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侘び・寂び・萌え

この前、TVを見ていたら「おたく文化が欧州にも伝播」とかいう特集をやっていた。メイド喫茶が韓国・タイにあるというのはいいのだが(よくないって!)コミケのビジネスモデルが欧州で注目を浴びているということが紹介されていた。
まあ、印象派というのは何でも浮世絵の(2足3文での)輸出が大きな影響を及ぼしていたことは、知られていることだし、それなりにフランスなどでは、「日本文化というものがあって、それが中華文化と又違った形で発達してきている」ということは、映画・子供用アニメなどでつとと知られているわけで、製品文化という視点で「顔が見えない日本(人)」という印象しか与えなかった米国とはえらい違いである。
さて、日本びいきのドイツ人のところにTVカメラがお邪魔している。畳と床の間がある。掛け軸に1文字だけを書いた筆文字が簡単な表装をして鎮座している。けど3つもあるなあ・・・とおもったら。



ふーん・・・・ありゃ「萌え」というのもあるじゃねえか。(驚)

まあ、萌えを広辞苑で見ると、「芽が出る。きざす。芽ぐむ。利息がつく。」とある。古く平安時代のころを考えたら、貴族の青年が、幼女を幼いときから、面倒をみて、好きなように教育して、長じて妻となすという表現もあるのだから(源氏物語)日本の文化にはどこかにあるのかもしれない。一歩間違えば、ロリコンになるところですが、そういうように芽吹くものを大切に育て上げるという考え方は、狩猟時代がはるか昔に過ぎ去り、農耕を主とする民族として1500年以上くらしてきた日本人らしい行動なのかもしれない。
(そういえば「ロリコンてのはロータリーコンプレッサーの略ですか」と聞かれて腰を抜かしたことがあります。
萌芽という言葉もある、研究でも何でもこの萌芽を見落としてしまい、他国にかえって先を取られたのは八木アンテナとかいう事例がそれを証明しているが、このところのコミケなどのブームも意外と好ましい萌芽なのかもしれない。(八木アンテナというのは、ある意味東北大学のベンチャー的意味があるんですね。一度は無くなった社名だけど。)
反対に、研究開発でも基礎研究より商品化研究のほうが得意という日本は、萌芽を丹精に育てることには一生懸命になるのだが、この芽吹きが萌芽なのかという見極めは狩猟民族を源とする欧州(米国はそこまで時間がたってない)モンゴル系統の息がかかっている中国のほうが適性があるのかもしれぬ。
米国の笑い話にこんなのがあるそうだ。
まず、基礎原理を米国人が見出す。
次に、日本人が基礎を生かして商品に仕上げて販売する。
更に、中国人が日本製品を真似して、廉価に売って荒稼ぎをする。

あのねえ。アメリカンジョークはわらえないのう。
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そういえば、CADシステムも欧州製と日本製とでは取り扱い感覚が違う。両方扱える人はそれを知っている。またそれらを束ねるBOMシステム(部品表展開システム・・たとえば)もやっぱり違う。ひとえにボトムアップかトップダウンかの違いである。もっと言うとフランス製のシステムとイスラエル製のシステムも違い、農耕民族と世界を旅して回った民族の差異を印象できる。CAMシステムは、工作機械の製造が世界の1/3を占める、日本のユーザーに使ってもらわない限り確証がとれないので、どこの国のもそこまで違和感を感じさせないというのだが、本当だろうか。
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話を戻すと、萌芽を見出す力を日本のお得意として、情報発信していくことが今後の日本らしい、世界貢献の一つの手法だと思うが、現実の技術情報発信基地たる大学・研究所はというと、公的研究費不正流用とかデータ捏造とか きな臭い。やれやれ。

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コメント

「わび・さび・もえ」の掛け軸 ですか(;^ω^)
これは有る意味、目から鱗…
こんど話のネタに使ってみます☆☆

投稿: 鶴城屋 | 2006年9月18日 (月曜日) 03時53分

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