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トルクレンチ

(NIFTYとのレスポンスがすごく遅いので、あまり長くかけません。承知ください)
智にはたらけば角が立つ
情にさお挿せば流される
とかくこの世は難しい

 -----というのがありますよね。夏目漱石ですか。

前から興味があった、大田区のトルク測定機器専門メーカ、東日製作所に今日、計量士団体の一員として見学させてもらった。国内70%のシェア、世界35%のシェアを誇るそうであるが、案外小さな会社であるので驚いた。しかし、その技術力は世界の大田区といわれるだけのことはある。
講師の方もおっしゃっているのであるが、トルクほど分かりにくい概念も珍しいとのこと。頭で分かっていてもたしかに説明が難しいなあというものである。
今日この会社の営業部長さんにお願いし、かなり細かいハンドブックをもらってきたのであるが、
トルク=力×長さ(N・m)
という説明しか書いてない。実際一年に何回か行う実務者への訓練コースでも、感覚では分かっていても、そういうものなのだ・・・という考えで覚えこんだほうがいい様だ。(特に1kgの重さに1m2/sの加速度を与えたときの力が1N・・・というところはいいのだが、=9.8kgfです・・・という段階で戸惑うみたいですね。私なんかもN・mよりも kgfで説明してもらったほうが分かりいい、旧い人間ではあります。)
もう一つこんがらがるのが、計量上での基準器がまだないのである。本当か!と思ったが、トレーサビリティー体系を見ると、長さを基準器と同等にして、かつ 分銅を基準器と同じでにして、その掛け算で整合性を取る・・・という形であるから、まだ基準器がないのだそうな。もっとも、今検討中ではあるようで、計量研究所からの基準トルクをある装置に蓄え、それを社内で再現して1次校正計器にするという活動は、ぼちぼち実用化しそうである。(このトルク基準値を蓄える装置、聖火リレーの松明か、でんでん太鼓か、というぐらい似ている)
今後色々お世話になりそうだ。
以前の大田区の産業展示会ではそこまで沢山の計測器を出していなかったが、今回はちゃんとボルトを規定のトルクで締めていると、マーキングをするというポカよけシステムや校正機器などを見せてもらい、長年、締結管理方法で悩んでいた当方の疑問点が解けてしまった。いやいやいや。
というわけで、
トルクを考えなけばバリが立つ
無理ににこじればなめちまう
とかく締結は難しい
ということかな。

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コメント

トルクは私もよくわかんない概念です。
歯車において、
呼び接線力やスラストの計算に トルクが出てくるんですが…、
計算式はわかるんですが いまいちパッとしない(?_? 概念です


1N・m がどれくらいか、手の感触でどれくらいって分かる機械があればいいのに、とよく思います。
↑(体重計のような)簡単な測定器

てか 1N = 9.81kgf も地球上だけの話ですよね?
全部 kgfに統一してもらいたいもんです(^^;;

>1N・m がどれくらいか、手の感触でどれくらいって分かる機械があればいいのに、とよく思います。
↑(体重計のような)簡単な測定器

これは、意外とあるんですね。1次基準校正器として。(私も今回知りました。)けれども高いですよ------

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