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盗むなんていうなよ

今年も暮れようとしています。
以前年賀状に「旧年中はお世話を致しました」と書いてきた知人が居て、年始から目がテンになったことがありました。けどそれ嘘でなかったんです。(泣)
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新幹線の技術盗む?中国が300キロ列車完成  2007/12/22 18:44 (産経新聞=共同)
新華社電によると、中国山東省の鉄道車両メーカー、南車四方機車車両は22日、時速300キロ走行が可能な初めての国産列車「和諧号」が完成したと発表した。来年3月に鉄道当局に引き渡し、8月の北京五輪前に北京-天津間で運行を開始する予定。
同社は川崎重工業などと提携、東北新幹線の「はやて」をベースにした車両の技術提供を受け、高速旅客列車を生産している。新華社は「和諧号」について「外国の技術を導入、吸収した上で中国が自主開発した」と伝えており、日本の技術がベースになっている可能性がある。
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けどこの会社ですが、下記の経緯があるんです。
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平成17年 ●中国における鉄道車両エンジニアリング合弁会社(青島四方川崎車両技術有限公司)を設立  
 川崎重工は、中国青島市の南車四方機車車両股有限公司(四方)、中国南方機車車両工業集団公司(南車)および伊藤忠商事(株)と共同で、中国に鉄道車両エンジニアリング会社を設立することに合意しました。中国では、急速な経済発展に伴い増大する輸送需要に対応し鉄道輸送能力を強化するため、在来線の運行速度を高速化する方針が打ち出されるなど、鉄道整備プロジェクトが数多く計画されています。
 今回の新会社の設立は、こうした中国における旺盛な鉄道車両需要に四方と共同で対応するとともに、当社の設計能力の増強を図ることを目的としています。当社は、新会社を活用し、次のとおり事業展開を図ります。
1. 新会社で中国国内案件の設計エンジニアリング業務を行うことにより、当社の中国市場での優位性を確保し、中国市場での受注拡大を目指します。
2. 当社の設計業務の中で特に海外案件で急増している部品図面作成等について、現地の優良な技術者を活用することにより、設計キャパシティの増強を図ります。
3. 中長期的には中国国内外における鉄道車両部品の調達等、業容の拡大を視野に入れています。
 当社と四方との提携関係は1985年に友好工場協定書を締結して以来20年に及び、その間同社へ車両工場の計画支援や技術協力・生産協力を行うなど、良好な信頼関係を築いてきました。昨年には、当社は四方の合作パートナーとして中国・在来線高速化プロジェクトの入札に参加し、共同で中国鉄道部より鉄道車両480両を受注したほか、四方・伊藤忠商事と共同で、広州市向けに中国で初めてとなるリニア地下鉄車両300両を受注しました。
 中国では、在来線高速化プロジェクトのほか、郊外路線などの都市交通整備プロジェクトも数多く計画されています。今回の新会社設立を機に、当社は、今後とも四方と協力しながら、中国市場での鉄道車両事業を積極的に展開していきます。
合弁会社の概要
●社名:青島四方川崎車両技術有限公司 (Qingdao Sifang Kawasaki Rolling Stock Technology CO., LTD. )
●所 在 地 :中国山東省青島市
●出資比率:川崎重工39%、四方39%、南車11%、伊藤忠商事11%
●事業内容:製品開発・設計/調達サービス/入札業務支援
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確かに、新華社の報道も誠意が無いというのは事実だとは思います。新華社は国営通信社ですから国策的見地もありましょうし、国民感情の問題もあるかもしれません。
但し、この話、合弁会社自体がきわめて合法的に成り立ち、その成果だと考えていいと思うんです。「外国の技術を導入、吸収した上で中国が自主開発した」というのですが、この段階で自主開発という定義が図面作成レベルだとすれば決して問題となるレベルでないです。(3DCADなどの設計技術は中国も進んでる所は進んでます。本当に持つべき問題は、この設計典拠はなにかという思考設計ルーチンとデータ蓄積です。)しかも効率的生産技術というところまではまだ至っていないとも思います。
合弁会社を作るということ自体、このようなリスクがあるんです。しかし、この設立目的としては技術者運用などの相互の利益供与も考えてるわけですから、恣意的な意見誘導はあるとはいえ、盗人扱いは理知的ではなく、あまりにも失礼です。

余り高くない相手のステージに乗っかって、第三者的に見て変な報道をすると、回りまわって通信社の対外的な報道の信頼性を貶めることになると思います。日本にとっても後ろ向きで役に立たない議論ですね。
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こういう報道もあります。現地では日本製という評価ならそれはそれでいいのでしょうね。
<福田訪中>熱烈歓迎!首相の土産に、「新幹線」を大量発注―中国[Record China:2007/12/28 15:37]
2007年12月28日、福田首相の訪中を破格の高待遇で迎えた中国だが、訪中土産として来年の北京五輪に合わせて開通を目指す北京―天津間の高速鉄道車両に、日本の新幹線を発注することが明らかになった。中国経済ネットが伝えた
中国政府は来年8月に開かれる北京五輪に合わせ、北京―天津間に高速鉄道を開通させる予定。当初は独シーメンス社型の高速鉄道車両のみを導入する計画だったが、福田首相の訪問で、日本の新幹線車両も同時に採用されることが決まった。新幹線車両は、山東省の鉄道車両メーカー南車四方機車車両が、日本の川崎重工業など6社の技術を導入して製造。全長120kmの北京―天津間を時速300kmのスピードで、片道わずか30分で走行する。
中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官は、福田首相の訪中を、安倍前首相が果たした「氷を割る旅」と温家宝(ウェン・ジアバオ)首相の「氷を溶かす旅」に続くものと評価。日中関係のさらなる改善と発展に大きく貢献するとコメントした。(後略)(翻訳・編集/NN)
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そういうことでしたら、日本のなかでもこういうのがあるんですよね。やれやれ、もしこの報道と同じく、盗んでたとしたら、意味がある行為なのかな?(単なるメンテナンス不良というのもありうる
「かもい岳スキー場」のリフト停止、潤滑油の抜き取りか? [読売新聞社:2007/12/23 19:56]
北海道歌志内市の「かもい岳スキー場」で18日、リフトの速度を調節する減速機の潤滑油が不足して機械が故障し、リフトが緊急停止していたことがわかった。
機械に油漏れの跡がないことなどから、道警赤歌署では油が抜き取られた可能性もあるとみて調べている。
スキー場を運営する「プラッサ」(斉藤博社長)によると、今季の営業を始めて4日目の18日午後6時15分ごろ、西ゲレンデにある「第3ペアリフト」(全長912メートル)で、安全装置が作動し、突然停止した。乗っていたスキー客7人が約30分間、高さ約3メートルで宙づり状態になった。
減速機に150リットル入っているはずの潤滑油が約40リットル少なく、ギアなどが焼き付いて動かなくなったのが原因だった。
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では年明けは、にこやかにお会いしましょう。

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