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のれん

4.株式交換後の状況
(9)会計処理の概要
共通支配下の取引等のうち、少数株主との取引に該当する見込みです。
本株式交換によりのれんが発生しますが、当該のれんの金額は現時点では未定です。
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上場しているある会社が、別の会社の完全子会社になる(上場廃止であろう)のですが、ここが創業100年を超えるブランド力のある会社でして、商品の名称などもそのまま引き継ぐのでしょう。こういう表現がありました。どうもこれは暖簾のことを示してるわけではなくのれん代というものらしいです。
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http://manabow.com/qa/noren.html
「のれん代」の金額はどのようにして決まるのですか?
企業の買収や合併がごく日常的に起こるようになり、「のれん代」という言葉をよく聞くようになりました。「のれん代」とは、企業の資産の中の営業権のことです。
企業は決算のたびに貸借対照表(企業が現在の財務内容を広く公けに知らせるために作成され、企業が保有しているすべての資産内容が明らかにするもの。)を作る。貸借対照表の資産の部には、大きく分けて流動資産と固定資産が記載される。
○流動資産:現金や預金、売掛金、棚卸資産(在庫)、短期的に保有している有価証券など、換金しやすい資産
○固定資産:流動資産よりもう少し長い期間にわたって保有する資産。形のある有形固定資産と形のない無形固定資産、子会社株式など。
・有形固定資産:土地や建物、機械類などの「目に見える資産」
・無形固定資産:特許権やソフトウェアという「目に見えない資産」。企業が長期間にわたって他社と競争してゆく上で、欠かすことのできない保有財産。具体的には、特許権、地上権、商標権、実用新案家、意匠権、鉱業権、ライセンス契約、ロイヤリティ契約などの法律上の権利や、文学作品、音楽的作品、絵画、写真などの芸術的価値、顧客リストや顧客との契約など営業上の顧客との関係、それに「のれん代」(=営業権)のような経済的な財産。
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ここではベンツの例を考える。

ベンツ製のクルマが、まったく同じコストと性能を持つQ社の自動車よりも市場での価格が高い場合、そのベンツ車には「超過収益力がある」ことになる。人々は高い金額を払ってベンツ車を買おうとしており、高い金額に見合うだけの理由があるはず。
ベンツのクルマに超過収益力をもたらしている理由はどこにあるのは一概には言えないが、次のような理由が思いつく。
(1)ブランド名が広く知れわたり、名前を聞いただけで製品価値がわかること
(2)経営の組織(従業員や経営者)が優れていること
(3)製造技術やサービスが優れていること
(4)製造に関する機密が保たれていること(容易に真似されないこと)
(5)営業所の立地がよいこと、どこにでもあること
(6)取引先と特殊な関係を結んでいること

この中のいくつかの理由はベンツが創業当時から持っていたものだが、別のいくつかの理由はベンツが営々と時間をかけて築きあげてきたもの。ベンツ車の持つ性能、組織、サービスなどの長所が年月をかけて、他社にない価値を作り上げてきたわけで、超過収益力の源泉であり、ベンツのブランド価値である。
もしベンツの持つ企業価値に惚れ込んだ別の自動車メーカー(T社)が、ベンツを丸ごと買収しようと考えたとします。ベンツもこの合併話に乗り気で、両社はそれぞれの株主総会での了承を得て合併合意書に調印しました。あとは両社の合併を会計処理上で済ませるだけとする。合併の会計処理を行うに当たって、「持分プーリング法」と「パーチェス法」のふたつの処理手法がある。(中略)
このふたつの会計処理の違いは、
<1>持分プーリング法はベンツの持つ資産・負債を帳簿価格(簿価)で引き継ぎ、パーチェス法では時価で引き継ぐ。
<2>持分プーリング法では「のれん代」が計上されないが、パーチェス法では「のれん代」が計上される。
最近米国の会計基準や国際会計基準では、持分プーリング法を廃止し、パーチェス法を用いる傾向が強い。しかし日本の会計基準では、合併や買収などの「企業結合会計基準」が整備されておらずあいまいなままだった。
そこで日本の会計基準を作成している企業会計基準委員会は、「のれん代」の会計処理ルールを見直して、原則として1年間での一括処理は認めないという方針を打ち出しました。このルールは2006年4月から始まる会計年度から適用され、それ以降は20年以内の複数年で均等に費用処理されることになる。
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単にのれんと言っても深いよね。
暖簾といえば昔のお店か、縄のれんか、さもなくばデパートにあるのれん街(例:http://www.tokyu-dept.co.jp/norengai/・かhttp://www.tokyu-plaza.com/kamata/shop/floor/1f_map.html)というイメージが強かったですが、意外な話です。

たまたま今日、近所の都市再開発現場を歩いていたら翩翻と広がる「南海電鉄」の旗!で・よーく見ると大証2部上場の子会社「南海辰村建設」の旗。関東でこの文様をみるとは思わなかった・・・となるとこれは一つの「のれん」なんでしょうね。

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