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牛乳

最近の食の安全という趣旨では赤福の件が非常に話題となっている。その企業倫理という意味では問題が無いとは言わないが、ではこの加工手法から20年間やってきて、食中毒など有責事故が全く無かったということはどこかに飛んでしまっている。実際、工業的には食品加工技術そのものが否定されているという見方も出始めてる。一体食の安全ってなんだろうという議論を改めておいたほうが良いと思われているらしい。
今回の問題は、実際に食の安全に関して問題を起こした会社が市場から退場したというものとは少し異なって、形式犯という形になるのかもしれない。これに関しては、各所で論じ始めており、企業倫理と技術者倫理の乖離の必然性を論議する議論が行われているのが事を複雑にしてます。
この件は別途まとめて語る話になりそうなので、これは改めて・・・・
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牛乳は以前から過剰供給が指摘されるところであるが、その関係で大きなメーカーに収斂させる傾向があるそうだ。
http://jf-milk.lin.go.jp/saihen/gaiyo2.htm
これを見ると、昔は、近所の牧場から牛乳を集めて殺菌・瓶詰めする会社がメインだったのだが、管理工数の低減ということを目的にして集約が図られているのである。しかも瓶詰めが減ったことに伴い、デリバリーのいい所という縛りがなくなったのだろうと思う。(そういえば駅で牛乳をあっためて出してくれるところがなくなりましたね・・)

私の通っていた小学校では隣町にあった「宇治牛乳」と言うブランドの牛乳を飲んでいた。ところがですよ、当時農薬に有機リン系殺虫剤であるウジ殺しというものがあり(エマルジョン形のものは牛乳とおなじ真っ白な色)良く水洗便所以外の便所ではおいてあったものだが、それを想起するからか、どうしても非常に語感が悪いといって教員の間でも不評であった。その後「太陽乳業」と言う名前になって以降は盛業中だったが、集約化指導で平成12年に廃業したらしい。
その後住んでいたところには近所に「松原牛乳㈱」と言う会社・工場があった。確かに実家の近くにあった牧場は、ここに生乳を納めていたと聞いていた。ここは以前は瓶に「宮内庁ご用達」と書いてあったぐらいで、明治初期から京都御所への牛乳納入をもっぱらしていた名残だそうである。一時期雪印乳業の操業停止の時は集中的に代替供給をしていたらしいが、こちらも全農の工場(ということは結果的に雪印の系統に合流したことになる)に集約(設備更新名義)したということらしい。ただそれまでの名門という経緯から、日本ミルクコミュニティーブランド(但しそのほかのメーカーにも製造委託してるような)の「松原牛乳」というのが、京都を中心に流通しているらしい。標準のルートではなく、牛乳販売店ルートで宅配、学校の給食や、校内販売など専門みたいです。
そのほか、大阪には「カルちゃんマーク」のいかるが牛乳(いかるが乳業とは別らしい)というのがあり、ここは今も盛業中であるが、ここのテレビCMに知り合いの息子(6歳の子供)が出ていて驚いた事がある。ただ動画VERと静画VER(いまこそないですが、静止画のCMです)があったもので、本人を知ってるとこの静画のほうは非常にPOORでしてねえ。
一方、京阪電鉄の売店には「京阪牛乳」という寝屋川市にある会社の牛乳が並んでいた。で、TVCMは、「 ぽっぽぽっぽ~ハトぽっぽ~♪ハトのマーク、ハトのマークの京阪牛乳でみな元気!」というので知られていたぐらいであったから、京阪電鉄の出資だと思われていたようだが、間接的関係しかなかったようである。(まぎわらしいのは、京阪電鉄の特急のヘッドマークは「ハト」なんです)ここは、雪印乳業のトラブルの時、牛乳の売り上げが落ちると考え、もともと過当競争で単価維持が難しくなったこともあり売り上げ高の半分以上あった飲料部門から撤退した。今は社名はそのままに業態を病院向けリースレンタル管理にかえてしまったようである。(そういえば京阪線の駅で牛乳売店自体が減少してる。ただし残ってるところは現在「いかるが牛乳」を売っているようです。)その後、調べると、「阪急牛乳」も製造受託してたようですね。

