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Shall We ダンス?

いきなりですが、最近の優香は話をまとめるセンスもいいのう。TBSの青木アナウンサーはきゃぴきゃぴしてるのに、やることはしっかりやっているとか言われているものの、話っぷりはなかなかだが。考えてみると2人とも高校の頃は、なんかガングロにして遊んでいたとか巷間伝わってるが、(浦和一女でそれやってたら目立って仕方ないだろうに)それだったとしてもあきる野市出身・優香の方が(以下自粛)。
及川奈央も最近は志村けんの指導?のもと、結構売り出しているし、伸びると思うが、これはこれでトレンドが違うと言うことで。
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こういうおじさんトークはこれぐらいにして少し現実を考えてみよう。
ぼちぼち、技術者倫理本の執筆も緒言(1章)分がやっとめどが立ってきた。(全10回の講義用にしたてる計画)でつらつら考えるに、「日本国内の大学の講義でも精神論・倫理学・安全工学・主体的問題解決法・・・などいろんな議論が模索されている」という現実がある訳で、そこに私は1石(という程でもなくて、1枚の葉・・・ですかね)を投げ入れようとしているのですが(まあ大上段から振りかぶって話をしなくても分かることなのですが、)米の文献の翻訳本と、国内の権威の執筆本について比較してみると、「こりゃ国民性というベースを、きちんと説かなければ、行動の真意を把握できないな」と言う所がおおい。儒教精神・米ならではの開拓者スピリッツというベースがなければ、そのまま文献だけを引っぱがして持ってきても、読者が混乱するという所に腐心している。
ということで、異文化の文献をどうやって持ってくるべきかと言う所に付いては、少し細工/仕込みをしようかなと思っています。
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話を変えます。さっきまでこれ「Shall We ダンス?」をTVで見ていました。高名な映画ですが見たことがなかったのです。
ところが、見ていくうちに段々となんか自分のことみたいに思えてきました。丁度家も手に入り、ローンもなんとなく払っていて、嫁さんと子どもに手を焼きながら、仕事はそれなりにやっているけども、どっか不完全燃焼気味の男。新所沢を横浜郊外に・西武2000系を相鉄8000系に置き換えれば(とまた強引な・・・)まさに一時の自分ではないですか。役所広司も1995年なら私の今の年齢とそう変わりはないはず。
その「凡庸な会社の中間管理職」に対してその回りの助演者が尽く濃いんだなこれが。それが彼の凡庸でけなげな姿を、尚一層鮮やかに浮かび上がらせている。
そして高田馬場とか、池袋ならありそうな雑居ビルのダンス教室。余りにもリアルな世界のなかで行われている、それにしてもあまりにもありそうな、淡いコメディである。不覚にも泣いてしまいました。
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そこでなのだが、今度これを翻案した形で、アメリカ映画が出来るのである。10年というブランクは丁度再構築によいとしよう。
(引用)'96年に大ヒットを記録した周防正行監督作「Shall We ダンス?」。しがない会社員が社交ダンスに目覚め、ダンスを通して人生の意味を再発見していくさまを感動的に描いた本作が、ハリウッド・リメイク版で日本上陸! リチャード・ギア、ジェニファー・ロペスが演じ、オリジナル版に忠実なストーリー展開の中にハリウッド版ならではのゴージャス感がただよう。(引用終了)
しかし、エンタテーメントの国である、興行的感触はしっかり踏んでいる。なにより、バックグラウンドのWORKが異なる。
(引用)オリジナル版で原日出子が演じた妻は、古風で日本的な専業主婦。リメイク版では、妻はアパレル勤務のバリバリのキャリア・ウーマン。そして物語が進むにつれて妻の存在がどんどんクローズアップ。
ボタン会社の冴えない課長。リメイク版は遺産担当の弁護士。“どこか人生にむなしさを感じている”心情は同じ。
草刈民代のかもし出すはかなげな美しさ、そしてジェニファー・ロペスの肉感的な美しさ。“どこか影のある”ヒロイン像は残しながらも、役者自体のもつエネルギーが完全に真逆。
(引用終了)
要するにその作られたバックグラウンドが異なると、こうなりますよということを対比してあまりあるものになるのではないかと思う。「オリジナルを尊重して作ってくれた点に感謝しています」(周防監督)ということにはなってるようだが、ダンスホールの豪華さと、がらんとしたダンス教室の空虚さの対比が陽と陰となっているのに、そこの対比がハリウッド型に全体に嵩上げされ豪華になってしまうのではと心配な気がする。
あと先に延べたように、コントラストを作る非常に存在感の濃い脇役が出てくるのか。これで「みんなのボトムアップ的物語」というべき原作と、3人の存在が際立つリメーク版がおなじかというのも心配。
とまれ、原作は周防氏本人ですし、あんまりとっぱずれたことはないと思うが、日本人的会社員のベースから見た私が、リメーク版で弁護士に共感を覚えるかは別問題ですね。(とはいえ、今度は私は「士」稼業の一員として見るから、違った感想が出来るかもしれない。)
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リメークといっても創る人のバックボーンや観念が違うと、「画像に配置する個性的な役者の位置づけ」も変わる。日本とアメリカでどれだけ違うのか、一度味わってみたい。それが、吸い上げれば今の執筆にも生かせるかもしれない。
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「南極物語」もリメークされるそうですが、こちらはかなり話が変わりそうな雲行きである。
ところで、周防さんは「'56年東京生まれ。大学在学中に高橋伴明監督の助監督となる。'84年、「変態家族 兄貴の嫁さん」で監督デビュー。・・・」やっぱりこの時期に良くあったポルノを踏み台にして一般映画を作り出すという型ですね。高橋伴明氏は母校の先輩で、去年11月、奥さん(女優:高橋恵子)と一緒に文化祭でトークショーをしたそうです。なにはなしたんだろ。

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コメント

西武と相鉄の違いよりもなによりも、役所広司は「失楽園」の主人公がつとまるくらいにカッコイイ、そこが大きいかもしれません(笑)。テレ東の「ガイアの夜明け」を時々(民放を見ない私には珍しく)見るのですが、この番組の案内役もかなりキマっています。
まあ彼も区役所に勤めながら劇団員をしていたという苦労人ですから、そういう人生の紆余曲折をさりげなくにじませた渋い男を目指せば、デハボさんも結構イケるかもしれませんよ!(「失楽園」をやっちゃまずいですが…)
(役所広司といえば、「笑の大学」は劇場で見ましたがとてもよかったです)

投稿: TX650 | 2006年3月25日 (土曜日) 10時09分

>役所広司といえば、「笑の大学」は劇場で見ましたがとてもよかったです

ええ、これも見逃してますので、次はこれですね。(題材としては舞台にした方がいいという話ですね)失楽園は一寸ね・・・

投稿: デハボ1000 | 2006年3月26日 (日曜日) 00時41分

>人生の紆余曲折をさりげなくにじませた渋い男
になれるかと妻に話したら、「なれるわけないでしょうに」と一括否定された。

投稿: デハボ1000 | 2006年4月 2日 (日曜日) 01時52分

それを言っちゃぁおしまいですが…(笑)

投稿: TX650 | 2006年4月 3日 (月曜日) 04時07分

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昨日はテレビで「Shall we ダンス?」を放映してたのに、ゲームやってて観そ [続きを読む]

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