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追突経験者(苦笑)

去年の今頃、軽自動車(90万¥)をよりによって、BMWのステーションワゴン(新車で700万¥)の給油口にぶつけて(それが相手側の素性が悪く、保険会社にはご迷惑をかけました。)それ以降、あまり自分では運転していないのですが、案外というか都電でやってしまいましたね。当時の勤務先では、「ドイツ車は、盲点なんだよ。全壊廃車となるならば、当社で引き取って、研究用として全ばらしよう」という話まで出ましたが(爆笑)、ハンドワークで凹みを叩きなおしてしまったそうです。よかったのか?この破損では叩きなおしではすまないかもしれませんが、電車本体はは復旧はできそうですね。
今回は全般検査上がりの、制動検査です。梶原あたりはアップダウンがあるが直線区間、制動試験には好適でありますが、従来の経験だけではいかないし、いろいろあるでしょう。まあこの件はいろいろな方が述べていますし、低速だったことから、事故といっても極端なのはないようなので、この点は幸いです。
さて、ぶつかったのは7500系。今回はぶつかったほうも、ぶつけたほうもそこまで複雑な機構を持っていない車に付き、大きな問題があったとは思えません。ただ、たしかにVVVF車とかになってくると基板の集積で成っていますから、問題解決に時間がかかるものあるでしょうな。

で、話題のシンドラー社のエレベータですが、どうもいままでの話を聞いていますと、ある1機種に問題が集中していると見えます。現段階での解釈は強引ですが、結果が絞られて来ているみたいです。
:機械的インターロックを、オーバーし無性にカバーした電気信号装置設定がされていないか。(JR西+信楽高原の事故は結線段階でこのような作業をおこなってしまったうえに、臨時気動車が入るなど、多客対応でしったやかめっちゃかに成ってるところで、信号トラブルを起こし、其のとき「人間タブレット」対応をしなかった。つまり(包括的に)シーケンスのバグ。
ROMやRAMの放熱不足による一部プログラムの揮発
欧州で作られる電子基盤の中には、日本や中国などの放熱環境の想定が予想できず、また無理にシーケンスコントローラを押し込む傾向もあるので、確認を取ってもらわないとこまりますね。また電解コンデンサーのパンクもありうるですね。インバータも放熱不足によるコンデンサー破裂の場合もあります。
盤の脇のノイズが乗ったため。(PLCの中に、インバータを近接して配置するとクロック周波数が上がって暴走したことがありました(経験あり))EMCとかの問題は、日本では2001年以降にはなくなったといいますが使っていたインバータの年式にもよるそうです。

邪推はこの程度にしておいて実情を考えると、大江戸線で使っているエレベータなどとはシーケンス自体が違うようです(2~3F用と高層用とは速度制御の幅が異なる)。だから大丈夫とは言いませんけど。
まあ、メンテナンス会社を1年毎に変えるというのは入札であっても、基板までのメンテナンスができない(LSIに成れば読めというほうが無茶)わけで、データを引き継がないのは、業者としては当然ありうる行為です。基板・PLCのチャートまで渡すと、それはメーカーのノウハウにつながるし、それ以上にシュミレーターまで構築しなければならない。こういうメンテナンス業務はある程度の年限は随意契約にするほうがいいのではないでしょうか。鉄道なんかでも保守は自社(JR・近鉄など)・子会社(京急ファインテックなど)・関係会社(ながの鉄道→長野電鉄の保守子会社)に固定しますよね。つまり「カルテが引き継がれるので安心」なんです。ま5年周期ぐらいがいいのではないかな。
まあ事実は、今後出てくるでしょう。ただ設計の思想と使われ方は異なることがあって、事実熊本市電の新車で最終的にクーラーを三菱製のに替えたのは、「欧州の仕様では、湿度の点で、日本の風土に合わなかったこと」だそうですし。

問題点を並べましたが、本質的な理論以外でエレベータはこわいとかいうのは、気持ちはわからんでもないですが、技術者としては軽率かも。科学する心(これ戦時中の標語です。言葉としてはいいのですが、この言葉の欺瞞性は別の機会に・・・)をもつべき・・というよりそれを旗振りする訴求力のあるエンジニアの発言を、報道機関が伝えてほしい。・・・というか、そんな専門家は安易にTVに出ないでしょうがね。・・orz

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コメント

引用http://homepage3.nifty.com/yoiidea/environment/pollution&education.htm
>第二次世界大戦のころ,盛んに科学する心,ということが叫ばれていたが,結局は大東亜戦争を肯定する科学する心であった。今日,神話教育と科学が平然と共存できる時代にしていく動きが露骨になっているとき,こういうことを容認するような科学教育にしていいものだろうか。

と説明しておきます。

投稿: デハボ1000 | 2006年6月15日 (木曜日) 16時59分

TVニュースの街頭インタビューで自転車の後に子供を乗せた女性が「安心して乗っていたのに、とっても怖いですぅ」と話していましたが、そういうキミの方が(確率論的に)よっぽど怖いぞ!と思わずツッコミを入れたくなりました。ことほど左様に「安全」という言葉は「危険」である、と思います。

それから都電7500形は昭和30年代の車輌の車体だけを更新したものなので、基盤の集積云々は当てはまらないと思いますが。

投稿: TX650 | 2006年6月16日 (金曜日) 10時09分

そうですね。それいうなら8500系ですね。訂正します。

投稿: デハボ1000 | 2006年6月16日 (金曜日) 20時44分

この書き方ではまた誤解を招きますね。
衝突事故を起こしたのは8500型ではなく7000型と7500型。どちらも基盤の集積云々以前の、コンベンショナルな機構を持った車輌です。'(注:当該部分改訂します)

投稿: TX650 | 2006年6月16日 (金曜日) 22時37分

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