雪印事件の以前から牛乳業界の構造的改革要求があったようで、それを抑えるために工場集約をおこなっていたところに雪印集団食中毒事件が大阪でおき、業界自体に供給不安などが生じたり、その一方で設備投資可否の前置条件があったようなのである。一時大阪はかなり業界自体が急遽増産(要するに工場の閉鎖にともなって牛乳の供給がタイトになったり、他の会社の増産が必要になった・・事故によって供給量全体が減ると思ったら全然へらなかったという計算違い)になったりという「ゆれ」があったため、設備投資の内部留保が無い業界では長時間労働による「利益無き繁忙」状態に陥ったみたいだ。(勿論その後の肉の偽装問題もあるのだが)雪印が全農・全酪と工場を統合するというのは、ある意味、会社維持の意味でも他に術のない選択だったのかもしれないし、業態として先細りという見方を会社の中でもしていた可能性があるんですね。(・・とここまで書いて来て、手元にあったメグミルク印牛乳、農協牛乳、雪印コーヒー全部がおなじ工場の製品でしたな)
もちろん、これは言い訳にしかならないのでしょうが、マネージングが結構ふらついた結果のこうなったのは、人財枯渇であり、さらに進めると根源が当時の牛乳業界自体の利益率低下にあるのかもしれません。そこをさか上ると固定費用比率が大きいという業界の事情にもぶつかるみたいですね。
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私が幼い時に、めんこがはやったことがある。とはいっても、そんなに駄菓子屋があるわけでなければ。子供が金を持ってるわけでない。(めんこをかうのも地方の子供にとっては負担だったですな)そこで、牛乳販売店や牛乳工場に小学生が行って、フタを沢山湿ったままもらってくる。それを新聞紙にはさんで上から電話帳などを積んで重石にする。乾くと平たい丸い厚紙が出来上がり、その結果としてめんこが出来上がるわけ。女の子までなって一緒にやっていましたね。今考えれば、この手の牛乳瓶のふたを集めているコレクターも結構いらっしゃるようですが、その時代は「フタ」が収集の材料になるとは思わなかった。それ以上に牛乳瓶というのが無くなってますよね。結構流転っていうのがあるんだ。
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コメント

こんばんは
雪印のふるさとに住んで、未だにメグミルクを飲んでいます。子供のころは、銭湯の風呂上りには雪印のコーヒー牛乳でしたね。高校時代に牧場に住み込みでアルバイトに行ったことがありますが、このときに飲んだ牛乳の美味しかったこと。その後飲む市販の牛乳が水っぽく感じられる“副作用”がありましたが・・・。
母乳育児相談室を開設しているわがつれあい殿に言わせると、朝だけ1回とか朝晩2回とかの搾乳は動物の生理のサイクルからはずれていて、質のよくない「たまり乳」になっている可能性がある、というのです。誰かまじめに研究する人はいないのか、などといっています。本当に美味しい牛乳の味を僕らは知らないのかもしれません。

投稿: SUBAL | 2007年11月12日 (月曜日) 00時11分

ヾ(ゝω・`)oc<【。:+* コンバンワ *+:。】

+.*.。゚+(P∀`q。)+..。*゚+おひさです♪

最近は低脂肪乳などの加工乳や乳飲料などが
目立ちますね。
我が家は『牛乳』派です。
缶コーヒーも『コーヒー』ではなく、
『コーヒー飲料』とか多いですね。
私は缶コーヒーはブラックしか飲みません。

牛乳は低温殺菌のを購入したいんですが
割高なのでやっぱり農協牛乳とかメグミルクとか、
コンビニのメーカーの牛乳購入したりしますね。
普段は1㍑198円。
安ければ178円とか。
もっと安ければ158円で購入しちゃいますね。

投稿: 女豹 | 2007年11月12日 (月曜日) 23時11分

>雪印のふるさとに住んで
いい牛乳をのむとこれは!とおもうことはありますね。
>朝だけ1回とか朝晩2回とかの搾乳は動物の生理のサイクルからはずれていて、質のよくない「たまり乳」になっている可能性がある
ほー。そういうものですかあ。

>牛乳は低温殺菌のを購入したいんですが割高なのでやっぱり農協牛乳とかメグミルクとか、コンビニのメーカーの牛乳購入したりしますね
値段も違いますからねえ。ちなみに私は低脂肪乳を飲めないのです。となると、質をおう以前に量になっちまいますね。

投稿: デハボ1000 | 2007年11月13日 (火曜日) 08時24分

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