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「技術用語の方言」を実践する

(承前)
よくPDCAサイクルという発言を耳にする。なんだそれは。という方も多かろう。別に核サイクルではない。単に物を実行するときの理想的な行動なのである。
・・・とこの前書きました。けれどもそこでも色々な適応事例のプレゼンテーションを提供したのですが、実践的な紹介には成りきってませんね。
でまたうどん・・・ちがうって、映画「UDON」の話になるのですが、この映画の最後のストーリーが丁度PDCAサイクルに乗っかっているということに気がついたのです。
それまでに、一寸、おさらいを。
---------------------引用--------
PDCAサイクル  PDCA cycle / plan-do-check-act cycle 典型的なマネジメントサイクルの1つで、計画(plan)/ 実行(do)/ 評価(check)/ 改善(act)のプロセスを順に実施し、最後の改善を次の計画に結び付け、らせん状に品質の維持・向上や継続的な業務改善活動などを推進するマネジメント手法である。
Plan (計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
Do  (実施・実行):計画に沿って業務を行う。
Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する。
Act (処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする。
この四段階を順次行って一周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように一周ごとにサイクルを向上させて、継続的な業務改善をしてゆく。この螺旋状のしくみをスパイラルアップ(spiral up)と呼ぶ。この考え方は、ISO 9000やISO 14000にも反映されている。
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松井香助:ユースケ・サンタマリア (主人公)
宮川恭子:小西真奈美 (主人公の勤めるタウン誌の同僚)
藤元良一:小日向文世(主人公の姉の夫。製麺機の営業職)
松井拓富:木場勝己(主人公の父・うどん職人)
藤元万里:鈴木京香(主人公の姉・うどん店の仕事)

映画の後半
仕事中に倒れた父、松井拓富。葬儀も済み、9/14の49日法要をともに、うどん店を処分することにした。しかしそういいながらもだれしも納得していない。香助は残ったうどん玉(うどんの打つ前の熟成状態の塊)を少し削って、味わってみる。
最終目的:松井香助はもう一回、最後に父の出す味を実現したい。
のこるは14日。宮川恭子・藤元万里も参加することに。
<うどん>
P:在庫の粉の種類を確認 塩を確認(従来どおりであることを確認)
D:いつも見た父親の仕事の記憶を頼りに、うどん粉をこね、打ってみる
C:味見をしてみる・・・全然歯ごたえが違う
A:どこが違うのか、検討してみる
P:前回と処方を変える。このとき藤元良一が、自分でうどんを打って見たいと思ってたまたま、作業の詳細をメモしていたものを公開し、彼も参加。
D:松井香助はうどんをこのレシピにあわせてうどんをこね、打ってみる
C:味見をしてみる・・・歯ごたえが違うが少し近くなったかチェック
A:どこが違うか、塩分・歯ごたえなどを比較し、修正活動に入る
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A:どこがちがうか・・・といってもほとんど差が無くなった。
P:本当に同じ味なのかを確認する作業をする。いつも父がうどん玉を納入していた小学校(宮川恭子の母校)の給食に使ってもらう。
D:うどん玉を作り、試供品として学校に納入
C:給食の時間に子供たちに出してもらう
A:子供たちの反応に、うどん玉の製造技術はとりあえず商売になるレベルであるという確証を得る。

<だし>だしは学校には卸していない
C:どこの店が、今までのうちのうどんの味に近いか調べる
A:よく似た味を出しているうどん屋を伺い、いりこの種類・仕入先を聞く
P:だしの作り方、工程を調査する。(いりこだしでうどんを食べるのは香川ぐらいなので市販品がない)
D:作ってみる。
C:全員で味見、量を調整したらどうなるか考えてみる。
A:最終的な調査、その他の材料(醤油など)の調査・聞き込み
P:処方を決定する
D:作ってみる。
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P:最終的な仕様が決まる
D:お客さんに食べてもらう。
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なんのことはない。自分たちの日ごろの自分たちの行動と同じ。そして最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように一周ごとにサイクルを向上させて、継続的な業務改善をしている。スパイラルアップ(spiral up)そのものである。
すこしは感覚的にわかったであろうか。
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さて、ぼちぼち、またうどん巡礼の旅に行こうかなあ。

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コメント

PDCAのサイクルをこんなにわかりやすく説明した文章をはじめて見ました。食べ物の話って人間だれしも感覚的に理解できますよね。ナイスです!

投稿: TX650 | 2006年9月23日 (土曜日) 13時35分

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