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水素燃料電池(1)

首記の展示会が東京ビックサイトにてあったので、くそ忙しい折ではあったが、いってきた。

以前、この関係の仕事をいろんな角度から、TRYしたことがあったので、非常に興味をそそられるところである。どれだけとんでもないかは、下記のしごとから見ればわかる。
1:水素充填用高圧圧縮機の検討(CNG関係では試作までやった。また某エンジニアリング会社の検討用資料も作ったりしたことがある。)2種類のシステムを担当。
2:水素生成ライン(実は製油所や製鋼所では副産物として水素が沢山できるのだ。大概は燃やしていたが、最近になって有効な利用方法のひとつとして注目されている。)ブースター用圧縮機のサイジング検討と、検討標準書を作成し普及。
3:高圧水素用タンク(塔頂類というものですが)の高圧ガス保安法に基づく検討と計算書作成(建築による構造計算書みたいなものです)。
4:燃料電池自動車のセルスタックに関するAl溶接技術の検討を複数。(某カーメーカの依頼案件だった・・・ただ退職1月前なので、技術提案だけでストップ・・・)

以前いた会社でCNG用の燃料電池に関する検討をしこたまやって、(それも体を壊す原因になったのだが)この辺の周辺知識はある。しかし、防爆関係は一般的な燃焼性ガスに比べて、非常にたくさんの限定要因があるので、そのあたりのリサーチ、さらに、補機であるメーターなどの計装システムの構築に関しては、今後の自動車業界、燃料の石油依存脱却を占う項目になる。

ここまで書いて、自分はまだこの時代の技術に執心してるのかと、みんな、思われるであろう。しかし、この仕事自体が国策に沿った計画に乗っかってるだけだよ・・・といってうそぶくのも、まあわからんでもないが、私は割り切りのいいほうじゃないのです。
ああそうかよ。だったら未知の世界に進んで飛び込んでいって、自分にとってだけでも仕事を面白くしようじゃないかよ
こう思い込んで、仕事を面白くした、なにかの都合で面白くできた、かくて面白く思い込んでしまったからこそ、細部に突っ込んでなんとか技術者として生計を立てられている基盤なのです。おもしろくなきゃ仕事でない。(BY フジテレビ)これはだれでもそう。(金のため、生活のためだと割り切る人もいるだろうが)どうせやるなら、自分にとっての動機付けを思いっきりして、隘路にもどんどん突っ込み、どうせやるならアクティブにやらんと・・・というわけです。私は自分で仕事を面白くさせていく、という気概で40まではやってきた、ただ馬車馬の如く。しかしやっぱりそういう順応性が少しずつではあるが、なくなってきたな。加齢からかなのか、そこは問えないが、その落ち込みはつらい。

さて、展示会場には昔付き合った会社なども出展しており、カタログなどを請求したり商談したり、もらったりしていた。顧客のアドバイスにも対応するという情報収集も兼ねていたので、その用途を淡々とこなしていた。・・・といううちにその当時の勤務先が親会社と共同出展しているところに出てきた。
あっ。NEDO委託開発の、1000キロ充填用圧縮機の試作機がでている。カットモデルがある。こんな技術で逃げたのか。こんな方法でやっているのか。(おお・・・・・)毎日日曜日まで出てきて検討していた若き日の思い出とともに、冷静に見てみると、この手でするには問題点もあるな。大体高圧ガスの認可が通るのか??(水素だと法規的にうるさい)。油をなにか工夫しなければならないな。
というところで開発担当者(課長)と話し込んでいると、隣で充填用計量装置を説明していたのは。私と入社が同期の男だった。(彼は営業技術の課長)もちろん若いころはよく飲んだ仲。私が事務所をもって自立したという話を聞いて、非常に驚いたようだった。このマシンの担当者は実は全員、旧知の間柄(元上長が3人いる)で、今でも年賀状が来る。しかしここまで技術が進んでいるというのは」まあ面子を考えると驚きである。とともに、これが開発の可能性があるのに、と当時管理職にプレゼンしても開発費用の分配を受けられなかった(プレゼン(といっても論文執筆でして、PPTではありません。)の力不足と、技術経営力が会社になかったのか、たぶんどっちもだろう)のが「悔しい」。

ひとしきり、近況と名刺交換、またその中の一人(この人も、技術士(環境部門)・かつ環境計量士という人です。法規面と、官庁対応をメインに動いています。)には明日、名詞を渡すようにお願い。そして、カタログを事務所に送ってくれるように頼んで帰ってきたが、この技術は今後の「自分が有効に生かせる技術である。」ことがわかったので大切に、育てていかなくてはならないと認識を新たにした。高圧ガス・爆発防止・流量制御・・・・と面白いことがいっぱい。厳しいことも多いが、自分にとっては、なにか夢が浮かぶ技術。

これって、オレ昔を引きつりすぎなのかな。けどこだわらなければならぬ過去の実績もあるのだ。(続)

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コメント

こんにちは。M1のねじがあることを教えてもらいました。こちらのURLをご覧ください。

投稿: KADOTA(M1のねじ) | 2006年1月31日 (火曜日) 07時05分

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