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ゲーテの格言と定食屋さん(2)

(承前)
「貸借は友を失う」 ということばもある。調べると、それは純粋なゲーテの言葉ではなく、『ハムレット』からの引用であるらしい。「参考」成程、彼が劇場支配人をしたことで知ってて当然ですね。
さて、吉野家とかの牛丼やさん由来のものを外すと、今まで定食屋といえば、中華だと餃子の王将満州が思い当たるのですが、和食だと大戸屋半田屋、洋食だとびっくりドンキー(社名はアレフ)ということで、時々食べてましたね。
でこの半田屋ですが、壁に張ってあったり伝票にかならずこれが書いてあったのですな。もちろん今のように大きく店舗展開している時代ではない時代ですが。(当時のCMはこちら:http://www.nicovideo.jp/watch/sm450450
WIKIに載ってる記載だと・・・
●「めしのはんだや」 ブランドの店に行くと、重要なモットーが店内のいたるところに貼ってある。それは、「貸借は友を失う ゲーテ」 。小さなお札くらいくらいの大きさに、達筆でその文言は書かれ、食事をしている人の目線の高さで、いくつも壁に貼ってある。昔は貧乏学生の食事によく利用されたこともあり、現在と違い知識のある学生にこのようなユーモアが通じたのだろう
三井呉服店ではないが「掛売り無し」ということを言いたいんでしょうな。先代社長の「貸借は友を失う」は経営面等でも実践(無借金経営)したそうです。(そうかあ。「かしかり」と読まず「たいしゃく」と読むと、経営者向けになります(苦笑))
確かに、従前のはんだやの客層は、一人暮らしの男子学生・男性肉体労働者・男性単身赴任者が中心で一定の支持を受けていた。その学生食堂より安い値段と嵩あるメニュー・量も多い宮城米の飯から、「えさのはんだや」「配給所」の異名でも愛されていたと言われている。苦しいときのはんだや頼みとも。一方当時は大学の寮食以下という蔑称で言ってた人もあり、複雑でしょうな。

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まあ半田屋は
●創業以来の「生れた時からどんぶりめし」の幼い女の子が、口を大きく開けてどんぶりめしを頬張るポスター、
●「めし (大)」 =「とても食べられません。(中)で充分です」

というはんだやならではのユーモアというか、象徴というか、強烈なのがあるからねえ。
さて、後者はすこし説明を必要とするかもしれない。はんだやを語る上で欠かせないのが、『めし』の存在。これをみればなんとなく分るでしょうね。米産地である宮城県が本拠である以上、顧客の米に対する要求は高い。(大体、ささにしきとこしひかりを食べ比べどちらがうまいか真剣に語る人が普通にいる地域)そこで、宮城県産米の使用を堅持しご飯の盛りが多いことを店のコンセプトとしてきた。
めし (ミニ):○○円 :(ご飯茶碗に普通に盛られるくらい)
めし (小): ○○円(どんぶりめし)
めし (中): ○○円(どんぶり大盛り)
めし (大): とても食べられません。(中)で充分です

レジ近くの上の方に掲げられているメニューには、この表示がある。HP引用の通り「めし (中)」は運動部の人ならともかく大概の人は残してしまう量。ところで、メニューにある 「めし (大)」 には、価格が表示されていないどころか、「とても食べられません。(中)で充分です」(爆笑) と書いてある。ご丁寧にも伝票にも「とても食えない。(中)でたくさんです。」と印字。
最近も結構なファンがいるそうだ。それは北関東などで半田屋(近代化改造後(苦笑))を知った人が、その原点ってどんなのかなと、創業当時の形を残しためしのはんだや 駅前店(青葉区中央1-8-30・・仙台駅至近 )に行くそうである。コアですのー。
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さて、標語「貸借は友を失う」は、貧乏なはんだやユーザーを戒め、訴えるものがありました。あるジョークでは、ゲーテは多くの格言を残してるので格言の後にゲーテとつければどれかには当てはまるといわれているそうです。つまり,上述のシェイクスピアの一節を知っていて,なおかつゲーテが大量に格言を残しているところから,格言ぽい言葉の最後に「ゲーテ」とつければ,なんでも「ゲーテ格言」になってしまう,という冗談と言うことですかね。しかしそれだったら、
『貸借は友を失う みつを
もOK?かもね。さらに伝票の格言と店内の雰囲気のギャップを感じつつ、伝票の「標語」を見ながら「ふふふ」と楽しめる人を、はんだやはターゲットとしていたのですかね。伝票を理解するのに、シェイクスピアとゲーテについて知らなければならないとは。
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恐るべし「はんだや」!。ちなみにこの言葉でGoogleであたるとほとんど半田屋関連の記載ですorz。

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コメント

こんばんは。何か呼ばれた気配がして(爆)、やってきました(^^;)。
私が初めて「はんだや」を訪れたのは、当時仙台に在住していた友人を訪ねたとき、その友人と一緒に食事に行ったときでした。もう15年前になりますねぇ・・・。そのときから、味はともかく(爆)安くて満腹を実践できる、この店のとりこでした。
その後、住んでいた北海道を離れてから、札幌に何軒か店ができていたりとorz、なかなかこの店で食事をする機会がなかったのですが、数年前宇都宮に1軒、近代化改造施工済の(笑)「半田屋」ができたときは、さほど近くにないのに車を走らせて(爆)、よく食事に行きました。
しかし残念なことに、地元ではやはり「配給所」扱いだったのか(爆)、今は閉店してしまいましたorz。
今でも仙台に行ったときは、朝食等でお世話になっております>駅前店

投稿: 栃木路快速 | 2007年12月18日 (火曜日) 23時06分

>何か呼ばれた気配がして

いやいや。ゲーテの人物伝をよんで思わず書いてしまいました。そんなに深い意味があったのかと(苦笑)

>地元ではやはり「配給所」扱いだったのか
埼玉県の一部、東京都は運営会社の撤退のようです。多分栃木県もそうなんでしょうね。
事務所に「貸借は友を失う みつを」なんて書いたら(失笑)

投稿: デハボ1000 | 2007年12月19日 (水曜日) 18時27分

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