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大学生向け絵本型教科書

-------引用
川島なお美 結婚へ[日刊ゲンダイ:2007年11月16日10時20分]
元祖女子大生タレントも50歳に手が届きそうになったが、女優の川島なお美(47)が結婚の準備を進めていると、サンスポ(13日)が報じた。(中略)10月にはフランスに婚前旅行し、年内にも婚約発表予定。
-------終了
なんて一言多い話題がでているが、同年代の私としてはそっと手を見る・・・orz。
ということで別の調べ物をしていたのですが、そこでJOQR「文化放送」つながりでこんなものを見つけてしまいました。
-------引用
『ドクター・オガワに会いにいこう。 ―はじめてのマーケティング』
著者:小川進 参考:こちら  イラスト:上田バロン 価格:1,050円(税込)
発行:千倉書房 ISBN:4805108452
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理解しやすいこの『絵本』を書いたのは、神戸大学(経営学部)教授、経営学博士の小川進先生。
●「『顧客の期待に応える』だけではダメなのです。 『期待に応える』だけでは、『普通』という評価しか  顧客から得ることができません。 『期待を超えて』初めて顧客は満足するのです。お客の期待を上回ることが マーケティングのカギになります。」
●「ブランドというテーマを考えるとき、 いつも私の頭に浮かぶ言葉があります。それは、宗教について研究されている方の言葉なのですが、ブランドに通じるものが非常にあると私は考えています。その言葉は、『神が本当に存在するかどうかは問題ではない。大切なのは、どうして神が存在するとこれほど多くの人びとが信じているかだ』というものです。」
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でここまでは、成程とおもっていたのですが、あれえ???ということに。
担当編集者/千倉書房 千倉真理
そうなんです。「やるっきゃない」と言う言葉が有名なこの人、日本に戻って父親が亡くなったことから実家の出版社で役員をしてるんですね。「やるっきゃない」というのは土井たか子さんの発言が有名で、1984年に流行語大賞にも選ばれましたが、もともとは1982~3年ごろ千倉真理さんがDJ番組放送中ミスをしたときに思わず言った言葉が先と聞きます。
でこの出版社、商学関係の出版社としては非常に堅いところで、大学の教科書が多いそうです。
----------引用(しかしこの文章、女性の文章らしく、また手馴れてますね)
<担当編集者/千倉書房 千倉真理>
えっ!こんな教科書見たことない‥‥!って思っていただけたら、まずは、それだけでうれしいです。会社としても初めて、もちろん私の人生でも初めての絵本作りでした。
神戸大学(経営学部)の小川進先生が、「マーケティングの教科書を絵本という形式で作れないか‥‥」という話があったときに、「そういうのって見たことないから、やってみたい!」と飛びついたことが始まりでした。
私自身は、約20年前にラジオのDJをやっていた時期があって、フリーで記事を書く仕事もやっていました。(そういえばそうだあ)当時、サンリオから絵本の月刊誌「いちご絵本」で、著名人に「思い出の絵本」の話を聞くコーナーでインタビュー役をしていて、その時の担当編集者だった山根さんに相談すればなんとかなるだろう、と思ったわけです。(中略)
「で、そもそもどんな形式の絵本がいいですか?」「大きさは?」「予算は?」みたいな話になっていくのですが、なにせ初めてのことなので、私は皆目わかりません。普通は、出版社の会議室で、最初にどんな本を作るか、部数、定価、販売日、制作費などを全部決めてから作業に入っていくのが王道らしいのですが、今回は、どんなものが出来るのだろう‥‥とドキドキしながら進めていく感じでした。
ただ、オールカラー32ページで、大きさも完璧に絵本の大きさにしたいとなると、「教科書」だけではとてもとても
採算が合わないわけです。千倉書房にとっても、びっくりするほどの革新なのだから、ちゃんと書店売りもしなくては。
昔から会社にいる営業の人に
「ね、うちって 普通の本屋さんに 置いてもらえるのですよねー」
「大丈夫ですよ、返品条件付きです、っていえば、置いてくれるはずです」
「わーい!」
みたいな話でした(ここ数十年、書店営業をしたことがない会社なのです)。
-----------中断
たしかに、学校の教科書が中心の会社で『絵本』を出すとなると、一寸軋轢があるかもしれません。ここ数十年、書店営業をしたことがない会社というのはたぶんそういうところなんでしょうな。機械工学という部門だったら私たちにしてみたら掌華房さんとか養賢堂さんこっちではないぞっ)みたいなイメージでしょうか。
-----------再開
実はこの10年以上、外国のあちこちに住んでいたのです(注:夫が外務省勤務とか)が、去年(2004年)、社長であった父が突然のガンになり67歳で急逝しました。私も帰国し、病院での2ヶ月を一緒に過ごし、その最期の日々を書いた小冊子を社葬に向けて作りました。そこに何枚かのイラストを使ったのですが、それを見た小川先生が「え? 千倉書房でもイラストが使えるのですか?」って聞いたことも、この絵本のきっかけの一つです。
さて一番大事なイラストレーター選びです。そもそも今回、小川先生がこういう変わった教科書を使いたい‥‥と思った理由は
