業界は,高度経済成長期に公害が深刻な社会問題になった際,製紙工程の廃棄物がヘドロになって海を汚染すると激しく非難された。この経験を踏まえ,現在の環境対策は世界トップレベルになっている」とのことでした。
ところが業界全体を巻き込むエコ偽装が発覚しました。最初に日本製紙の「年賀再生紙はがき」の古紙配合率が表示を大きく下回っていることが明らかになり,その後,コピー用紙やノート用紙などでの偽装も分かりました。日本製紙では中村雅知社長の辞任問題に発展しています。さらに,年賀再生紙はがきに関しては,日本製紙のほか,王子製紙や大王製紙,三菱製紙,北越製紙など5社の全納入メーカーが偽装していた事実も出てきて,1社の問題ではなく業界全体が偽装体質に染まっていることを強く印象付けました。2007年1月18日には王子製紙の篠田和久社長が記者会見を開き,コピー用紙やチラシ用紙,封筒用紙などでも古紙配合率を改ざんしていたことを認めています。
この偽装は,どこまで広がるのでしょうか。これまでの偽装は,用紙という製品に関してですが,製紙メーカーはもう一つ大きな環境負荷要因を抱えています。もちろん森林のことです。これまで強調していた持続可能な森林経営は,本当なのでしょうか。用紙でのエコ偽装発覚の経緯を考えると,どうしても疑問が残ります。原料のパルプの大半は海外の森林の木材が原料なので,ここでエコ偽装があったら,国際問題に発展するのは必至です。しかも南北問題に関係する可能性もあります。
それにしても,製紙業界が主張してきた世界トップレベルの環境対策とは何だったのでしょうか。公害問題から何を学んだのでしょうか。なんとも後味が悪い“事件”です。
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そのほかに感情論があります。これはぬぐえない問題なんですがね。
■渋谷区、「渋谷公会堂」改装でネーミングライツを初導入 : 渋谷C.C.Lemonホールのことです。これはネーミングライツの是非とかという話ではなく、単純にサントリーがセンスない上に雰囲気を読めない、経営センスのダメさを晒しただけという話なんじゃないでしょうか? 素直に渋谷サントリー公会堂とかにしておけば、略して渋谷公会堂と呼ぶことも出来る上に、サントリーも印象づけられて一石二鳥なのにね、どうしても商品名にしたいのなら「渋谷公会堂 presents By.C.C.レモン」とかにすれば企業イメージもアップして商品の広告にもなったのに・・・
と言う意見がありました。但しこれ、間に広告代理店の電通さんが入ってるんで、議論しにくい処があるんです。
■これが新潟のビッグスワン(新潟スタジアム)のネーミングライツで、亀田製菓が落札して「柿の種スタジアム」だったら、そんなに反対意見が出なかったような気もする(笑)。
と言う意見が上の文章に続くのですが、これも『東北電力ビッグスワンスタジアム』になって「企業名に含まれる地名と施設の所在地との間にギャップが生じているとされる事例」だと言う意見もあるらしい。(但し、新潟県は東北電力の管轄)県内各社が投資対効果を見出さなかったんですから、これを言ってはいかんでしょう。
これはどうこう言う問題ではないな、感情論だもん。・・・と割り切るしかないでしょう。万人に好まれる事象ってまずありえないと思います。けどその下で私たちは生きていかなければならないんです。
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話は一寸ずれますが、この人材派遣問題がらみで、技術コンサルタントに対する契約書類が会社によっては莫大になっております。偽装派遣との絡みで、行政指導を受けたところがおおいのですが、これは会社を立ち上げた形にしない自営業には障壁に等しいものになってるんですよね。コンサルと設計受託が判別できないという理由に基くものです。羹に懲りて・・・と言うのは理解しますが、やりにくいことです。

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コメント

西武はインボイスを解消したようですが、インボイスって一般には「請求書」という意味なのですよね。しばらくは埼玉西武ライオンズでいくようですね。

紙のリサイクルの件は「環境偽装」などと言われていますが、リサイクルの科学的な真相を知りたいです。

投稿: KADOTA | 2008年1月20日 (日曜日) 22時53分

>インボイス [invoice] 大辞林 第二版
納品書。送り状、特に貿易において、荷送人が発送貨物の品名・数量・価格・代金の支払い方法、その他売買・船積み・保険に関する事項などを記して、荷受人に送付する明細書。貨物通関手続に不可欠の書類。
このなかで、納品書自体はインボイスといいますが、貿易・・・以降は日本では区別してコマーシャルインボイスというそうです。以前インボイスとコマーシャルインボイスを間違えて、購買部門から相当言われたことがありました(通関業務を自社でやった関係)
>紙のリサイクルの件は「環境偽装」
じつは、日本製紙自体は、一般産業用の再生紙事業は昨年中旬から撤退しています。脱インクのために副生硫酸を多量に使うことが反って環境に問題になり、一部の地域ではその副次的悪臭がでてました。また表面を白くするために活性白土と言うものを使うそうですが、これも環境負荷を掛けますし、使用後再生するときに問題となってるとききます。
リサイクルとはなにかということはも一度考えなければならないです。プラントエンジニアリングの技術者から聊か聞いていますが。

投稿: デハボ1000 | 2008年1月21日 (月曜日) 00時20分

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