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雛形をどう使うか(3)

(承前)
さて、私なりに考える話が他にもあった。
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改革はトップダウンに限る。
ある会社への指導をしたが、カルチャーショックを受けた。副社長、役員、中堅幹部、専門家全てに、高い「偏差値」・「企業の偏差値」を感じた。口先だけではない、真の技術や指導力を有するトップが自ら行動し、トップの方々がチーム編成で活動する。結局、彼ら自身、全員の「偏差値」が高くないとできない。範を示す・・・・トップダウンでやられたのでは、部下、若手社員が動かないはずがない!これを「真のOJT」と呼ぶのであろう。
大方の会社には改革・変革がうまくいかない企業や設計集団があるが、多分一夜漬けでは真似ができない「教育(OJT)」の歴史が蓄積されていない。ということで驚いてしまった。そういう一糸まとわぬ統制はどこから来てるのだろうか。「教育(OJT)」の歴史なのか。
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具体的な会社名は伏せておきますが、成程とうなってしまいました
言ってる人も、一寸この判断には苦悩が見て取れます。工業の見かたとしては、行動するトップに対し信頼感をもって付いていく思考には、非常に共感すべき人が多いでしょう。その中には「単純についていけば救われるという教条主義者」も混ざってるともいえませんか?私はこの話は企業人として正しい方向性であることは否定しないですが、しっかりした会社こそ付いてくる人材の判別が難しいのではないかと危惧をしてます。いいところにはいい人材が集まるというべきでしょうか・・・というよりいい人材というのは一体なんでしょうという根幹のところに、苦悩がある。
●トップダウンでやられたのでは、部下、若手社員が動かないはずがありませんよね!
というところに能動的価値を見出しているのならいいんですが、単なる受身で・・という人も居ないとはいえません。傲慢かましますと居るほうがいいんです。それを各自顕在化して、受身に徹する「受身のスペシャリスト」、能動に徹する「動きのスペシャリスト」、そしてそれを統括する「コンパイル(あえてこういう)のスペシャリスト性」を明らかにする。こちらの連携のほうが、よりあちこちに蝕手を伸ばすロバスト性に優れた泥臭い機構ではないのかとも考えます。「受身のスペシャリスト」てのは大概なと思われそうですが、変革を実施したときの現場の反発心理の指標になるんですよ。(ネガティブな指標として)この機構だと、近視眼的には伸びが遅いかもしれませんが「打たれ強い・しぶとい」機構だと思うのです。どうでしょうか。
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さて、専門的技術者というものの属性変化について少しずつ深く考えていきます。

------------再開---------
●昔は、「学歴」のある人や「出世」した人、所謂、「偉い人」と言われる人達を皆が尊敬し、彼らの言うことに何の疑問を抱かずに従ってきた。 それが、今は全く違うのは「IT化」に大き起因する。昔は「偉い人」ほど情報量が多く、情報は新鮮だった。 政治家、村長、医者、警察官、学校の先生、社長、町内会長・・・がいい例かも。忙しい人ほど情報量が多い時代、端的に示すと人脈が情報量の補間をしていたと見なせるわけ。
しかし、それが変わった。新鮮な情報(ないしは情報と見なされるような事象)が、Web検索で『ともかく』入手できる時代となった。真偽(注:真偽というON/OFF的視点に依存すること自体に私は限界があると思っている。真偽の確度を各々がアナログ的指標で「値付け」しないと意味がないと思う)を見分けることができれば、「新鮮」な情報がリアルタイムで入手できる。
この変革の結果、仕事に追われ忙しいだけの人間、コミュニケーションスキルもなく忙しいだけの人間は、刺激なく、勉強せず、成果主義を逆手にとり出世し、益々阿呆になっていき、場合によっては企業や社会の存立を妨げる可能性も出てきた。もちろん本人達の責任ではなく、社会がそうさせた側面はあるかもしれない。
●その反面もある。
情報が容易に入手できるが人が、その『架空の』情報を自分の「モノ」にしてしまう。経験もないのに、何の苦労もないのに・・・何々は、こうすべきとか、ああすべきとか・・・平然と主張する奴が増えている。
例えば・・・
・特許の内容が低迷している場合、その対策はこうすべきだ・・・
・開発品の信頼性が低下しているときに、その対策はこうすべきだ・・・
・開発期間の短縮に関して、その対策はこうすべきだ・・・
簡単な調査もせず、ベンチマーキングも実施せず、にわか情報を基に、自己主張ばかりする。
●ところが最近は、これと有る意味反対な事例が出てきた。
「無口な奴」・・・何の提案もしない。リストラの蔓延化後に増えてきた現象。 成果主義が誘引の現象では。技術者としてつらい。『雉も鳴かずば撃たれまい』と言う言葉から考えると顕在化してきたのでしょうが。
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そこで、効果のあるキーワードを発見した。たとえば技術指導先によく、「提案オタク」が存在する。提案内容はとても立派で、下手すると私の出番さえ無い。けれど範を示せ!すると、必ず無口になる。
最近、「団塊の世代」の諸先輩方にお願いしてます。 それは・・・自分に対しても、他人に対しても、・・・範を示せ!
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わっちゃ。そう来ましたかあ。けどですね、「経験にしたがって示せ」ではないですよね。示すのはあくまで『模範』ですよ!
(続く)

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