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怖いのはいねがー

企業にも社員に対する行動指針が遵守されることがおおくなるのは時代の流れではあります。ただ「なまはげの暴れ方に対する行動指針」というのは衝撃です。暴れ方と行動指針というのがミスマッチですからね。
-------------引用
なまはげが女風呂に乱入 秋田・男鹿温泉郷 2008.1.12 13:19 産経新聞
秋田県男鹿市の男鹿温泉郷にある旅館の女性風呂で昨年2007年の大晦日、国の重要無形民俗文化財の「なまはげ」が乱入し、浴場内の女性客数人の体を触っていたことが12日、分かった。なまはげに扮していたのは20代の男性で、乱入時は酒に酔っていた。男鹿温泉郷協同組合や地元町内会では、この男性の所属する町内会のなまはげの温泉郷への出入りを3年間禁止することを決めた。
関係者によると、昨年の大晦日の夜、地元町内会の青年らが温泉郷内の旅館のロビーに入り、宿泊客の前で「泣く子はいねーがー」など、おなじみの振る舞いを披露していた。その際、途中で20代の男性が扮していたなまはげが突然ロビーを抜け出し、女性浴場へ乱入。脱衣所を越えて浴場内へ入り、洗い場にいた親子連れら女性数人の体を触ったという。男性は訪問先で振る舞われる酒を飲んで酔って状態だったという。
被害を受けた女性客が旅館に連絡したことから発覚。なまはげ行事の責任者である地元町内会役員らが女性客に謝罪した。男鹿市観光協会や同協同組合などは年明けから対応を協議していた。
大みそかの夜になまはげが旅館やホテルを回るのは、男鹿温泉郷では恒例の行事。関係者は、「多くの観光客がなまはげを楽しみにしているだけに非常に残念。今回の事件は言語道断で、申し訳ないとしか言えない」と話している。
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なまはげ苦情でとまどう観光協会と温泉街 asahi.com 2008/01/16
なまはげが旅館の女風呂に乱入して女性の体を触った問題で、同じような苦情が15日、相次いで7件寄せられたため、男鹿市では動揺が広がった。市は今月中にも協議会を開き、なまはげの行動指針作りに乗り出す。例えば、「なまはげは酒を飲んだふりをする」「誰がどれだけ飲んだかを把握し、制限する」。暴れ方についても、「してはいけない行動」を明記して、行動指針を市全域に適用したい考えだ。(中略)
女風呂に乱入する騒ぎがあった旅館のおかみは「なまはげは神様。女風呂へいくなどとは想像もしていなかった」という。従業員は騒ぎに全く気づかなかったという。
別の旅館では、ロビーや廊下でなまはげに胸を触られたと、女性2人から苦情が寄せられた。
従業員の男性は「伝統行事が間違った方向にいってしまったのが残念だ。それでも、なまはげは我々のシンボル。これからルールづくりをしてイメージアップを図り、伝統を守っていきたい」。
なまはげに詳しいノースアジア大(注:秋田県にある私立大学)総合研究センターの鎌田幸男教授=民俗学=は「なまはげは基本的には酒も入るし、無礼講的なことはおこる。だが、寝室や風呂場には入らないといった暗黙の了解があった」と説明する。その上で、「なまはげは民俗行事で、地域外にみせるためのものではなかった。だが、今は一つの文化として観光化は避けて通れない。地域住民が観光とどうかかわるのか考えていく必要がある」と話す。
なまはげが下りてくるとされる真山の真山神社の武内信彦宮司(56)は「なまはげは観光などのために派手になってきた。あまり派手になっていなかった時代を振り返れば、あるべき姿は、おのずとわかるはずだ」。
---------------------中断
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新聞によっては、いきなり「罰当たり」ときたのもあります。
大晦日に秋田県男鹿市・三種町・潟上市(一部)の各家々で行われる伝統的民俗行事ですね。

冬に囲炉裏にあたっていると手足に「ナモミ」という火傷ができる(らしい)。それを剥いで怠け者を懲らしめ、災いをはらい祝福を与える「ナモミはぎ」から「なまはげ」と呼ばれるようになったというそうです。鬼の面、ケラミノ、ハバキを身に付け、大きな出刃包丁(又は鉈)を持ったなまはげが家々を訪れ、「泣ぐコはいねがー」という荒々しい声を発しながら怠け者・子供・初嫁を探し暴れる。主人はなまはげをなだめながら丁重に酒宴でもてなすものだそうです。似たような行事は、秋田県能代市・山形県遊佐町・岩手県大船渡市(旧三陸町域)など、東北地方に存在するということを知りました。