授業中、学生が携帯画面ばかり見ている。何とか、講義に集中させたい
というものでした。
だったら、それだけインパクトがある絵じゃなくちゃ、あーでもない、こーでもない‥‥。
ちなみに小川先生は40歳、山根さんと私はちょっとばかりお姉さん。私たちの考える絵本っていうと「おさるのジョージ」とか「100万回生きたねこ」などなど。
先生のマーケティング理論を絵にしてくれて、しかも、今の大学生の目を引いてくれそうな人って‥‥。そこで、浮かび上がってきたのが、上田バロンさんでした。
そもそも今回の目的は、授業を受ける学生に「マーケティングを楽しく勉強してもらいたい」ということです。
たとえ、学生時代に興味をもてなくても、この絵本を本棚に入れて取っておいてくれれば、いずれ就職した時に改めて思い出してくれるのではないか‥‥講義は聞いてなくても、その時眺めた絵の断片が頭の中に残っていれば‥‥ということだったので、イラスト自体の魅力はもとより、マーケティングの教科書原稿を何が何でもイラストに出来る人でなくては‥‥と、もう、すがる気持ちでいたわけです。
この絵本を新人研修や人材研修に使っていただける企業もでてきました。小川先生は他の大学でこの教科書を採用してくださる先生方にも使ってもらえるように、講義ノートを神戸大学のウエブにアップして「授業の進め方」を紹介していくそうです。(注:ということですが、今はどこにも載ってないですね
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そうですねえ。マーケッティング理論と言うのは、以前から私は、今後知っていかなければならない項目と認識していたので、いろんな人に聞きまくっていたのですが、素地が無いのでしょう。全く理解できていないようです。(むしろ人事マネージメントは、以前自身が相当悩んだことや、企業内研修部門にいたことから、すんなり入っていっていけましたな。但し実力は(以下自粛))但しマーケッティング理論の存在意義を理解しコンカレントに進める事が、今後の研究開発のプランニングをする上で必要不可欠になってるんですね。そこが分かると、これをどうやって進めていくかと言うのは、設計工学の立場から見たらこうなるというのは分かるはずです。これも技術経営と言う中では本当は必要ですよね。勿論視点はいろんなところから立脚できるのですが、経営と言う視点はそもそも持ち得ない人が多い職場ばかりだったので、私は、その啓発の機会を逸していたというのが正直な所です。
工学分野では、建築・土木では計画という視点からマーケッティング理論は避けられない場面があります。化学分野でも多少はこれが素地として必要になっています(というのは化学分野は、プラントエンジニアリングという側面から見ると建築・土木との交流があるから計画と言う部分は近いんです。また、家庭用洗剤などの生産も化学分野の所管となるとエンドユーザーへの市場調査も必要ですな。そこからの影響も多いと思います)逆に、そのほかの部門では「それなに」という以上にむしろ、忌避する傾向があるのも事実です。この反目が避けられないからこそ、技術経営という概念が出てきたというところがあります。知ってる人は知っているという世界になる。したがってコンシューマーニーズを拾う素養は、自動車会社などでは技術者に対して育成方法に工夫を施しているところもありますが、一般の会社では「相互不可侵」の世界か、「経営専管事項」としてる場合が多いですね。となると時に技術畑から来た会社幹部が、いきなりマーケティング担当になって悩むという場面がやたら多いのも事実です。また、設計者が営業技術に配置換えすると、このあたりのギャップに悩むことがあります。(私も営業技術をしていたことがありますが、確かに意識替えをしなければならず、呪縛をきるのに苦労しましたね。)環境経営と言うところで機械技術者の中にどこか抵抗感がある人がいますが、そのあたりの認識の変化が見え難いのかもしれません。
小川先生がどのような場所で講義してるのか委細は分かりませんが、HPを見ると院生とMBA専門職大学院がメインみたいです。但し一般教養部門で講義していて、しかもそれが工学・農学の専攻者だったりしたなら「授業中、学生が携帯画面ばかり見ている。何とか、講義に集中させたい」となるというのは分かる気がします。多分学生達にその必要性の認識がもてないということなんでしょうし、それが宿命ならば、少なくとも、テキストを工夫しておくのは理解できます。意外と‥‥講義は聞いてなくても、その時眺めた絵の断片が頭の中に残っていれば‥‥というところはこの年になって古い教科書を引っ張り出し積分の計算式を探すなどをしたときに、戻れるというのは思いっきり感じるところです。(私は、それを表計算に展開するという技法は数式を見てから気が付くんです。)
-------------再開
最初の顔合わせは、神戸大学の研究室で、先生も山根さんも、童話の絵本を沢山かかえて登場。その時、すでに先生の原稿は、おおかた出来ていました。「マーケティングは△で考えます。」という第一章の展開は、こんな風です。
--ある国でバナナしか食料がないときに、お猿のモンキーはそのバナナを作って売ってくれる タイワンさんという業者から買って食べています。こうした状況では実はマーケティングは必要ではありません。
その後、その国にもう一人バナナを作ることができるフィリピンさんが移り住んできます。するとモンキーさんはタイワンさんとフィリピンさんのどちらからでも買えるようになります。困ったタイワンさんは‥‥(中略)。こういった活動を『マーケティング』と呼ぶのです。--

