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ガスのカードル???

実験や製造業に特殊ガスは欠かせられないものである。圧縮機の開発・検査だとヘリウムガス(漏れ検知)、窒素ガス(燃焼用ガス・有毒性ガスの代用)として使われるのが多い。雰囲気の置き換え(酸素を排除)のためとか、食品のパッケージングにも窒素ガスは良く使われる。タイヤの充填用に、ゴムの耐久性向上を目的として、空気でなく窒素ガスを入れることも流行っている。(効果がどれぐらいあるかは???であるけど)これらは、標準的には、ガスの商社からボンベを買ってくるのが、一番真っ当な考え方である。あと生ビールやハイボールのサーバー、カップ式自動販売機の中には、炭酸ガスのボンベ(組み合わせた物をカードルといいます)が入っていて定期的に交換してますね。
溶接を行うときにも、ガスは欠かせないどころか、その品質、純度によって作業の善し悪しを左右する、作業者自体が管理すること、どんなTEXTでも必ず載っている必須項目である。アルゴン ・炭酸ガス・その混合物・アルゴンと酸素の混合物というのは日常的に使う。またアセチレンガスも溶接には外せないガスである(これは燃焼用に使用する)。こういうのも溶材商が日常的に扱っている。
第一、潜水を行うレジャー用・工事用・漁業用などは200~300キロ(20~30MPa)のボンベを背負うが、これは圧縮空気である。(たまに窒素の代わりにアルゴンとした合成空気というのもある)プロパンガスも高圧ガスですし。もちろん、カセットコンロのもそう。

私は、仕事柄このてを結構扱ってまして、若い頃はころころ長いボンベを転がしてあっちこっちに移動していたから、昔取ったなんとかではないが、「おっ、なれてるね」なんていわれることもあった。ところが、実は家庭にも街角でも、プロパンガス以外に、この手の物を皆さん意外と気が付かずあつかってるんですよね。
はいそうです。炭酸飲料水です。(窒素充填というのもありますけど、メインではない)これらは、高圧ガス保安法の扱いで、一章を割いて「除外」されている。純粋にガスだけ入っている物ではないからという理由もあるのか、扱い出したら膨大な事務手数となるからか。ざっくり言うと1MPa以上のガスが入っているものは本質的に法律の下に入る(空気は容量・圧力によってかなり緩い)のであるが、これは除外しなければつらいでしょう。
とかいえ、このまえ缶ビールをおいておいたら、何かの機械部品の角が当たって、そこからガスとビールが噴霧状態に漏れ出したというのを見ている。それでも、肉厚にはしないそうである。コストというよりも回収時の容量軽減が大きいらしい(潰しますからね)。中身の入ってるときはガス圧力で外殻に張力がかかっているため、容易に変形しないのを逆手にとっているのであろう。

さーて日曜日、スーパーで買い物をしたら、こんなものを見つけて1.2もなく買ってしまいました。意匠がとんでもないし圧力計らしきものが付いておりレッドゾーンまではいっている。(実際のタンクには、ここには圧力計は付きません。また赤い塗装というのもしません。これが消火器と間違うからでしょうが、そういう意味では消火器も圧力容器ですね。)赤い色をしているのは「ガラナ」が入っているかららしい。おまけにバーコードまで炸裂している(意匠の問題。ただしメーカーとしてなにか承認とか取ったらしい)。
炭酸ボンベ」という字の形態も普通のボンベと字体がおんなじである。

なかなか、うまさ炸裂した、商品戦略である。それよりも、この意匠を開発し、認めた会社は「あんたはえらい」。さすが「やってみなはれ」を地でいく会社である。大切にしていてまだ飲んでません。(笑)ハイ。


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コメント

「しょーもない」中にも洒落っ気を感じさせるのが、またこの会社のDNAというものでしょうな。
一見思いつきで無造作にデザインしたように見えて、ロゴ(っていうんでしょうかこの場合??)の大きさ・配置や赤の色味などものすごく吟味されたものだと思います。そうでないと洒落っ気、洗練味は出てきません。そういう作り込みもさすがです。
また「デザインバーコード」のリンクを辿っていくと、これをデザインしている会社のサイトにいきます。ページのつくりも内容も「これぞデザインビジネス」って感じで面白いのでご一読を。

ところで、化粧品や塗料などのいわゆる「スプレー缶」も身近な高圧ガス容器だと思いますが、これの法的位置づけはどうなっているのですか?

投稿: TX650 | 2006年4月 4日 (火曜日) 12時16分

>ところで、化粧品や塗料などのいわゆる「スプレー缶」も身近な高圧ガス容器だと思いますが、これの法的位置づけはどうなっているのですか?
これも特例扱いで外れています。ただし缶飲料とは章を分けてます。
一応典拠を書いて置きます。ただし手元のが旧法での告示NoのためNoなど変わってるかもしれません。
清涼飲料水・・・通産省告示557号(s41/11/18)
エアゾール・・・通産省告示203号(H 3/6/4)
これはフロンと可燃性ガス両方の規定を含んでいて技術基準がたんまりついてくる。
在宅医療用液化酸素・・・通産省告示585号(H1/11/8)
なお鉄道車両も適用範囲外(通産省告示1号(S51/2/21)ですが、実態は法律に準じた設計を指導しています。(所轄が国土交通省にもなる)呼吸用空気はJISに規定されています。

投稿: デハボ1000 | 2006年4月 4日 (火曜日) 14時45分

デザインバーコードのところで、
http://www.d-barcode.com/jp/products/index.html#
のなかにある「男前豆腐店株式会社」というのは驚きました。

この会社http://otokomae.jp/index-pc.htmlは
http://www.sanwatouyu.co.jp/shop/の社内ベンチャーらしいです。なんでもおいしい豆腐を作って、ということで水のいい場所を探し、そこで老舗の多い京都に殴り込みをかけたという話です。(茨城県古河市→京都府南丹市(旧八木町))
玉川高島屋に店があるとか。なんか妻の郷里では話題になっているそうですよ。

投稿: デハボ1000 | 2006年4月 7日 (金曜日) 18時23分

エアゾールの件、母方の義理の叔父が大阪エアゾール工業という会社の技術部長をしており、退職前エアゾールのJIS規格を作ったという話を思い出しました。(現在の㈱ダイソー エアゾ-ル事業部)確かに結婚したときは宇治に住んでまして、その後春日部に引っ越しましたが、この会社は淀と栗橋に工場がありますからそうなんでしょう。
ですから、JISにも似たような規格、ないしは引用規格書があるんでしょうね。

投稿: デハボ1000 | 2006年4月 7日 (金曜日) 23時51分

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