---------------------再開
「なまはげ」女性風呂侵入、さらに苦情7件[読売新聞社:2008年01月16日 01時15分]
秋田県男鹿市の男鹿温泉郷の旅館で昨年12月31日、「なまはげ」にふんした男性が女性風呂に侵入し、数人の体を触った問題で、同温泉郷内の別の5つの宿泊施設に宿泊した女性客から「体を触られた」との苦情7件が寄せられていたことが15日、わかった。同市は今後、再発防止のための協議会を発足させる。
苦情は、ホテルのロビーなどでなまはげを見学した際に「抱きつかれて体を触られた」「胸を触られた」などで、県内外の女性宿泊客の家族や友人などから、宿泊施設や市観光協会に寄せられた。
市によると、これら5施設を回ったのは、女性風呂に侵入した問題を起こした男性が所属する町内会だったという。
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男鹿市、なまはげセクハラで謝罪 新たに苦情7件[J-CASTニュース:2008年01月16日 15時05分]
2007年12月31日に「なまはげ」に扮した男性が、秋田県男鹿市の旅館の女性浴場に入り、客の体に触るなどした問題で、男鹿市は2008年1月14日にホームページで謝罪した。同市は「二度とこのようなことが起らないよう、なまはげ行事に携わる人の礼儀作法の徹底、資質の向上に取り組み、一日も早い信頼の回復に努めて参ります」としている。
男鹿温泉郷協同組合などが温泉郷内の宿泊施設を調査したところ、新たに女性客から「体を触られた」とする苦情7件が寄せられた。同市観光課は現在もこの問題について調査中で、「どのなまはげが行為に及んだのか定かでないが、(犯人は)おそらく一人だろうと推測している」と話している。
----------------------終了
なまはげセクハラ』ということばまででましたか・・・・orz
なまはげといえば秋田というぐらい、(逆に秋田と言えば、秋田音頭の代表的歌詞『秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ(アーソレソレ)能代春慶、桧山納豆、大館曲げわっぱ』みたいに、いろんな独特の物産・風習に事欠かないとも言えますが)男鹿市も迅速な対応の結果、なまはげの声価を落とすという程の事でないことになればいいのですが・・・迅速対応した割には、予想以上に波及してますね。
確かに日本酒王国秋田では酒を振舞うのは儀礼的にめでたい事ですし、事情が分からなくもない。(いつか五城目町に仕事で長逗留したとき、町に酒販店がやたら多い理由を旅館の女将に聞いたら、「寒い地域ですから、どうしても日本酒に人気がある」と言われました。)しかも多分一緒にやっていた青年団の各位も気が付かないことだったのでしょう。古来から、『怠け者・子供・初嫁を探し暴れる』ということとはあったのでしょうが、観光ホテルでしているとなると地元の風習を理解してくれと言うこと自体が難しいでしょうし、情状酌量といわれても納得できないことです。これ自体はまあ犯罪行為ですねえ・・と言うとそうであるし、そこを弁護することは余り意味がありませんが、覆面してることが、羞恥心を失わせる結果になったのでしょうかね。
但し倫理観の元来の差異と言うところは、あったかもしれない。上記の「秋田音頭」は即興でおもしろおかしい事を歌うというのが本来であった由。このため、時事の風刺もあったらしいが、卑猥な話が歌われる事も結構多いらしい。(秋田音頭はもともと春歌だったという説もある。)となるとだ、河内音頭のような性格もあるんですかね。実にこのバリエーションには春歌もありますし、秋田県選挙管理委員会による投票促進バージョンもあるんです。しかも、春歌というととんでもないように聞こえかねないが、当時の社会では憂い事柄を冗談で紛らわすことは良くあることらしい。(古過ぎるといわれそうだが)土佐日記にも、筆者が役人として5年間赴任した土佐から京に戻る船の中で、土佐にてわが子を亡くした思い出にふけってるのだが、同行する人たちは長旅に疲れたのでか、「蛤を持ってエロ話を盛んにしている」というくだりがあったと記憶している。また秋田鉄道管理局での鶴嘴を使った手作業の保線、哀愁を帯びた「線路突き固め音頭」(又は『線路搗固め音頭』)が紹介されたこともあるが、これは春歌まがいのものも多いらしい(但し即興で作ったもので、記録が残っていない)。