「ふーん」と、普段、ビジネス書も読まず、経済学部もでていない私も納得。
「このページの絵だったら、サルが上に来て、 バナナが2つ下にくるわけですよねー」
「なるほどー」
「じゃ、どんな絵がいいでしょうか‥‥」
そんな会話はとてつもなく楽しいものでした。
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ふんふん。本格的テキストについていけない私には、この手はとっかかりにはよさそうです。(私が買うかはともかく)そういうものを棚においておき、時々見てることは、少なくとも脳を活性化させるのではないかと思うのです。そこで腹が減ったらさらに高次のテキストに移ることをするか。そこは当人の認識にかかってるのですがね。そこで人は決心するんですかな。「やるっきゃない」っと。
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コメント

> 『神が本当に存在するかどうかは問題ではない。大切なのは、どうして神が存在するとこれほど多くの人びとが信じているかだ』
これまさに「商品」というものの真実だと思うんですよね。神が現実にいるかどうかは誰にもわからないけど、神はひとびとの心の中に確実に存在する。同様に商品の高度な機能は本当のところ理解されなくても、その高度な機能を備えた(と思われる)商品を購入し使うことで顧客はこころ豊かな生活を得られる。それが本当の「価値」というものだと思います。

まあジュンスイな技術屋さんの場合、バナナとお猿さんくらいからお勉強を始めた方がいいとは思いますが(笑)。

投稿: TX650 | 2007年11月18日 (日曜日) 00時00分

> 多分学生達にその必要性の認識がもてないということ
ホントは広告代理店のクリエイターかTVプロデューサー、はたまたイベント仕掛人なんかになりたいんだけど親の手前とりあえず工学部に来た、なんていうヒソカな夢のある青少年はいまどきいないんですかねー。我々バブル世代には多かったですけど(笑)。

投稿: TX650 | 2007年11月18日 (日曜日) 12時53分

>ホントは広告代理店のクリエイターかTVプロデューサー、はたまたイベント仕掛人なんかになりたいんだけど
同期にリク○ートに就職を決めたのがいて、先生らに「お前は安比高原のモギリをするのか」といわれれたのがいましたが、よくよく考えると性格がそちら向きでした。まあIT系技術営業をしてましたけど。
> 『神が本当に(中略)かだ』
これは覚えていて損がない言葉と思っています。顧客が誰であるかと言うところが認識が一寸注意いるかも。
>バナナとお猿さんくらいからお勉強
そういう意味では推奨するにはいい本かもしれないです。但しあんまり売れていないみたい。

投稿: デハボ1000 | 2007年11月19日 (月曜日) 10時09分

> 顧客が誰であるかと言うところが認識が一寸注意いるかも。
まあ顧客がコンシュマーではなく事業者で「真のプロ」である場合は、現実の機能とコストをシビアな目で評価されますが、でもこのコンシュマーと「真のプロ」の間に膨大なグレーゾーンがあって化かし合いをしている、というのもまた現実(笑)ではないでしょうか。

投稿: TX650 | 2007年11月19日 (月曜日) 13時14分

> 先生らに「お前は安比高原のモギリをするのか」と
私の学科では「『電話を入れる』は不動産屋言葉」という文言の入った「就職活動の心得」が配られたりしました。
この辺のソフト面軽視・蔑視の風潮は、工学部の先生方には今でもまだまだ根強いのでしょうね。で、自分たち自身がピュアサイエンスのひとたちから「実学」として軽視・蔑視されることには反発したりして(笑)。

投稿: TX650 | 2007年11月19日 (月曜日) 13時23分

>膨大なグレーゾーン
ありますなあ。そこが分かりにくくしてるところがあります。
>> 先生らに「お前は安比高原のモギリをするのか」と
私の学科では「『電話を入れる』は不動産屋言葉」という文言の入った「就職活動の心得」
よーく存じております(爆笑)。
但し、むかしほど会社勤めの人と学校プロパーの人との意識のずれは濃淡あるにせよ、工学分野では薄くなってる気がしますよ。人事交流がこのところ激しく起きてますからね。

投稿: デハボ1000 | 2007年11月19日 (月曜日) 13時52分

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