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水もの

世の中には水を使った慣用句は数多い。
たとえば 水物  水商売  水に流す  水清くして魚住まず 日本人は水と安全はただだと思っている ・・・・・・禊というのもその一つの形態かもしれない(禊「みそぎ」については諸説ありようですけどね)
汚いなあと思う水でも、よくよく見ると、魚にとっては、プランクトンが多くて住みよかったりするものらしい。また水に関しては、地中から湧き出る温泉もその一種であるが、その成分などによって珍重されたりする場合も多い。ましては、その成分によって治癒が認められているが、その現象面の経緯を追認しようとしてもできないことが多いなど、まだまだ、追求することはいっぱいある。
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湖沼・河川の水質浄化などの仕事をしたことがある。配置設計・制御設計・施工方案調査と管理を主にしていたが、そのとき、一緒に仕事をした専門家から見せられたのは何枚かの顕微鏡写真。
「この湖には一杯プランクトンが住み着いているのだよ。こんな写真があるのだ。」
「これも・これも・・・けど形が違いますね。なんか特有な作用にこのものを・・・とか言うことの研究はあるんでしょうね」
「それが、なかなか同定できないようだね。ただ、空気ばっかし入れればいいというものではない。それなりの環境が大切なんだよね。」
ほんと、われわれの知りえない世界である。しかも単にきれいにしたらといって、活性炭をボンボン入れ、撹拌のみをしたりして済むのかというと、ここに適当な酸素(空気でいいのでしょう)を投入しない限り、こんどはきれいだけど、魚・・というかその食料であるプランクトンとか藻とか水草とかがすまない、死んだような湖沼が出来るそうである。
「街中のたとえば、城のお堀とかなら、それが評価される場合もあるんだけどね。一般的に考えれば、これもまた不自然というものなんですよ。」まさに田沼意次じゃないが「水清くして魚住まず」というようなものである。
よーく考えると、まあ自然界の作用・土砂崩れなどの自然要因もあるにせよ、汚しているのは人間の生活活動が誘引なのである。そこに気がつき、河川をきれいにしようとすることは、まあ人間の生活形態を含めたトータルなサイクル形成の上でよいとしよう。ただ、どのところを捉えて、元に戻ったと同定するというのは本当に困難である。
ある先生の博士論文を読んでいると、一次関数で各種評価基準値を同定しており、ただし、統計処理などを駆使して評価しておられる。わたしみたいな大雑把な人間は、多次元の評価要素が交錯しているのなら、エクセルで循環計算して収束判定するほうが・・・なんてかんがえ、聞いてみると、どうも「実用性に乏しい。また現場ですぐ使えるものにならない」という意見。かように、色々考え方、用途、実用性、相関性と要求精度を考えると本当に机の上だけで判定するように出来るまでの苦労はあるらしい。
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水は、きれいなもの、浄化するものという意味では、泉という名前はかなりそれなりに宗教的意味合いもあるようだ。一例として日本には「泉中央(仙台市営)」「いすみ中央(相模鉄道)」「和泉中央(泉北高速鉄道)」というように(もっとも最後のはいささか違うか・・・)同じ名前があちこちにある。「泉(常磐線)」というのもあるが、これは温泉由来かな?。
仕事のからみで腰痛を引き起こしてから、温泉逗留をして直すことがしばしばあった。以前は、花巻の大沢温泉とか、宮城の青根温泉、と逗留しているが、最近はあんまり遠くにいくのも、かえって疲れがたまったり、いざというとき医者がいないところも問題があるから、この3年ぐらいは湯河原温泉ばっかりである。かれこれもう10年ぐらい通っている。このときばかりは行き帰りにグリーン車なぞ使う。なじみの湯治宿があるのだ。
さて時2月、湯河原は、そして隣の熱海は梅の季節、ぼちぼち気持ちも、何もかも洗いに出すために、出かけようか。けどその前に「仕事を水物にしちゃだめだね」。

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コメント

死んだような湖沼・・・

きれいな湖でも生物がいないと「生」を感じず、冷たい死んだ湖に見えるのかもしれませんね。

人間って敏感に「生のエネルギー」を感じる生き物だと思います。
よく、「人の気配を感じる」って言いますが、それも「生のエネルギー」を感じているからじゃないでしょうか。
温泉も地球からの「エネルギー」がたくさん詰まっているので身体が反応するのかもしれませんね。

投稿: ジーズ・フィールド | 2006年2月22日 (水曜日) 19時24分

こんにちは。こちらにコメントありがとうございました。ダッソーシステムのことをご存じでしたか。パソコンが使えるセミナー室もあり、3DCADを教わることになるかもしれません。

投稿: KADOTA | 2006年2月22日 (水曜日) 20時17分

こんばんは,こちらでは初めましてです.
綺麗な水と魚.
一般に海洋では,透明度の高い海には魚がいません.海の砂漠と呼ばれています.
結局,遠洋漁業は他国の沿岸に出かけているに過ぎない...
生き物と環境はとても難しいと感じます.
生物と工学が結びつくような研究がしたいものです.

投稿: どぼくのせんせい | 2006年2月24日 (金曜日) 19時53分

>一般に海洋では,透明度の高い海には魚がいません.海の砂漠と呼ばれています.

よく、透明なさんご礁のある海で熱帯魚が泳ぐ・・・というのはある意味作られた世界なのですか・・・。イメージ変わりました。(もっとも熱帯魚は漁業資源にはなりにくいでしょうが)

投稿: デハボ1000 | 2006年3月 3日 (金曜日) 05時25分

さんご礁の海は別の意味で浄化能力が働いて澄んでいるのはなかったでしたっけ?また「どぼくのせんせい」さんがおっしゃっているのとは透明度の基準が違うのではないでしょうか?
「作られた世界」というのとは違うと思いますが。

投稿: TX650 | 2006年3月 3日 (金曜日) 10時23分

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