おおらかという世界で解釈する意味では同情の余地もあるんですが、さすがに今は通用出来ない事情になってます。けどどうも、「罰当たり」ということは一寸ちがうんでないかいと心理的には残るんですよ。刑事事件にならず済んだだけ、被疑者も被害者もお互いに良かったかもしれないです。
秋田音頭のバリエーションにこういうのがありますが、
●コラ巡査が来たたて消防衆来たたて ちっともおっかなぐね(アーソレソレ) えーごどしねたて悪いごどさねば でっきりおっかなぐね(ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー)
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ただ、この記事のなかに不謹慎ながら大笑いなところがあります。
>「どのなまはげが行為に及んだのか定かでないが、(犯人は)おそらく一人だろうと推測している」
要するになまはげが擬人化されてるんですな。これはほほえましいともいえるんでしょう。擬人化されやすいということに対してはこういう笑い話があります。
種村直樹氏の文章だったと思います。秋田駅前だったか、男鹿駅前だったか忘れましたが、なまはげの像が飾られているわけです。そこは駅前広場にあり道路用地に入ってるので、警察の占有許可書が像の台に張ってあるそうです。曰く
(1)占有者:○○市観光協会 
(2)期限 1990/4/1~1992/3/31 
(3)用途:なまはげ  
と書いてあるんですが、本当なら「用途:観光宣伝」とか書きますね。けどこう書いてある。これはどうもなまはげが身近な存在だから誰も書き直さないのではとか。
なんとなくこういうのをわらって仕舞うおおらかさを感じます。けどそれも変わるんですがね・・・地元にも問題視意識が少しずつあったようです。たとえば・・
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第5回 ナマハゲ伝導士認定試験 募集要項(概略)(社)男鹿市観光協会 ナマハゲ伝導士推進委員会
http://www.1omoshiro.com/namahage.html
○試験及び講義の日時・日程 :H19年11月11日(日) *時間 8:50~17:00頃まで
○受験資格 :中学生以上で性別は問いません。*但し当会の指定する試験会場で受験可能な方・中学生は保護者の同意が必要となります。
○受験料 :・受験料: 一般6,000円 中高生3,000円
○試験・研修講義(テキスト代・拝観・視察研修時移動費含む)となります
試験の方法及び実施スケジュールなど
試験方法/筆記試験(60分)
試験内容/試験内容は、ナマハゲの歴史やナマハゲの面及び男鹿のナマハゲの継承状況等から出題予定
講義内容/ナマハゲの行事・由来・装束などナマハゲに関わる事について
試験会場/・・・・ホテル 男鹿温泉郷内(*交通手段/JR男鹿線利用の場合: 男鹿駅下車(男鹿駅発 無料送迎バス運行8:15分発)所要時間30分)
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検定は今の流行とは言え、後継者などの問題もあったみたいですね。町おこしもあるんですが。下の記事を読むと、難しい問題が入っています。コミニュティーの崩れがここにもあるんですね。地元の視点で見ると違う姿が見えてくる。
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前代未聞[秋田魁新報 男鹿支局](2008/01/16 08:59 更新)
昨年の大みそか、「なまはげの心を全国へ」とのキャッチフレーズを掲げる男鹿市で国の重要無形民俗文化財「なまはげ」に扮した帰省中の20代男性が女性浴場に侵入する前代未聞の不祥事があった。報道翌日には市や観光協会に厳しい批判の声が寄せられた。イメージダウンを免れない出来事に、関係者は落胆の色を隠せない。
同じ大みそかの夜に、自ら志願し初めてなまはげに扮したのは某さん(22)=秋田市出身、福岡県在住。子どものころ祖父母宅を訪れ、なまはげにおびえた1人だ。
