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人工物

ロハスとかいろいろな概念が、世間に出回ている。もちろんファーストフードのように簡単にすぐ加工できるようにしたものを、工場で大量に作るより、スローフードと称して、ゆっくり少量に作るというものをゆっくり味わうというのは、「なんとなく」よさそうに感じる。下手に人工に作るより、自然なもののほうがなんとなく「よさそう」だなという考え方が根底にあるのではなかろうか。

けど、なかにはこんなのもある。

(1)福神漬け
人工食紅:石油系のもので化学合成。少量でよく色が毒々しいぐらいに染まる。
自然着色料使用:ある種の昆虫の、体液の圧搾抽出物。多量に使用しなければ染められない。

(2)トリカブトの根(植物)
根を滋養強壮の薬剤にするが、少し多量に取れば、致死量にいたる。

(3)人造酒(理研酒)
日本酒:酒を醗酵させてアルコール及びその他の成分による飲料。時にあんまり飲用に適さず頭を痛くなる成分もある場合あり
合成酒:人工的な加工法で作成した酒の成分を混和したもの。概して安いものである。但し悪酔いはしない

(4)蚊取り線香
市販品:人工的に合成した殺虫剤を乾燥した桐の粉などと混合し練りあわせて作る。最後にインボリュート曲線みたいに切って作成。
新製品:昔の製法(除虫菊を乾燥したものに少しの桐の粉等で混合して作る)を踏襲。最後にインボリュート曲線みたいに切って作成。最近発売開始。

考え方として、人工物が自然のものよりいい。というのには科学手根拠があるのだろうか。まあ同量を摂取すればいいのかねえ・・・といえども、たとえば福神漬けの場合、色をつけるのはお決まりであるとしても、人工食紅の10倍以上の自然着色料を使うことになるのが本当に、人体にやさしいのかなという視点から見ると???が残る。
トリカブトにについても自然にある品というわけで安全であるとはいえないですよね。処方が難しいものである。

人造酒は「私達酒飲みにいわせれば、埒外」なものである。ところが、その点を無視すると悪酔いしないし、「あたピン」にならないというわけで、風情はまったくないけれども「酒を飲む」ということに特化すれば捨て去るものではない。(進物には最低ですけどね)

じゃあ、蚊取り線香はどうかというと、除虫菊がほとんどなので少しぼろぼろと切れやすい以外は色調が淡いだけである。成分的には代わらないそうである。(かおりが違うみたいであるが。)
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本当は自然の品でするものを人工の品に変えたということが、問題なら元の戻したらいいのである。ただそこに価値と得失を見出すことで「スローライフ」とか「ロハス」を取り入れる生活に変性するのみの過ぎないのではないだろうか。
自然のものがいいというのも、人工のものがいいということも、単なる使い勝手の都合だけであることが求められる。ただそれだけであり、最後は分析で同一でないことの証明というところになっちゃうのかなあ。その前提なくして「ロハス」・・・とか言っても意味が無いのかなあと思う。

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