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技術経営の芸者論

以前書いた話であるが・・・
ある著名な技術経営の専門家がいった言葉がある。
すべからく、研究者は芸者でなければならない。顧客(研究依頼者のこと)に対してはお好みの踊りを踊らなければならない。しかし今まで踊っていた踊り以外の踊りを急に踊る(管理者注:今まで日本舞踊をおどっていたら、急にかっぽれを踊ってくれと言われたり)ことはできない。従って研究者たるものは、常に他の踊りが出来るように影で練習し、つめを磨かなければならない

この話は、私は耳にタコが出来るほど聞いた話であったが、先日技術士会の会合の後、酒席でこの話を開陳したら、建築部門などのかたは、「いい話を聞いた」とまでいっていただいた。但しこれは研究職といっても技術オリエンティッドの世界で生きていく人の話であって、営業技術とか商品設計とか、特に商品企画などの人にはこれを性急に求めること自体、問題だと思っている。(最終的な必要性はあるのだろう) 顧客(この場合は最終消費者や最終使用者のこと)にダイレクトに問題をぶつけて、生々しい声をきいてくること。これは、一件簡単と思われる向きもあろうが、技術オリエンティドな世界で何十年も過ごしてきた人が「転進」するのは、まあ普通の努力でないし、そうやってつぶれた技術者をあっさり「ほかす」会社もあることも私達は重視しなくてはならない。
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私を独立技術士となったとき、しばらく指導してくれた先生(今は技術士育成をメインとして活動されているそうだ。著書あり。)には技術的なところで、聊か主義が違うところもあったが、独立した技術者ということにかんしては、非常にいいことを学んだ(その代わり言動は辛らつであった)とおもって感謝しているが、その先生曰く、
「場合によっては自分の最適と考える技術を取り下げる必要もある。しかしその理由は文書で取り交わすこと。」
「場合によっては顧客に対して接待をする必要がある。それは覚悟すること。」
「技術に対しては、理論構築出来る知識を常に持つこと」
「技術に対する主張を、常に持つこと」

であった。
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さて、そうなると、仕事以外の問題がある。営業というわけではないが、コミニュケーション人脈の熟成が大切である。それは仕事の上では真摯に、かつその他の場所では、隣接分野に対する知識を吸収する力を育成しなければならない。
その隣接分野は、ときに仕事とは限らなくて遊びだったりする。けど、私は「ゴルフ」は出来ないし、「サッカー」「職業野球」については好みを露呈したら帰って反発を招くということも多いと考えるし、「」は日本酒・焼酎・洋酒と店をさがしているけど、相手が下戸ならそれは苦悩を与えているに他ならない。
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そこで、どうしたかというと、「出囃子」もとい「カラオケ」を試してみることにした。
元々私は、年齢の割りに老けた歌を歌い、役員さんに合わせるので「接待カラオケ」とよばれている。また、きくところにもよると持病(自律神経失調症)にも効果があるらしい。そこで、一度昼間にカラオケ屋に入ってみることにした。(無謀!)練習した歌は下記の通りである。
●「東京(敏&ハッピーアンドブルー)」
●「夢芝居(梅沢 登美男)」
●「バスストップ(平 浩二)」
●「DO YOU REMEMBER ME(岡崎由紀)」
●「さくらんぼ(大塚愛)」
●「のりピー音頭(酒井法子)」
●「待つわ(あみん)」
●「いい日旅立ち(山口百恵)」
●「真っ赤な太陽(美空ひばり)」
●「夏が来る(大黒摩季)」
●「川の流れのように(美空ひばり)」
●「この木なんの木」・・・フルバージョンでした

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完全な「接待カラオケ」ですね。さすがに1時間ではつらかった。さて私の出囃子はどれにしましょうか。
ちなみに「日立ブルース」はありませんでした。

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コメント

私は商品企画部の新入社員の時に「引き出しを多く持つこと」と教えられました。サラリーマンにおいてはむしろ技術者よりプランナーの方が多くの「芸」をみがくことを求められるように思います。

管理者注:趣旨はコメントに書きましたが、いらないなどと言うことは全く有りません。お互いをしらないだけかも。そこで本文をすこし加筆しました。

投稿: TX650 | 2007年3月25日 (日曜日) 15時49分

本当はどっちも同じなんだろうなと思っています。もっとも技術者の中には引き出しを少なくてもいいというタイプと、広くなければならない技術者の形があり、各々の理解が出来ていない現実は、私達ともに理解したほうがいいかもしれませんね。

サラリーマンでなくなった私は、今度は「芸」を持たなければならないです。無論、両方とも。

投稿: デハボ1000 | 2007年3月25日 (日曜日) 18時30分

グーグルで「接待カラオケ」で検索するとこのBLOGも含め沢山出てきますが、特に顧客が会社役員の場合に定番で、はずれがないのが。

●「真っ赤な太陽(美空ひばり)」
●「川の流れのように(美空ひばり)」

なのだそうです。曲調が全然違うんですからね。

投稿: デハボ1000 | 2007年3月26日 (月曜日) 17時36分

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