緊張した面持ちで面や衣装を身に着けた。家に上がりやすいように、さらにぬれた靴下で部屋を汚さないようにと、素足にサンダル履き。寒さで足を真っ赤にして練り歩いた。「不安で、足の冷たさも気にならなかった」と伊藤さん。「祖父らのアドバイスや自分の記憶を頼りに、雄たけびや振る舞いなど、今年のなまはげは威勢が悪いといわれないよう必死だった」と振り返る。なまはげを演じる責任の重さを感じて臨んだ若者もたくさんいるのだ。
しかし後継者不足などから、現在なまはげを行っているのは、市内約80集落のうち60集落。地域に伝わる地元特有の面を使うところも減っている。同時に、お膳の用意の大変さなどを理由に訪問を拒んだり、玄関先で終えてもらう家庭もあるなど、受け入れ側の意識の変容も切実な問題となっている。
地域の現状はより深刻だ。市や地元住民がなまはげで観光に取り組む一方、伝統を継承していく意識が薄れつつあるように思う。そうした中での不祥事であり、ダメージは大きい。伝統行事を支える地域として、まずは足元をしっかり固める必要がある。
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なまはげ問題 「記憶なくなっていた」 新成人の会社員 侵入時は泥酔状態(2008年1月17日 読売新聞)
男鹿市の男鹿温泉郷の旅館で昨年12月31日になまはげを実演した男性が女性風呂に侵入し、女性客数人の体を触った問題で、この男性が、市内の湯の尻町内会のメンバーらと同温泉郷内の8宿泊施設を回った時には、「記憶が無くなっていた」と町内会メンバーや両親に話していたことが16日、わかった。旅館で女性風呂に侵入した際には、泥酔状態だったという。この男性は、20歳の新成人で東京都在住の会社員。大みそかには、正月休みで市内の実家に帰郷していた。
町内会メンバー(50)によると、大みそかの午後6時ごろ、同町内会からなまはげになる男性6人や、ご祝儀をもらう人など計約10人が集合。2組に分かれて町内の20数軒を訪問し、酒などを振る舞われた。男性は、このメンバーに「(民家の)3軒目ほどから記憶が無くなっていた」と話した。
民家を回った後、午後7時ごろから同温泉郷内の全6宿泊施設のうち、8施設を回り始めた際には、男性は泥酔状態で、メンバーは「がんばれ。もう少しで終わるから」と励ました。男性ら同町内会が回った8施設のうち、旅館以外の5施設からは、女性宿泊客から「体を触られた」という苦情が7件寄せられている。
8施設を回り終えた後の午後9時10分ごろ、男性が女性風呂に侵入した旅館から、町内会グループのまとめ役に苦情の連絡があった。まとめ役らが旅館に謝罪に行った後、この男性は、町内会のメンバーらに対し、「みなさんご迷惑かけてごめんなさい」と涙を流して謝ったという。
町内会では、20年ほど前から地元に残る若者が少なくなり、毎年帰郷する若者らに声をかけ、なまはげの行事を何とか継続させていた。 メンバーは「伝統行事を絶やしてはいけないという使命感で、行事を行った。男性が酔っていることはわかっていた。無理させてしまったことを反省している」と話している。
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覆面と言うのは、自分の存在を隠すということですが、反対に自分の恐怖を見せず、かえって自身を鼓舞する材料になるという話を聞きます。犯罪心理学から見ると、強盗に入るときのストッキングなんてそういう心理面の効果もあるとか聞きました。(プロレスなんかもその意味が多いのかも)是非は分からないですが、意外と人間の深層心理から見ると(失礼な表現ではあるが)興味深いアクシデントかもしれません。
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秋田音頭が労働歌という側面がかなり強くあるが即興性に強いものである一方、河内音頭というのは即興性のあるダンスミュージックである。要するに盆踊りにつき物ですからね。どこかジャズに似てるものがあるかも。とはいえ、大元は労働歌をルーツにしてるからロックの類似性もあるかも知れない。
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http://www.city.kashiwara.osaka.jp/jichisuishin/kodori/kawachi-tanjo.htm
大阪府柏原市のサイトでこんなのがあった。
河内音頭はどのようにして出来てきたのか?
