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恵比寿の駅のイメージ

実は、このネタは留保してたのですが、先に「タモリ倶楽部」でやってしまいました(関東地区:今日早朝)ので、この際さっさと書いておきます。
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私、寄り合いで、大船方面からから日比谷線六本木近傍まで電車に乗ることが非常に多いのです。13時ごろ出かけて、23時ごろかえってきます。概して、この寄り合いが開始時間はかっちりしているが、緊急時(電車の運休など)対応には鷹揚なので、行きは出来るだけ短時間乗っている方法、帰りは乗換えが面倒でも、遅くなっても確実に帰れる方法を実践してます。
行き:大船-(湘南新宿ライナー)-恵比寿-(地下鉄)-六本木
帰り:六本木-(地下鉄)‐中目黒-(東横線)-横浜-(JR各線)-大船

でJR恵比寿駅ですが、発車時のホーム放送は、映画「ラ・マンチャ」のテーマであるタイトル曲『ラ・マンチャの男』、・・・要するに「エビスビール」のCMに使ってる曲です。恵比寿駅は讃岐うどんの本場の味が、構内で味わえるだけでないのです。
まあJR蒲田駅では『蒲田行進曲』をつかってますから既存事例がないわけではないですが、特定のメーカーの商品を想起させる選曲は異色ですね。
そもそも恵比寿という地名・駅名の由来は、お寺などから来たわけでなく、ビール工場が出来、その商品が縁起のいい七福神の一つ「恵比寿様」の絵をラベルにした「エビスビール」だからと言う理由です。いまでもサッポロビールの所有する土地に立派なビルが駅の脇に建っていますが、それがなごりです。
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昔、熟練した省線電車の車掌さんは、もし目をつぶっていても、ある駅ではどこの駅なのかがにおいで分かったものだそうです。たとえば、「の」の字運転をしていた時代の省線電車の場合だと、こういう感じと聞いたことがあります。
当時の運転系統:『中野-新宿-飯田橋-御茶ノ水‐神田-東京-新橋-品川-大崎‐目黒‐恵比寿-渋谷-原宿-新宿-大久保-池袋-巣鴨-田端-日暮里-上野』
としますと、
●飯田橋---木材・紙・インクのにおい(出版・印刷の会社が集中していた)
●恵比寿----ビールのホップのにおい
●新宿・大久保間-----牛乳のにおい(牛乳工場が沿線にあった)
●日暮里&鶯谷---白檀の線香のにおい(寺・墓地が多かった)
●上野---列車線ホームの、そばの出しのにおい

という具合なんだそうです。もちろん
○目黒---さんまのにおい
ってことはありませんぜ。
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話をもどすと、CMソングとして作られなくても、その後に半固定的に使われると、その人のイメージがそのものや本人登場前にイメージが作られて、いろいろ盛り上がりやすいということがあるようですね。
たとえば、
ゲバゲバ90分のオープニングテーマ」が「発泡酒」のCMに継続的に使われている
とか、美空ひばりの歌声を聴くと、夏と蚊取り線香を思い出す
とかあります。TVでは匂い・味で勝負できませんからそうなるでしょうね。
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なにも、TVにかぎったことでは有りません。寄席の場合、落語家さんは東西とも必ず出囃子というテーマソングを持っています。最近は崩れてきてますが、おもに自分の出身地・性格・キャラクターにちなんだ俗謡や民謡を使います。たとえば
●2代目古今亭円菊師匠は俗曲『武蔵名物』。
●2代目桂 歌丸師匠は民謡『大漁節』。 
●9代目 林家正蔵師匠は俗曲『あやめ浴衣』。
●春風亭 昇太師匠はなんと米国民謡『デイビー・クロケット』。
●2代目快楽亭 ブラック師匠は童謡『青い目の人形』。
●2代目立川 談志師匠は俗曲『木賊刈』。
●10代目桂 文治師匠(故人)は俗曲『武蔵名物』(このようにかぶる場合もあった)。
●3代目林家 三平師匠(故人)は唱歌『祭囃子』。

●3代目笑福亭 仁鶴(師匠)は俗曲『しょうじょうくずし』。
●笑福亭 仁智(師匠)は民謡『オクラホマミキサー』(爆笑)。  
●2代目 笑福亭 鶴光(師匠)は俗曲『春はうれしや』。
●笑福亭 笑瓶(師匠)は歌謡曲『魔法使いサリー』(おい)。
●2代目 桂 三枝(師匠)は俗曲『軒簾』。
●桂 文珍(師匠)は俗曲『円馬囃子』。
●桂  かい枝氏は流行歌『イエローサブマリン』(あぶねー、英国語では麻薬の隠語でもある)。
●2代目月亭 可朝(師匠)は流行歌『ああそれなのに』、又は流行歌『芸者ワルツ』。
このように複数の出囃子を持っている人もいます。
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さて私がもし、イメージつくりのため出囃子を作ったとしたら、何が妥当でしょうか。上述の現状をみると著作権などの問題をクリアしたらいいようです。
個人的には俗曲『この木なんの木』ないしは俗曲『京福音頭』(注1)がいいでしょうな。間違っても俗謡『日立ブルース』(注2)にはしたくないです。
皆様も一度は考えてみては。自分に対する反省と飛躍へつながるかもしれませんよ。
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(注1):大学の鉄道研究会に1985年から譜面とともに伝わる宴会ソング。版権なし。
(注2):第一次安保条約反対に端を発した民衆活動「関西フォーク運動」の一員として広く活動したディランⅡのメンバー永井よう氏作詞・作曲・歌による音頭調のフォークソング。内容は思想性が少ないが春歌に近く、一時放送禁止処置がされたため、かなり色々なバージョンが各地で伝わっている。現在各県の中央図書館にてCDを聴取可能(CDは絶版)。版権主張あり。

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コメント

二日酔いの朝には、恵比寿駅のチャイムは辛そうですね(笑)。

投稿: TX650 | 2007年3月18日 (日曜日) 20時47分

健康を考えるなら、代官山駅のチャイムに「養命酒」はいかがでしょうか。(苦笑)

投稿: デハボ1000 | 2007年3月18日 (日曜日) 23時47分

そういえば、新玉川線(現:田園都市線)渋谷~池尻大橋間のシールドトンネルを掘削する時に、与圧環境下での血行促進のために養命酒(ちょうどこの区間の真上に本社がある)を使ったんだそうです。
というわけで、田園都市線の方が相応しい(笑)かもしれません。

投稿: TX650 | 2007年3月19日 (月曜日) 07時43分

ちなみに本社の最寄駅は、井の頭線の神泉だったりします。代官山からの1/4くらいの距離。(田園都市線は渋谷と池尻大橋のちょうど中間点付近です)
しかし「オシャレ」な代官山と「えっち」な神泉(昔は「粋」なところだったはずですが…)、わずか1kmちょっとで随分イメージが違いますね。

投稿: TX650 | 2007年3月19日 (月曜日) 08時25分

>田園都市線の方が相応しい
>「えっち」な神泉

「えっちな場所」が神泉ですね。いいことを。活用・・・するわけないじゃん(笑)
さてそうすると池尻大橋のほうがいいのかもですね。代官山だと顧客のメインたる女性の冷え性の促進になったりしかねん。(笑)

投稿: デハボ1000 | 2007年3月19日 (月曜日) 11時47分

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