「暮らしの中に生かそう」
私は、京都府の出身なのでどうしても、この名前はなじみがある。政治に関係有るのであまりHPを探ることはせず、引用文献はこれだけにする。
------以下引用 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蜷川虎三(にながわ とらぞう、男性、1897年2月24日 - 1981年2月27日)
経済学者・統計学者。元京都府知事(1950年 - 1978年)。
東京都深川生まれ。現・東京都立両国高等学校、現・東京海洋大学卒業後、京都大学経済学部に入学。1927年、同助教授。ドイツ留学後、経済学博士号を取得。1945年に経済学部長となるも翌年、戦争責任を自認し辞職。
1948年に初代の中小企業庁長官となったものの、吉田茂首相と中小企業政策をめぐって対立し1950年に辞任。同年、日本社会党公認・全京都民主戦線統一会議(民統)推薦で京都府知事選挙に立候補し当選、以後7期28年間知事を務める。
府政に於いては、「憲法を暮らしの中に生かそう」の垂れ幕を京都府庁に掲げた。そして、憲法記念日には日本国憲法前文を記した屏風を背に訓示するなど、地方自治の現場でも一貫して護憲の立場を実践し続けた。それは、施策にもあらわれている。
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人となりその政策の評価は原典とそれに関するHPをみてもらうこととして。
彼は「憲法を暮らしの中に生かそう」の垂れ幕を京都府庁に掲げ、区役所・市町村役場もこれにならった。そこで府内どこでもこの垂れ幕が見られることになった。これは一つの政治姿勢として支持され、7期28年間知事をつとめ、最後は自主的に引退するまで行う。ところが、彼が知事を退任したとき、次の知事が自民党出身と言うこともあって、この垂れ幕は全て外される。(当時の京都新聞報道。理由は、府幹部曰く「当然のことを示す必要はない」)
さて、ここに目をつけたのは寿司屋や料理屋を京都市内で手広くやっていた業者。垂れ幕をタダで貰いうけ、上の憲法のところに布を縫いつけ「○○を暮らしの中に生かそう」(○○は商号)と書いて各店舗につるした。
これは爆笑モノであるが、蜷川虎三氏を支持していたことを暗に示す話である。但し京都市内某所では区役所の前にここの店舗があったので、結構話題をよんだ。頭は使いようである。
さてこれもCIの一種でしょうか?(参考事例:CI)
くれぐれも、こちらとか、更に非常に知識の豊富な方は「中華航空股份有限公司」http://www.ndl.go.jp/horei_jp/kakugi/txt/txt00183.htmと間違わないでね。(苦笑)
(考察)
1:自分の仕事をするための、基礎となる言葉を、自分自身の言葉で書いてみよう。
2:会社の場合は、会社に行動規範などがあり、それに基づくことになるが、会社は社会に貢献する任務を帯びている(そうでない会社は、会社として認められないことになっている。)から、これに準拠して行動することになる。そこで事例を提案する(別紙)から、みんなで中身を読み比べ、意見を交わしてみよう。
コメント
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うーん。
事業の方針や中身をこの垂れ幕で示したものではないからCIとはいえないけど、オーナー経営者本人の哲学や主義主張を示したパフォーマンスという意味では、更に上位の概念ともいえるわけですな。(一方では単なる話題づくりのためだけのキャンペーンともいえる)
ちなみに、現在の中華航空(チャイナエアライン:CI:CAL:Dynasty)は1959年設立なので、戦前の中華航空とは直接の関係はありません。
そもそも戦前に2レターコードってあったんでしょうか?これを制定しているIATAが現在の形になったのは1945年ですし、戦前のIATAに、国際的に孤立を深めていた当時の日本(の航空会社)が加盟していたかどうか?
投稿: TX650 | 2007年3月27日 (火曜日) 11時11分
>そもそも戦前に2レターコードってあったんでしょうか?これを制定しているIATAが現在の形になったのは1945年ですし、戦前のIATAに、国際的に孤立を深めていた当時の日本(の航空会社)が加盟していたかどうか?
その通り、チャイナエアラインとは関係ありません。但し検索エンジンだとこれがかなりかかります。間違える人も少ないとは思いますが、念のため書いておきました。制定しているIATAが現在の形になったのが1945年ということの教示感謝。
なお当時ラジオのコールサインに関しては中国(中華民国として)は加盟していた。台湾・朝鮮半島は日本本土とほぼ一緒(Jから開始)。偽満州国(満州放送協会)は加盟拒否されていたので混信の可能性が少ない英国と「無断で」あわせたそうです(Mから開始)。これが一つの類推事例になるかもしれません。
投稿: デハボ1000 | 2007年3月27日 (火曜日) 13時34分