はじめに
"エーエンさぁあては~あぁ~、一ぃ座ぁあの皆さまぁへ~。"
河内音頭といえば誰もが思い浮かべる、このフレーズ。ところが、今のような河内音頭は、 いわゆる終戦直後、50年ほど前に始まった。かつて「河内音頭」と呼ばれていたのは、違う形の音頭だった。 では、河内音頭のルーツはどこにあるのかというと、はっきりとはわかっていない。
もともと河内では、古くからさまざまな音頭が盆踊りの歌として伝えられてきた。 その中には、やんれ節や江州音頭などもあり、 「河内の盆踊り音頭」イコール「河内音頭」ではないことから混乱が生じたのだ。
原型は交野節
最近の研究で、「河内音頭の原型」と言われるのは、江戸時代中頃に河内国交野郡(注:現在の大阪府交野市)で起こったと考えられる。「交野節」上の句が7・7、下の句が7・5・7・5の定型詩を唄う音頭で、 「アーヤレコラセェドッコイセ」や「ソラヨイトコサッサノヨイヤサッサ」などと囃しが入る。
明治時代の初期に、歌亀によって詞の定型にこだわらず自由に、節付けも自由に変化させて歌える音頭が生み出された。 明治中期にかけて演芸場(=寄席)でも人気を博したという。当時は滋賀県からも「8日市祭文音頭」が入ってきていたので、こちらを「江州音頭」と呼び、 の音頭を「河内音頭」と呼んで区別した。
平野節を経て浪曲音頭へ
大正3年、上六(上本町六丁目・・現在の上本町)-奈良間に鉄道(大阪電気軌道・・現在の近畿日本鉄道奈良線)が開通。 その祝いと生駒トンネル工事の犠牲者供養(注:大林組の施工による。生駒山は地盤が弱くトンネル工事は難しいものだったようで、最近でも落盤事故が発生した。このトンネル・・・旧生駒トンネルはその後一部近鉄京阪けいはんな線のトンネルに転用、残りはその非常脱出用トンネルとなっている)を兼ねた盆踊り大会が開催された。 この時、大阪の平野(現在の平野区)から来た音頭取りたちが、二代目歌亀の河内音頭に感激し、 それを稽古するうちに独自の工夫を加えた「平野節」を生み出し、初音家を名乗って活躍しだしたのである。この「平野節」は、 返し節を使うことによって一節の長さを自由に変え、現代の河内音頭にも通ずるものがある。現代の河内音頭は、平野節を基に、浪曲の地節のリズムを利用した浪曲音頭として案出された。 戦後すぐに初音会に加わった初音家源氏丸が始めたもので、たちまち評判になった。
昭和35年から、鉄砲光三郎が 「民謡鉄砲節 河内音頭」と銘打ったレコードを発売してヒットとなり、 それまでの「浪曲音頭」は、このヒットとともに「河内音頭」の名に変わって広まった。
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「民謡鉄砲節 河内音頭」の鉄砲光三郎は有名ですが、浪曲の京山幸枝若、早逝した三音家浅丸、河内家菊水丸・天童よしみ(八尾市在住)・中村美津子というところが有名ですね。 
もっとも根源はかなり混在しています。八尾市の常光寺では正調河内音頭とよばれるゆったりとした御詠歌のような唄が保存会のメンバーで今も唄い継がれていると聞きます。
夏にビールと盆踊り。暑い時にはいいですね。労働のつかれを忘れさえてくれるのでしょう。

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(PS)
収まるところに収まったようですね。
なまはげ「原点回帰」を=マニュアル作成は見送り-女風呂乱入問題で協議・秋田 2008年01月29日17時26分
