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どこに線引きがあるのか

昨日、WEB製作業務をコピーライターの女性と2人で開業している方の会員制セミナーがあったので、聞いてみた。WEBLOGではあんまり気にすることもない事項なのだが、実は仕事の上では別にHPを持っており、そちらのこともあったのである。(私は、そんなに凝った物は作れませんし、安直なビルダーを使ってます会社案内を作るのならWEBで作ったものを印刷したほうが親切な時代である。
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で、内容。
●ついデザイン重視のHPが評価されているが、障がい者・老齢者のこともかんがえなければダメだ。いまや雇用されている国民の70%は、メールなどだけも含めるとインターネットを使っているのだが、今後は視覚障害者に対する自動読み上げとか、老齢者の視覚の劣化に対応する手段を考える必要がある。(KEY:若年層→全て、単方向→双方向、デザイン→メディア
●その評価技術が必要であるが、現在IBM社が無料で公開している有効なツールがあるので、これを使った評価事例を紹介する。
●JIS X 8341-3 という高齢者 障害者配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウエア及びサービス-第3部:ウエブコンテンツ という指針があるが、(管理者注:大冊!)専門家でも簡単に読めるしろものではない。しかし方向性はある程度決まっている。
●この障害者の定義は、視覚障害、腕などの機能障害 高齢者全体の問題である。
●顧客要求の優先順位は
1・書きたいこと、載せたい写真
2・製作コスト
3・製作納期
4・SEO対策
5・デザイン
6・メンテナンスの可能性と難易度
7・コンセプト
8・ターゲット
9・ビジネスロジック
10・操作性

なんと操作性が最後に来るということは、HPがあることが重視で、操作性が順位が低い。
●このように作る側は、使用者の年齢・操作目的・検索エンジンとの相関性・ユーザーの継続性維持がメインになる。案外使い勝手は見えないようである
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なるほどねえ。書類を作る以上に多目的の利用法があるから、その意味シリアスなんですな。
色相などは見る人の加齢で結構変わるという指標を、IBMのソフトを使って説明していた。ただ、これ年齢があくまで指標なんですね。他の見方もあるはずだよな。
デ「WILLCOMなどを使ったユーザー、レトロフィットではあるが外出時に有線モデムを使う場合、携帯電話経由の場合では重くて使えないサイトを時々作ってしまうことも有る。顧客の要件定義要望に、この軽さというのは無いのか?」
講「ほとんどニーズが無い。PHSユーザーの場合(=有線モデムの場合も一緒)のことは、限定ユーザーという認識をもたれているようである。」
デ「年齢による色相認識の評価は面白かった。しかし、カミングアウトすると私は色覚障害を持っており自動車を運転することには問題ないが、CAD・CAEシミュレーションなどでの線の定義付けでいつも困る上に時間も掛かる。先生のおっしゃった障害者の定義はいかなるものか」
講「知覚障害、視覚障害、腕などの機能障害を定義している。この3つは評価できる人材を持っているが、この色覚に関しては評価することが意味があるということを考えていなかった。(老齢者の視覚的な評価手法でOKと認識していた。(女性は色覚異常が男性に比べて低いという遺伝的な現象も有る)参考にしたい。」
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あまねく人に優しいHPというのは当然である。おんなじことは介護ロボットなどの人的なかかわりを遮断できない機器には含まれる。たとえば接客ロボット・お掃除ロボットとかの色相も、考えていく必要があるのかもしれない。
そういえば、この前読んだ本に「バスを呼び出して乗車するシステムを構築した、高知県中村市であるが、主な役所にある呼び出しシステム(PCで操作)は、顧客層の高年齢者を考えると不親切だ、と岡並木氏(故人)が酷評していた」そうである。事実ほとんど電話でオペレータ呼び出しになっているとか。

さて、今般@NIFTYのトップ画面の色使いが平板なものに変わった。個人的には前のほうが好みということで講演者と与太話をしていたが、今回の改訂はSEO対策でホストコンピュータを変えることをメインとしたため、トップページの容量を減らした(それに作成業者が代わった)ということらしい。なんだ、のことを考えたわけでなかったのだな。(笑)

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コメント

>たとえば接客ロボット・お掃除ロボットとかの色相も、考えていく必要があるのかもしれない

歳をとることで色味の認識度が落ちてもそれを記憶や経験が補完してくれるとすれば,新しく出現してくる(=未知の)ロボットなどの色相は大切でしょうね。
僕のような非破壊検査屋としては,生理学的・物理学的にも心理学的にも,資格維持という切羽詰った事情においても,視覚の問題には関心を持たざるを得ません。

投稿: niwatadumi | 2007年2月 4日 (日曜日) 20時49分

工学的評価を伝承のため・・・という事情を思うと、視覚とかも定量化を考えねばならないのですが、結構この世界深いんですよね。たとえばスガ試験機という会社は退色などについても検討している、一芸名人みたいな会社ですし、そういうところのノウハウを有償でも公開してもらうというのも一つですが・・・まあ難しそうですな。具体策を考えないといけないなあと思いながら、実行に移せないでいます。

投稿: デハボ1000 | 2007年2月10日 (土曜日) 03時08分

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