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OnとOff・入と切・正と悪

NHKでこの前やっていたパロディーでこんなのがありました。(深夜時間帯です)
ビジネスマンでPCやメールを使えない人が言う理由・・・「いやー、僕はアナログ人間だからね」 repeat after me「いやー、僕はアナログ人間だからね」・・・・云々。
けど、それって通信のことを分かっている技術者なら、あんまりいい言い訳にならないということはわかるんですよね。(苦笑)僕も通信や電子機器のことは門外漢ですから、それ以上はいえないんですが。
かくのごとくアナログという意味はなかなか誤解されやすいもののようです。またデジタルというのも逆に誤解されそうですね。「CDはデジタル信号であるから、高分割されているされているからとはいえ、所詮はONかOFFの世界だから・・・・やっぱり音楽はアナログ信号をアナログに増幅するレコードに限ります。」・・・という音楽愛好家のかたがTVに出てらっしゃいましたが、「あそこまで細かく時間軸や周波数を分割し、それをまとめてるという意味では、人の耳に影響の出るような差異は出るわけがない」という意見もあるんですね。
さてこのデジタルタイプのものの考え方で、倫理的な事項に関して、これはいい・これは悪いというのを、貫き通したら、すべて物事は上手くいくのでしょうか。そうとは僕は思えないのですね。必ず間に設定されるものがあるはずなのです。そういうのもありで、デジタルというのも結構アナログ的なものを引きずりながら、今に至っております。だからこそ、みんなが使えるのです。
計測器を触る方はご存知でしょうがアナログ/デジタル変換器というもの(A/D変換器と言います。反対の機能をするものをD/A変換器といいます。)の場合、ひとつの計測結果によるアナログ的数値をデジタル的に伝達するためには、廉価なものでも256個の分割をして擬似的にアナログ信号とデジタル信号を等価相当にしています。使う機械での内部演算処理ではともかく、人とのインターフェースにはそのほうがやっぱりやさしいようです。
世の中が変わっていってもやっぱりこういうところは、引きずっていくのではないでしょうか。たまたま今、時節柄、郵政改革がまな板にあがり、賛成した人 賛成しなかった人というように議員さんに線が引かれているようです。とはいえやっぱりその間でアナログ的に動く人はいました。退席した議員、休んだ議員 いましたよね。
たしかに「ONかOFFか」という判断は明快でしょう。クリアでしょう。実行力とかいう指標から見たらそうでしょう。全部否定できるものでもないでしょう。けどやっぱり割り切れない気持ちを残してしまうのは、私が弱い人間だからでしょうか。
以前図書館で読んだ本で、結構心に残った本。最近入手し、電車に乗ったりしているとき、読んでます。「OnとOff」(新潮文庫)SONYの社長だった出井さんの本です。これは日々会社のTOPから社員にメール送信し続けた文章を、まとめた本です。会社員的な哲学が入ってますから、毛嫌いされる方もいらっしゃると思います。けどこの本の文章にはどこかアナログ的なところが、やっぱりあると感じるんですね。従ってこれは「人間としての生活のOnとOff」の話といえましょう。
実は、倫理的な社会で、デジタル的にものを考えて一刀両断することは、出来る方もいらっしゃるとは思いますが、すくなくとも僕にはできないという一種の間仕切りがあるみたいです。農耕民族だからですかね。なぜでしょうか。不思議です。

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コメント

本日より類似品が出回っているため、HNをフル表示に切り替えます。さて・・・
一刀両断はできないとおっしゃりながら、「農耕民族だから」と日本人にありがちな単純化思考を持ち出されますか??
もうひとひねり欲しいっすね。

投稿: TX650 | 2005年8月24日 (水曜日) 22時34分

類似品がでてますね。

そうなんです。書き込んで見ましたが、実のところまだなやんでるんですよね。続編を書くことになるでしょうか。

投稿: デハボ1000 | 2005年8月24日 (水曜日) 23時26分

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