 秋田県男鹿市の男鹿温泉郷で昨年の大みそかに、なまはげに扮(ふん)した男性が、酒に酔って旅館の大浴場に乱入し、女性客の体を触った問題で、同市は29日、地域の代表者らを集め、なまはげ行事のあり方について協議し、「もう一度原点に返る」ことで一致した。
 協議では冒頭、問題を起こした男性の謝罪文が紹介された。参加者からは「民俗行事の観光化に問題がある」「人手不足できちんと伝承されていない」などの意見が出た。
 温泉郷を抱える地区の代表者からは「(暴れ方などの)マニュアルを作るべきだ」との声も上がったが、必要ないとする意見が大勢を占め、「原点回帰」でまとまった。
 協議終了後、男鹿温泉郷協同組合の上野藤彦事務局長(44)は「今後もなまはげ行事は継続していきたい」と話したが、飲酒の規制については、「お神酒は付き物だから…」と言葉を濁した。 

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コメント

こんばんは。
この一件、地元民としてなんと言っていいのやら?
普通の家ならいざ知らず、観光ホテルの女性風呂まで入り込むとは…
おそらく県外から来た人がほとんどでしょうからセクハラだって言われても…。
ただ、マスコミも観光協会も過剰反応ではと?
「なまはげ」という一種の神としての信仰があるので簡単に問題を解決するのは難しいことはたしかですが
運悪く全国的に有名になってしまってるがゆえニュースになったのでしょう。
行ったこと自体のことは?ですが別にこれに萎縮して規制するのはいかがなものか?
伝統行事としての本来の「なまはげ」の意味がこの出来事によってゆがめられないように…と思うところです。

投稿: nakappi | 2008年1月18日 (金曜日) 23時35分

>おそらく県外から来た人がほとんどでしょうからセクハラだって言われても…。
地元の視点で見ると違う姿が見えてくる。それは秋田魁新報の記事を見たとき感じました。以降全国紙でも報道が出るようになった。本件都市部では多分警察への告発が出てくるはず。それが出ないというのは、深い事情があるのだろうと思ってました。
そうなんです。そのバックグラウンドをよく読まないと、この背景は語れないし、「地元有志の努力」によって辛うじて重要無形民俗文化財の「なまはげ」を維持してるという危なさかつ当事者しか分からないつらさがあるんではと思うんです。なまはげが出た時代とは時代が変わっているのですから。秋田音頭を取り巻くものがむしろ日本古来の伝統に依存しているのに、段々と変わっているのも同じかなと考え、考えてみました。
萎縮と言うことですが、最近の企業倫理とかの問題で都市部ではバランスが取れない状態にないいるのは事実です。それを、日本ないしは秋田の地域的特徴をどうこう言っても説得力がなくなってる。社会活動自体が非常にしつらい世界と思います。
>「なまはげは神様。女風呂へいくなどとは想像もしていなかった」
ということ自体が、コンセンサスが取れないものになっています。残念ながら。
願わくは
>伝統行事としての本来の「なまはげ」の意味がこの出来事によってゆがめられないように
ということを望んでいます。

投稿: デハボ1000 | 2008年1月18日 (金曜日) 23時50分

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